広岡サン、混乱してない?ちゃんと覚えてる?

広岡サン、名選手名監督だったが、別に大御所ではない。ヤクルトで1回リーグ優勝と日本一、西武で2回リーグ優勝と1回日本一、(吉田)阪神に取りこぼし、唯一の日本一をプレゼントしたヒトだ。圧倒的戦力差がありながら星野楽天に取りこぼし、星野に人生唯一の日本一をプレゼントした巨人原辰徳とあまり変わらない。

巨人や阪神の体たらくについては、能力不足の監督を長く据え続けた弊害だ。巨人は原辰徳をオンナ問題の口止料3億をヤクザに渡した件の追及逃れで、高橋由伸に押し付けた3年を除き、3期に渡り川上哲治より遥かに長い監督を務めさせている。単なる"球界の安倍晋三"だ。能力ないのを露呈した全権監督を放置している、巨人フロントにも問題がある。同様なコトは阪神にも言える。和田監督最終年、CSを勝ち抜き日本シリーズに出た。和田監督辞任は既定事項として辞めさせ、カネモト⇒矢野と据え、日本シリーズに出た戦力を残らず解体してしまった。育成を自らの抜擢と勘違いした両氏は、攻守走実力で達していない選手達を次から次に出し、負け、既存戦力とダメな抜擢選手を干し続けた。NPB2位3位の総年俸は、単なる浪費に過ぎない。

国内FA、NPBコミッショナーが頭角示した選手を巨人が買う機会を得て、巨人に"日本のヤンキースを作る"機会として設けた。しかし、実際の国内FAで、巨人が獲得した獲得選手、殆ど試合にすら出られずに終わる。言わば"ボロを掴まされた"に過ぎない。今、巨人で活躍してるFA移籍選手は丸しかいない。また、球団事務側の評価テーブルなさやボロさを露呈、3割や10勝を3・4年しただけで1億突破できるようになり、野球の質と選手年俸が見合わなくなった。

CSとは、元々、巨人がリーグ優勝できないシーズンでも日本シリーズに出る、再チャレンジの機会として設けたんじゃないの?NPBとして、二重のセーフティーネットを作った。それでも、思ったより巨人は日本シリーズに出られない。また、日本シリーズで1試合勝つコトすら久しい。広岡サンはゲーム差などによるアドバンテージなど言ってるが、MLBやNBAより遥かに上位フィニッシュのアドバンテージは付いている。MLBやNBAなど、アドバンテージはホーム開催1試合分しかない。NPBでは、全試合上位チームホーム開催、しかも1勝アドバンテージ付。(1stラウンドも、1勝1敗1分なら2位チーム勝ち抜き)

広岡サン、プレーオフがキラいでちゃんと見てないのでしょ?

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球界大御所がヤクルトにマジック点灯のセ・リーグを一刀両断…「ヤクルトは独走Vする。巨人のメークドラマなどない」
7/5(火) 6:31 Yahoo!ニュース
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ヤクルトの主砲、村上宗隆が”無双”の打撃でチームを引っ張っている
セ・リーグペナントレースはヤクルトが2リーグ制になって史上最短でマジックを点灯させ、独走態勢に入った。2位の巨人とは13.5差。巨人は、1996年には11.5差、2008年には13差を逆転したことがあるが、メークドラマ、メークレジェンド越えはあるのか。それともヤクルトはこのまま逃げ切るのか。巨人OBでヤクルトの元監督でもある球界大御所の広岡達朗氏に意見を聞いた。

「ヤクルトと巨人の違いは鮮明だ」
 ヤクルトが独走態勢に入った。
 2リーグ制導入以降、最短マジック点灯の可能性があった7月1日からの横浜DeNAとの3連戦。1日の初戦は打ち負けたが、2日の2戦目に延長戦の末、塩見のサヨナラヒットで逆転勝利してマジック「53」を点灯させると、3日の第3戦は中村の2本塁打、丸山のプロ初本塁打などが飛び出して11―4の圧勝。14カード連続の勝ち越しで貯金を「28」としてマジックを「51」に減らした。2位の巨人とは13.5差、3位の広島とは15差である。
 巨人OBでヤクルト、西武で監督として日本一に輝き、ロッテでGM経験もある“球界大御所の”広岡氏は、ヤクルトが独走することになった理由を「ヤクルトは投打のバランスがいい。よくやっている。だが、ここまでのゲーム差を2位以下のチームにつけるほど投打に抜きん出た戦力があるわけではない。つまり巨人、阪神を筆頭に他球団の体たらくが、この状況を作ったすべての要因なのだ」と厳しく分析した。
 「投打のバランスがいい」という評価の内容は、こうだ。
「投手陣が頑張っている。小川も序盤は苦しかったが、完全に立ち直り立派な軸となっていてベテランの石川もゲームを作っている。私が特に評価したいのは中継ぎの2、3番手の安定感だ。そこで、我慢している間に攻撃陣が点を取る。逆転勝ちが多く、逆に逆転負けが少ないのは、そういうことだ。2軍に尾花投手コーチがいるが、彼がうまく投手を調整して1軍に送りこみ、投手戦力の1、2軍の循環がスムーズに進んでいることが背景にあるのだろう。ブルペンが疲弊してしまって勝ちゲームを落とす巨人とは対照的だ。高津監督の采配の“我慢“もあると思う。抑えのマクガフがしっかり機能しているのも使う側の我慢だ」
 ヤクルトのチーム防御率の3.01は阪神の2.82に次いでリーグ2位だが、救援防御率の2.56は阪神に並んでリーグトップ。交流戦では中継ぎ陣は11試合連続で無失点を続けた。
 マクガフにつなぐ中継ぎ陣が充実している。左腕の田口は今なお防御率0.00。梅野も防御率0点台で、清水、今野は1点台。大西、石山、コールらも安定感がある。
 逆転勝ちはリーグトップの22試合あるが、さらに注目したいのは逆転負けが7試合しかないこと。巨人が16試合、阪神が18試合も逆転負けしているのに比べて対照的だ。先取点を奪った試合も34勝6敗1分けで逃げ切れる強さがある。
 広岡氏は、「打撃陣が投手陣の苦しいときにカバーした。だから阪神や中日のように投手陣が踏ん張っているのに勝てないというゲームが少ない。4番の村上がクローズアップされているが、彼の前に走者を置く展開を作れていることが大きい。特にリードオフマンの塩見の存在感が目立つ。盗塁もするしチャンスに強い。規定打数に達した3割打者は、村上と塩見の2人しかいないのに得点力が高いのは、いかにチームとしてチャンスに効率良く点を取っているかということだ。加えて長岡や内山、太田らの若手が自信をつけてきた。ベテラン、中堅、若手とチームバランスがいい。これも高津監督の我慢起用の成果。増田陸くらいしか若手の出ていない巨人との違いが鮮明だ」と言う。
 打撃10傑には.316で3位の塩見と.307で6位の村上の2人しかヤクルト勢はいないが、チーム打率.258、得点355、本塁打95はいずれもリーグトップだ。

 その上で広岡氏は、こう結論をづけた。
「ヤクルトは、このまま独走するだろう。巨人のメークドラマなどない。夢みたいな話だ。もちろん阪神も届かない。すでにヤクルト以外のチームは、クライマックスシリーズ(CS)出場狙いに照準を切り替えているようにも見える。そうなってしまっては逆転などない」
 1996年には長嶋巨人が11.5差を逆転してメークドラマの流行語を作った。2008年には原巨人が阪神との最大13差を逆転してメークレジェンドを成し遂げた。過去の例から見れば13.5差からの逆転の可能性はゼロとは言えないのだが、OBの広岡氏は、巨人に関してはとりわけ厳しい見方をしている。
「野球がまったく進化していない。先発投手陣に菅野に続く柱が出てこないし、中継ぎは疲弊してしまっている。大勢も宝の持ち腐れだ。横浜DeNAからFAで獲得した梶谷と井納はどこにいるのか。若手にも個性のある選手がいない。才能、素質のある選手はいるが指導者が育てきれていないのが現実だろう」
 4番の岡本も村上と比較して一刀両断。
「村上は下半身、つまり体幹がしっかりしているから、ぶれないし崩されない。打席での顔つき、ピンチになった際の投手への激励の仕方などを見ていてもメンタルの強さを感じる。打率が難関で3冠王は難しいのかもしれないが2冠はとる。対照的に岡本には力感がなくなっている。数字もそうだが、4番として村上には、大きく差をつけられた。2人の環境の違いも影響していると思う。ヤクルトはメジャー経験のあるチームリーダーの青木がどんと構えていて村上の責任を軽減させ、自由にやれるように支えているように見える。巨人には坂本がいるが、岡本を引き上げてやるようなリーダーシップには欠ける。坂本のように怪我で試合に出られない期間を作る選手はリーダーにはなれない」
 村上は打率.307、29本、78打点。一方の岡本は打率.256、20本、60打点である。
 ヤクルトが独走してしまうのであれば、ペナントレースの焦点はCS争いに移ることになる。こういうケースを想定してファンの興味が最後まで失われないことを目的のひとつとして導入された制度である。だが、広岡氏は逆の意見だ。
「CS争いに興味はない。最終的に何ゲーム差をつけるかわからないが、独走Vしたヤクルトが、もしCSで敗れたりすれば、日本シリーズの価値はどうなるのか。他球団の体たらくで招いたヤクルトの独走は、逆にCS見直し論に発展すべき機会なのだ」
 広岡氏はチーム数の多いメジャーリーグポストシーズンを日本に導入するには無理があり、利益追求主義にしか見えず、「昔の形式に戻すことを希望するが、それが無理であれば、コミッショナーがリーダーシップをとり、なんらかの形式変更を考えるべきではないか」と提言する。
 具体的な新方式の提言はなかったが、ゲーム差に応じて、なんらかのハンデを与えるなど、より優勝チームが日本シリーズ進出の可能性が高くなるような方策が必要だと考えているようだ。ヤクルトは巨人と今日から東京ドームで3連戦を迎える。
 (文責・駒沢悟/スポーツライター)

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