ヒール&トウ、基本はダブルクラッチの省略形でしょ?

ヒール&トウ、基本はダブルクラッチの省略形でしょ?

元々、耐久レースなど、メカを長く持たせるため、特にエンジンやミッションやクラッチには交換にトンでもなく時間がかかるため避けたい。だから、練習走行迄で各ギヤの回転域をキチンと覚えて、クラッチニュートラル⇒空ぶかしで速度域の回転数へ⇒クラッチ⇒該当ギヤへ⇒クラッチ戻しを繰り返す。

スプリントなどでは、そんなに悠長にやってられない。シフトアップはノークラッチで行う。Hパターンの場合、変速するギヤに向けて力を加え続けると、合った回転数の時に吸い込まれるように入る。

クラッチトラブルなどでクラッチが使えなくなった場合、この方法でシフトアップもダウンも行う。89年F1開幕戦ブラジルでマクラーレンホンダのA・プロストは、3度のタイヤ交換すべく1/4でピットインしたが、ピットアウト後にクラッチ破損発覚!残り3/4をタイヤを労りつつ走行、フェラーリ640のN・マンセルには3度抜かれたが、ナニーニやパトレーゼやハーバートらを振り切って、2位に入った。

ワタシも会社の帰り道、S12シルビアRS-Xのクラッチが切れなくなり、この方法でシフトアップもダウンも行い、寮に帰り着き、修理工場に入庫した。

シフトアップは回転数落ちる方向だからそうできるが、シフトダウンは回転数を上げるため、ブレーキング⇒クラッチ⇒空ぶかしで速度域の回転数へ⇒クラッチ戻しを行う。この時、最初にブレーキングした右足褄先の踏力を変えずに、右足褄先を軸に回しながら踵でアクセルを煽る。バカなヤツは右足を最初から横向きにして、ブレーキを踏みかかるが、ブレーキ踏力を最大に立ち上げられない。

 

 

 

 

 

 

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今さら聞けないヒール&トゥ! 本当に必要? その役割と練習方法とは
7/30(土) 20:10 Yahoo!ニュース
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「ヒール&トゥ」はマニュアル車で使う技術
 ヒール&トゥというのはマニュアルトランスミッション(MT)のクルマでスポーツ走行時などに使われるテクニックです。

【画像】減速時に「ヴォン!」ヒール&トゥのイメージ写真を見る(9枚)

 スポーティなMT車を所有・運転するユーザーには聞き慣れた運転テクニックかもしれませんが、その役割はどのようなものなのでしょうか。

 
マニュアル車で使う「ヒール&トゥ」はどのような目的で使うのでしょうか(写真はイメージ)
 ヒール&トゥは、クルマのスポーツ走行時などにおける減速時、MTのシフトダウンをおこなう際に使うテクニックです。

 エンジン回転数をトランスミッション側と同期させる事により、シフトショックを起こさずにシフトダウンを完結させ、クルマの姿勢を安定させつつ減速後の再加速(コーナー脱出時等)を適したギアで行うための技術です。

 MT車で変速を行う際、減速が不十分なままシフトダウンを行うと、クラッチを繋いだ瞬間にエンジン回転数が急上昇し、エンジンブレーキによる強い減速で前方向への急な荷重移動が起こってしまいます。最悪の場合、駆動輪がロックするシフトロックもあり得ます。

 これがスポーツ走行時などのハイスピード域で発生すると、スピンや横滑りといった危険な動作を引き起こしてしまいタイムを落としまうばかりか、重大な事故に繋がる可能性もあります。

 ではヒール&トゥは実際にどのような操作手順でおこなうのでしょうか。

 ヒールというのはかかと、トゥはつま先を意味します。MT車にはペダルが3つ備わりますが、左足でクラッチペダルを操作しながら、右足はかかとでアクセルペダルを操作するとともに、同時に右足のつま先でブレーキペダルを操作する技をヒール&トゥといいます。

 通常走行では、右足はアクセルかブレーキのどちらかを操作し、左足のクラッチと合わせ同時操作でも2ペダルまでを動かすことになりますが、ヒール&トゥのテクニックを使えば、最大3つのペダルを同時に操作することができます。

 ここでヒール&トゥのやり方について、さらに詳しく解説しましょう。

 まず、ブレーキペダルの初期操作は通常時と変わらず右足のつま先で操作し、クルマを減速します。

 目的のスピードまで速度を低下させた直後、左足でクラッチを踏み込むと同時に右足のかかとでアクセルペダルを操作します。クラッチが切れてミッションとの接続が切れた状態となったエンジンの回転数を上昇させることができます。わかりやすくいえば「空ぶかし」です。

 このとき素早くシフトダウンを行い、左足のクラッチペダルを離してエンジンとミッションを接続します。

 ここでクラッチを繋いだ瞬間にシフトショックが発生しなければ、ヒール&トゥは成功です。

 操作に慣れてないとエンジン回転数の調整に苦労する事になりますが、ここに関しては反復して「コツ」を掴む必要があります。

 なぜならば、エンジンの特性や変速比、ペダルの位置関係などクルマによってさまざまなので、ドライバー側の調整が必要となってくるためです。

公道では必要ない? ヒール&トゥはどのように練習するのか
 ではヒール&トゥはどのように練習したらいいのでしょうか

 まずは操作の練習の前にヒール&トゥを行うのに適した靴を履く事が大事です。底が薄めでタイトな靴が理想的です。ペダルの踏み替えがしやすくアクセルやブレーキに伝わる反力なども感じ取りやすいです。

 
ヒール&トゥはサーキット走行などで重要な技術、公道では必要ない?(写真はイメージ)
 操作の練習としては、最初のうちはより高いギア(5速や6速)からのシフトダウンから初めていくのが良いでしょう。

 これはMTの仕組み上、高いギア同士の方が変速比の差が小さく、仮に上手くいかなかった場合でもシフトショックが少なく駆動系への負担も低減できるうえに、急なエンジンブレーキによる事故リスクも抑えられるためです。

 かかとでアクセルを踏んで回転数を合わせる動作も、高いギアの領域のほうが軽く済みます。

 最初はブレーキ操作を同時に行わず、アクセルで回転数を合わせることのみを意識しながら回転数を合わせていけるように慣れていきましょう。その後、ブレーキ操作も追加していき、慣れの状況に応じて、1段ずつギアを下げていくとスキルアップもしやすいでしょう。

※ ※ ※

 前述の通り、ヒール&トゥはサーキット走行などで周回タイムを秒単位で縮めるようなスポーツ走行時などに重要な技術となります。公道の走行ではそこまでの急減速と急加速を要することはないので、あまり必要とはしない技術といえるでしょう。さらにヒール&トゥをすると、ミッション側との回転数を合わせるため余分にエンジン回転数を上げるので、燃費も悪くなります。

 また最近のクルマはシフトダウンの際に自動的にエンジンの回転数を合わせてくれるようなブリッピング機能が付いているのも存在します。トヨタのiMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)が代表格です。そのような車種なら、ドライバー側でヒール&トゥのような難しい操作をおこなう必要はなくなります。
くるまのニュース編集部

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