基本、先発投手に中継抑え付け焼き刃は危険!

基本、先発しかしてない投手に中継や抑えを付け焼き刃でやらせるのは難しいのだ。もちろん、デキる投手もいる。だが、ある程度立ち上がりをクルージングする先発に対し、中継や抑えはバリバリで立ち上がる必要があり、心身のコントロールやウォームアップが変わって来る。一方で、昔の横浜遠藤や巨人⇒MLB上原らのように、身体状況や意外な適性を示す場合もある。

ダルビッシュ有は37歳、中継や抑えやるなら、1回は良くても回跨ぎはツラい。バリバリに立ち上がった後、インターバルから再度バリバリにやらなくてはいけなくなる。

先発させるか、中継や抑えやらせるなら、1回限定にする方が、本人の集中力やカラダにも良いし、チームメイトにもわかりやすいのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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降板後もブルペン入り「思った以上に難しかった」 ダルビッシュの人知れぬ“苦悩”
3/17(金) 7:08 Yahoo!ニュース
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メジャーリーガーで唯一宮崎キャンプから参加、若手に気遣いも
 
イタリア戦に出場した侍ジャパンダルビッシュ有【写真:Getty Images】
 日本で最後の登板かもしれない――。感謝の気持ちをボールに込めた。16日に東京ドームで行われた「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 準々決勝ラウンド 東京プール」のイタリア戦で、ダルビッシュ有投手(パドレス)は7回からリリーフで登板した。8回にドミニク・フレッチャー外野手に被弾するも、2回を投げ2安打1失点。雄叫びを上げる姿もあった。宮崎キャンプで2月16日に来日してからちょうど1か月。「自分としては思っていた以上に難しかったかな」と苦悩を明かした。

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 パドレスの寛大な理解もあり、メジャー組で唯一、宮崎キャンプから参加した。今季からピッチクロックの導入などがあり、各球団スプリングトレーニングで調整に追われる中、ダルビッシュは2月16日に来日。契約の都合上、3月6日まで実戦の出場ができないなど、制限がかかっても侍ジャパンを優先する姿勢を見せた。

 侍ジャパンでは、チーム最年長として若手と積極的に交流を図った。環境になじめず苦悩している宇田川優希投手(オリックス)を気遣ったり、投手陣とスワンボートやラーメンに行ったりするなど、オフを満喫する一面も。「戦争に行くわけじゃない」「気負いすぎ」と助言し、常にチームの輪を大事にしていた。

 しかし、誰よりも覚悟をもっていたのはダルビッシュだった。宮崎キャンプ前の2月上旬にパドレスと42歳になる2028年まで6年1億800万ドル(約142億円)の大型契約を結んだ。そのパドレスが調整を一任してくれている。結果に応えないわけにはいかない。

 この日も、8回に降板後、再びブルペンに入って投げ込んだ。理由は、2回しか投げていなく開幕までの調整として球数が少ないから。「僕は開幕からローテーションを回って投げなければいけないので」。たとえWBCの試合中でも、シーズンのことを考えた準備をしていた。

 日本で最後かもしれない登板が終わり、「苦しい部分もあったり、家族もいなかったので難しい部分も正直ありました」と珍しく正直な本音も漏らした。しかし、そんな素振りを見せずに、若い侍戦士たちをまとめ上げる姿は、さすがとしか言いようがなかった。
川村虎大 / Kodai Kawamura

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