ケータハムセブン170R、創造力が止まったクルマ!

ケータハムセブン170R、低さや軽さは良いと思うが、何だかそれだけ。

セブン自体、基本はFR、シャフト結合だから、基本制震はデキてる。約50年、コーリン・チャップマンの作り上げたモノを、エンジン載せ替えて受け売り続けているだけだ。

しかし、馬力やトルク小さいエンジンなら、ミドシップで作って良いのではない?それも、横置ミドシップで。軽自動車エンジン程度の排気量やターボなら、セブンくらいのペラペラでもマウントできるのでは?

創造力が全く止まっているクルマだ!

 

 

 

 

 

 

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ケータハム「セブン170R」の走りは超刺激的! 国産チューニングカー好きもビックリの本格派でした
4/16(日) 20:11 Yahoo!ニュース
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英国紳士のためのスポーツカーに初めて触れた
 
走りを純粋に楽しめるのが170Rの魅力
4名のAMW編集部員による、1台のクルマを独自の目線でそれぞれがインプレッションする「AMWリレーインプレ」。今回お題にしたのは、イギリスの名門「ケータハム」が手がけるライトウェイトスポーツ「セブン」だ。試乗するのは、軽自動車用エンジンを搭載する「170R」。完成されていると言ってもいい名車を、初めて乗る初心者目線、そしてカスタムカー好き目線も織り交ぜてリポートしてみたい。

【画像】カスタム好きも唸ったケータハム「セブン170R」を見る(15枚)

タイムスリップしたかのような伝統を受け継ぐスタイルにドキドキ
これまで、ダイハツコペンGR SPORT」、BMW「118d」、トヨタ「GRスープラ」と試乗してきた。どれもそれぞの個性が際立ち、魅力的なモデルばかりだ。もちろん、今回試乗するケータハムセブンも個性の塊と言っていい1台。だが、編集会議で試乗することが決まったとき、正直な感想を言えば「え、マジ?」という思いだった。

なぜなら、これまでこういったクルマに興味を持ったことがなかった自分にリポートできるかな、と思ったからだ。しかし、それは逆に脳内補正が働かない、純粋な目線で乗ることができるので問題なし。もうひとつ不安に思ったのが、これまでチューニング&カスタム好きの私は「どのようにカスタムしたらもっと楽しく乗れるか」をテーマにリポートしてきた。ある意味完成されているケータハムセブン、これ以上にカスタムできるのだろうか? と率直に思ったから。しかし、それも試乗してみて杞憂だった。

とある日曜の早朝、それまで試乗・撮影をしていた編集部竹内と合流し、ケータハムセブン170Rと初対面。フロントウインドウのある「170S」と比べて、スポーツカーとしての本気度がハンパない。そして、ボディサイズも非常にコンパクトであり、隣に並ぶ乗用車と比べても、ものすごく小さいことをあらためて実感した。

まずはぐるりと車両をひとまわり。無塗装のアルミボディがレーシーな雰囲気を醸し出す。ノーズコーンと呼ぶ車両先端部分のカウルや前後のタイヤをカバーするサイクルウイングもカーボン製のオプション品を装着。これだけで、レースカーのような雰囲気である。しかし、ヘッドライトのハウジングだけはマットブラックのスチール製。どうせなら、ここもカーボンにして統一感をもたせてくれたほうがカッコイイ。もしかしたら、アフター品が発売されているのかもしれない。

当日は、AMWにてモデルカーなどの記事を執筆し、セブンを愛車としている長尾 循さんにもお越しいただいて、セブンについて教えていただいた。長尾さんに聞くと、アルミボディの迫力に憧れて無塗装で乗る人が多いものの、手入れの大変さを嘆いて結局塗装してしまう人も多いのだとか。たしかに、一箇所を磨けばほかの部位も気になり、結局全部を徹底的にやりきらなければなくなる。一部がくすんでしまっては、魅力は半減。自分にこの苦労と向き合い続けるのは、難しいだろう。

個人的には、スポーツカーは派手なボディカラーが似合うと思っている。このケータハムセブンに乗るとしたら、山吹色のような濃い目の黄色でペイントしたい。カタログにあるファイヤークラッカーイエローもオシャレだが、もう少し濃くても似合うのではないだろうか?

ホイールはスポーティなブラックの8本スポークタイプ。サイズは4.5J×14、組み合わせるタイヤは155/65R14だ。カスタム好きとしてはインチアップしたくなるが、このクルマは完成されているので、変えずにそのままがベストだろう。ジムカーナなど競技に参加するなら、好みのタイプに変更するのもアリかもしれない。またクラシックな雰囲気を意識するなら、ワイヤーメッシュのようなデザインを組み合わせてもオシャレだ。

インテリアはまさにレーシングカーそのもの
より走りを意識する170Rだけに、シートはフルバケットタイプ。ボディが小さいので、シートもかなりタイトに見える。ガタイのいい筆者も、このシートに収まることができるのか、とても不安になった。しかし、このタイトさがかえって体をガッチリ固定してくれた。体が動くことを気にすることなく、運転操作に集中できたので、むしろ好都合だったかもしれない。

インパネは「戦闘機」と呼びたくなるほどシンプル。エクステリア同様にカーボン仕立てとなっていて、非常にレーシーだ。スポーツモデルではカーナビなんてない、と記述するのが今では当たり前となっているが、このクルマはオーディオすらない。エンジンサウンドがドライブミュージックである。試乗車の小径ハンドルは脱着式だった(オプション外)ので、筆者のようにガタイの大きいドライバーは、外して乗り降りしたほうが楽だろう。

内燃機関の楽しさを存分に楽しめる希少な存在
シートに「収まり」、エンジンを始動させる。スズキ「ジムニー」用の660ccエンジンに手を加え、85psまで引き上げられている。わずか660ccのエンジンで約20psアップ、車重440kgでこの仕様は非常にパワフルと言っていいだろう。これ以上のチューニングは必要ないだろう。強いて言えば、マフラーなどを交換して効率アップとサウンドの変更くらい。それだけ、完成されているのがケータハム セブンである。

ショートどころではないほど短いストロークのシフトレバーを操作し、1速へ入れて発進させる。一度は圧倒的な加速を味わったほうがいい、という編集部竹内の言葉を思い出し、青信号での加速で少しだけ踏み込んでみた。小さいボディなのに、スーパースポーツに乗っているかのようなダッシュを見せる。大げさな表現だが、まさにそのとおりのように感じた。フロントガラスのない、ウインドシールドのみの170Rというのも要因のひとつだろう。エアクリーナーの吸気サウンドも、やる気にさせてくれる。

その楽しさは、一般公道でも存分に味わえる。エンジンの息遣いがダイレクトに伝わり、競技カートに乗っているようなシャープなハンドリング。法定速度内であっても、走りの良さを味わえた。ワインディングのようにコーナーが連続してヒラヒラと駆け抜けるような走りが一番楽しいだろう。機会にもし恵まれたら、今度はワインディングで試してみたくなった。

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クラシックカーのようなスタイリングは、やはりとても目立つ。前回の米澤もリポートしているが、ただ街を流しているだけなのに、歩行者からの視線が気になる。信号待ちでは「お、スゴイクルマ!」なんて声も聞こえてくる。実用性は、正直言って最低限レベル。頑張ればふたりでの1泊2日旅行くらいはOKだろう。しかし、「クルマで走る楽しさ」をストレートに味わわせてくれる。そんな魅力が詰まったクルマがケータハム セブン170Rである。
AMW 原田貴俊
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