マツダRX8、発想や思い切りの悪さ!

マツダRX8、FD型RX7で5ナンバーレベルエンジンなのに車幅3ナンバー化したのに続き、こちらも3ナンバーにしてしまった。挙げ句、ターボをやめてパワーを落とした。パワーを落とした挙げ句に、フロントが厚く高く、キャビンも厚く高くなり、スポーティー色が失せた印象、観音開き型4ドアは良し悪しだが、クーペの乗り降りを改善するメリットはあった。

2ロータリーのまま、ロータリーNAなら、5ナンバーサイズ堅持し、ロードスターと共用していれば、コスト管理にもメリットあり、ロードスターにもロータリー搭載の芽があったのでは?

せめて、3ロータリーターボなら、エンジン的に買うメリットはあったし、ルーチェなど、共用した4ドアセダンを作っていたら、天皇御用車に売り込めなかった?

マツダもホンダも、発想的にダメになるべくしてダメになった。今も、ダメ化は着々と進行している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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マツダ RX-8 スピリットRは、ロータリー4ドアスポーツの集大成。魂をきわめた最後の限定車だった【10年ひと昔の新車】
4/9(日) 19:11 Yahoo!ニュース
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マツダ RX-8 スピリットR(2012年:特別仕様車) 
レブリミットまでストレスなくスムーズに加速していく感じはロータリーならではで、アクセルを踏みこんでいて実に気持ちがいい。
「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、マツダ RX-8 スピリットRだ。

【写真はこちら】RX-7のスピリットRと同じデザインも存在するRX-8のスピリットR(全9枚)

マツダが誇るロータリーエンジンを搭載し、4ドア4シーターのリアルスポーツという、それまでなかった新たなコンセプトで2003年に登場したRX-8だが、残念ながら今年(編集部註:2012年)6月に生産を終了することが公表された。それと同時に発表されたのが、最後の特別仕様車「スピリットR」だ。

RX-8パワーユニット、サイドエキゾーストポートを持つ13B-MSP レネシスと呼ばれるロータリーエンジンは自然吸気のままで250ps(マイチェン前のタイプS)という高出力を実現し、さらに燃費性能にも配慮している。それをフロントミッドシップに置き、洗練されたサスペンションとの組み合わせで、他のスポーツカーと比べても際立つレベルの高いハンドリング性能と軽快さを生み出している。

そして特徴的な観音開きの美しい4ドアクーペのボディデザインは、スポーツカーのボディラインの中におとな4人が快適に乗車でき、荷物も十分積める高い実用性を持たせた。そのパッケージは、ファミリーユースに求められる実用性を併せ持ったリアルスポーツカーとして認知されてきた。

1000台限定のスピリットRの6速MT仕様はタイプRSを、6速AT仕様はタイプEをベースとし、動力性能や運動性能はベースモデルそのままだが、内装はシートやステアリングホイールなどに赤ステッチを組み合わせ、またブレーキキャリパーも赤塗装と、RX-7 スピリットRからのアイデンティティを継承している。

内外装に専用アイテムを装着した1000台の限定車
今回は、6速MTモデルに試乗した。ハードなスポーツ走行にも対応したスピリットR専用のレカロ製バケットシートに、ビルシュタイン製ダンパー、専用ブロンズ色に塗られた19インチホイールを組み合わせる。

エクステリアでは、ヘッドランプとリアコンビランプをブラックベゼルにして、精悍さをアップ。CピラーにあるスピリットR専用オーナメントは、あえてRX-7 スピリットRと同じデザインとしている。これはロータリーマニアにはたまらないポイントだ。

インテリアでは、専用の赤ステッチが適度に目立つ。特にスピリットR専用のレカロ製シートはスポーツカーとして十分な硬さとホールド性を持ち、さらに質感も高い。

エンジンそのものは、ベース車のタイプRSと同じで、スペック上はマイチェン前に比べ15ps低い235psとなっているが、マイチェン前のものとエンジンフィーリングを比べると、確実に低中速トルクが太く瞬発力があり、さらに高回転までとてもスムーズな印象を受けた。また、ロータリーエンジンのネガティブファクターとしてあげられる2000rpm以下の極低速回転域のトルクも十分あり、街中をハイギアで走ることも容易だ。

リアル ロータリースポーツは、やっぱり楽しい!
RX-8は後期型になってさらにファインチューニングされ、できるだけ段付き感を抑えてパワーロスのないようにセッティングしている。ロータリーエンジンを作り続けてきたマツダが表現したいロータリーフィーリングは、やはりこの段付きのないフラットなパワーカーブなのであろう。このロータリーにしか表現できないレブリミットまでストレスなくスムーズに加速していく感じは、アクセルを踏みこんでいて実に気持ちがいい。

さらにマツダ内製である6速MTは、少ないストロークで小気味よくコクコクと入り、スポーツカーらしいフィーリングを感じさせてくれる。

サスペンションは、発泡ウレタンが充填されたフロントサスペンションメンバーに減衰力のしっかりと出たビルシュタイン製ダンパーとの組み合わせだ。路面のアンジュレーションに追従し、ダイレクト感が非常に高く、ステアリングを切ると同時にスパッとノーズが入り、トラクションの掛かりも良い。リニアなハンドリングを作りだし、乗る者を楽しくさせるハンドリングをうまく表現している。荒れた路面ではシートから若干のゴツゴツ感が伝わってくるが、それも気になるレベルではない。

マツダは今後もロータリーエンジンの開発を継続していくと発表した。スピリットRの「R」には、ロータリーに対する想いだけでなく、また必ず舞い戻ってくるという「Return(リターン)」の想いも込められているという。次期ロータリースポーツの登場を期待しつつ、現在のロータリーエンジンの完成形を搭載するこのRX-8 スピリットRで、リアル ロータリースポーツの走りを楽しんで欲しい。

マツダ RX-8 スピリットR 主要諸元
・全長×全幅×全高:4470×1770×1340mm
ホイールベース:2700mm
・車両重量:1350kg
・エンジン:直2ローター
・総排気量:654cc×2
・最高出力:173kW(235ps)/8200rpm<158(215)/7450>
・最大トルク:216Nm(22.0kgm)/5500rpm
トランスミッション:6速MT<6速AT>
・駆動方式:FR
・燃料・タンク容量:プレミアム・65L
・10・15モード燃費:9.4km/L<9.0>
・タイヤサイズ:225/40R19<225/45R18>
・当時の車両価格(税込):325万円<312万円>
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