ダルビッシュ有や大谷翔平、日本人MLB成功の正当な姿ではない!

過去、多くの日本人選手がMLBに挑戦し、成功した選手もいる。特に、投手に限って考えると、タイプが分かれる。

元々、持つ身体条件、体格について

野茂や松坂や長谷川など日本人投手としての割と標準的体格の投手と、上原やダルビッシュ有大谷翔平など日本人投手としての並ハズレて大きい投手では、MLBに行って越すべきハードルが違う。

野茂はあのフォームに依るパワーボールとフォーク、松坂は強いストレートと変化球と勝負スキル、長谷川は多彩な変化球とコントロールを活かしてチームに貢献した。

上原やダルビッシュ有大谷翔平、190センチ前後の上背があり、上から投げ下ろす角度やパワーがあった。カレらは日本でも稀有な体格なのだ。

ホントに出て来て欲しいのは、日本にいたスタイルのまんまでMLBに行って活躍する投手だ。本来はストレート/スライダー/チェンジアップの和田ですら、力んだピッチングして、フォーク多投する投手じゃないのにトミー・ジョン手術受けた。今永なら、イケそうな気がする。平良や高橋宏らは元から力任せだし、山下舜は大谷翔平から打撃を抜いてカーブスキルを加えたようなスタイルだ。

ダルビッシュ有のように、恵まれたカラダに東北高のように恵まれた環境、日ハムという何故か選手管理不明な球団で、やり放題に育った選手は早々いないのだ。

全くハマらない!

 

 

 

 

 

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「野球伝道師」ダルビッシュが縮める日米格差【メジャーの“日本詣で”が止まらない】
6/15(木) 17:30 Yahoo!ニュース
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パドレスダルビッシュ有
 メジャー関係者の間で日本人投手の評価はすこぶる高い。

 今オフにも米挑戦が有力視される山本由伸(オリックス)や、今永昇太(DeNA)らはもとより、「投手としての素材は大谷以上」と激賞される佐々木朗希(ロッテ)らの特Aランクがズラリ。さらに若手に目を向ければ平良海馬(西武)、高橋宏斗(中日)らもいる。

 面白い存在として話題を集めているのが、高卒3年目の逸材・山下舜平大(オリックス)だ。

この春にデビューすると破竹の5連勝。今月9日のDeNA戦では超大物助っ人のトレバー・バウアーと投げ合って初黒星を喫したが、「サイ・ヤング賞男」がその将来性を高く評価、再戦を希望したと言う。メジャーの獲得リストに名を連ねるのも時間の問題だろう。

 彼らに共通しているのは、150キロ中盤から160キロ近い快速球を投げ、三振を奪えるウィニングショットを持っていること。しかもコントロールが良くて試合を作れる。レベルの高い日本人投手は、メジャーでも引く手あまた。“日本詣で”は益々加熱の度を増して行く。


◆ 多くの若者がダルビッシュの投球術を学び、メジャーの流儀を吸収していく

 こうした近年の日本人投手のレベルアップに貢献するキーマンがいる。パドレスのエース・ダルビッシュ有だ。

 世界一に駆け上ったWBC侍ジャパンの影の功労者。2月の強化合宿にメジャーリーガーとしてただ一人合流すると、“伝家の宝刀”スライダーの握り方や投球術を惜しげもなく伝授する。プライベートでも再三にわたって「投手会」を主宰して結束を高める。「ダルビッシュ教室」の効果は絶大で佐々木朗や戸郷翔征(巨人)らが新たな球種を習得、“ダル教信者”は日に日に増えていった。

 昨オフ、パドレスと新たに6年契約を結んだ。36歳からの長期契約はメジャーでも異例で、いかにチームにとって必要不可欠な存在かを物語っている。

 日本時間の今月10日にはロッキーズ戦に勝利してMLB通算100勝を記録、日米通算200勝にもあと7つと迫っている。

 長寿の秘訣は飽くなき研究と向上心にある。以前から動作解析機器の「ラブソード」などを使って、自らの投球の球速やボールの回転数、最善のリリースポイントなどの改善に取り組んできた。

 11日付の『スポーツニッポン紙』では現地で取材する奥田秀樹通信員がこんなエピソードも紹介している。

 昨年のパドレス本拠地のクラブハウスで、チームのデータベースを使って相手選手の研究に没頭。打ち取った時の球種やコースに対戦打率まで調べ上げて「個人用のスカウティングレポート」まで作成していたと言う。

 その多彩な変化球は10種とも、12種類とも言われる。それでもさらに上を行く研究を怠らないのだから、「野球博士」の面目躍如だ。

 今では、プロ野球を志す若者たちの多くが「将来はメジャーで活躍したい」と大志を抱く。彼らはインターネットを駆使して、ダルビッシュの投球術を学び、メジャーの流儀を吸収していく。日米の垣根は年々低くなり、そこに「野球伝道師」と化したダルビッシュの影響も見て取れる。

 野茂英雄イチローなどのパイオニアが、挑戦して結果を残すことで、メジャー関係者の日本人プレーヤーへの見る目は変わっていった。今は大谷翔平と言う太陽のような存在がいる。「メイドイン・ジャパン」の商品価値は飛躍的に上がり、今日も各球団担当は日本レポートの作成に追われている。


文=荒川和夫(あらかわ・かずお)
BASEBALL KING
 
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