今の日本投手陣編成、継投順はリスキーじゃない?

今回、第5回WBCに当たって、栗山監督の選抜した投手陣は、かなりの割合でパワーピッチャーだ。だが、本来ならキャンプ中や年齢的問題や古傷など、個々の問題で調整に差が出ているのも確かだ。

実際、今回WBCで投げている投手陣、大会に入ってからはパワーピッチ、多少失点あっても大崩れしていない。責任回数をキッチリこなしている。

ただ、ダルビッシュ有の調整段階的に見ると、複数回を使う状況にはないように見える。1回ではコントロールもキレもバッチリだが、回を跨ぐとやたら捉えられ飛ばされている。昨日の大谷翔平も、3回辺りから捉えられ飛ばされていた。(だから、余計に力を入れて、カレには珍しく、右打者インハイ側へタマが抜け出した。)

国際試合への責任感や気負いか、変化球が減り、オールスター以上にパワーピッチ傾向になり、ヘバりが早くなっているように見える。

1失点はしたが、宮城は良い傾向のピッチングをしたし、今永も引っ張れる感じだ。

特に、イタリア戦の大谷⇒伊藤⇒ダルビッシュ⇒今永⇒大勢では、前の3人は右パワーピッチャーだ。タマを見やすくなってしまう。

今回の選抜、高橋礼らのようなアンダースローいないし、サイドハンドは大勢だけだ。もちろん、東京五輪の青柳のように、活かすリードできなければ持ち腐れだが。

準決勝以降、右本格派ばかりを繋ぐのは危険な気がする。せめて、宮城や今永や高橋らを挟むべきと思う。

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「まさに不公平だ」ダルビッシュ有が “異例の”中継ぎ登板!日本の“投手層の厚さ”に米記者は嘆き「馬鹿げてる」【WBC
3/16(木) 23:38 Yahoo!ニュース
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中継ぎとして準々決勝で登板したダルビッシュ。その起用に米記者は驚きだったようだ。写真:鈴木颯太朗
 3月16日、ワールド・ベースボール・クラシックWBC)日本代表は、準々決勝イタリア戦を行ない、ダルビッシュ有パドレス)は4番手として登板。2イニング(27球)を投げ、被安打2、被本塁打1、1奪三振、1失点とやや苦しんだものの、慣れない役割をこなし、日本を勝利に導いた。

【動画】「馬鹿げている!」と米記者驚き!ダルビッシュが中継ぎ登場シーンをチェック

 

 7対2と5点リードの7回から、チーム最年長はマウンドに上がった。まずベンジャミン・デルジオ(カブス)から152キロの速球で見逃し三振を奪うと、大谷翔平(エンジェルス)の同僚デビッド・フレッチャーを三ゴロ、さらにサル・フレリク(ブルワーズ)を遊ゴロと三者凡退に仕留めた。

 7回裏に2点の追加点を挙げた日本代表。援護を受けたダルビッシュは、8回も続投するも、やや手こずった。1死からデビッド・フレッチャーの弟ドミニク・フレッチャーにソロ弾を浴びると、続くブレット・サリバンに右安打を許した。それでも続く打者を二併殺打に打ち取り、マウンドを後にした。

 慣れない役割も1失点で凌いだ右腕。米国の記者は、メジャーでも抜群の安定感を誇るダルビッシュをリリーフに回す日本代表の層の厚さに目を丸くしているようだ。米ポッドキャスト番組『WBC Central』のショーン・スプラドリング記者は、「ショウヘイ・オオタニが先発した。そしてユウ・ダルビッシュがリリーフで登場」と速報をうち、「馬鹿げている!」と驚嘆した。

 さらにMLB公式『MLB.com』のマット・モナガン記者は、「この日本の投手陣は、まさに不公平だ」と嘆いている。

 同ゲームは9対3で勝利を収めた日本代表は、今後チームは米マイアミへ移動。そして現地20日(日本時間21日)には、プエルトリコ対メキシコの勝者と激突する。

構成●THE DIGEST編集部

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