大阪桐蔭前田悠伍、大船渡佐々木朗希とあまり変わらない?

大阪桐蔭前田悠伍、夏の甲子園大阪府決勝は満を持して先発したのに、履正社に先制中押ダメ押されて負けた。史上最強とすら言われたこの学年、1度の全国制覇すら叶わず去った。西谷監督、野球そのものの指導は優れていても、常に勝ち続けるメンタルを育成デキなかったコトが、前評判通りに甲子園春夏制覇した藤浪晋太郎や根尾昂らの頃と違う。カレ、故障前歴もあったからか、割と大事に扱われたのだろうが、使われる側の受け取り方も全く違うのだろう。

甲子園逃しても、高校選抜のオファーは来た。チームは甲子園なくなり、野球部3年は解散するのに、カレだけは違う見せ場をもらえた。甲子園優勝を目標にしたチームが大阪府決勝で足元掬われたのに、負けた張本人にだけこんな機会が与えられた。少なくとも、殆ど出場見込なかった松井裕樹とは違う。まるで、高校選抜オファー来た瞬間、岩手県決勝を出場すらしなかった佐々木朗希と一緒だ。佐々木朗希との違いは、割り当てられた試合に投げただけだ。

日本一どころか都道府県代表にすらならなかったが、世界一にはなったというだけだ。ドラフト1位で、ドコかしらのNPB球団に入るだろうが、雰囲気は故障歴含めて辻内崇伸に似ている。カラダつきやピッチングスタイルは福岡第一⇒ロッテ⇒中日⇒巨人前田幸長に似ているが、カレは故障にも中継連投にも強かった。

ドコに入団するかにも依るが。

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【U18】大阪桐蔭・前田悠伍、1失点完投で世界一胴上げ投手「最高の夏だった」
9/11(月) 5:30 Yahoo!ニュース
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U18W杯で初優勝し、歓喜の輪を作る高校日本代表の選手たち(カメラ・加藤 弘士)
◆第31回WBSC U18W杯 決勝 台湾1―2日本(10日・台湾=台北天母野球場)

 【台北(台湾)10日=加藤弘士】日本が、決勝で1次リーグから8戦全勝だった台湾を2―1で下し、10度目の出場で悲願の初優勝を達成した。1点を追う4回、3者連続バントに敵失が絡んで逆転に成功。先発の前田悠伍(大阪桐蔭3年)は7回1失点完投で胴上げ投手となった。馬淵史郎監督(67)=明徳義塾=率いる若き侍が、大谷(エンゼルス)らを擁して3月のWBCを制したトップチームに続き、日本野球の底力を示した。

 最後のアウトを奪うと、仲間がマウンドをめがけて突進してきた。前田はその全てを受け止め、喜びに浸った。日本、初の世界一。原動力となったエースは台北の夜風に吹かれながら、真っすぐな思いを口にした。

 「最高のチームで最高の結果が出せた。本当にうれしいです」

 マイクを持ったMCが観衆をあおり、ヘソ出しのチアリーダーが華麗なダンスを披露する完全アウェー。それすらも楽しんだ。「昨夏の下関国際戦、今春の報徳学園戦と、甲子園のアウェーも経験してますので」。チェンジアップを沈め、緩急で幻惑した。7回4安打1失点、5奪三振。走者を許しても崩れない92球に「任されたからには、自分が世界一に導くと信じて投げました」と胸を張った。

 「世代最強左腕」も夏の大阪大会決勝では履正社に敗れた。「悔しかったんで」。甲子園中継は見なかった。そんな時間があるなら―と大阪桐蔭のグラウンドで鍛錬を続けた。「ここに向けてずっと練習してきた」。今大会は前田ら「夏の甲子園不出場組」が活躍した。人生は敗者復活戦。無念さをエネルギーに変え、世界の頂点に導いた。

 今大会は米国戦など要所の3試合で先発し、16回2/3を1失点で防御率0・54。大一番を託した馬淵監督は涙を流し、「前田に尽きる」と絶賛した。指揮官は試合前、ナインに訴えた。「今年より強力なチームは過去にあった。でも金はなかった。俺たちで金を取ろう。野球は100回やって100回勝てるとは限らない。実力は向こうが上。明日やったら、台湾に負けるかもしれん。でも今日だけは勝つ」。前田も燃える心を白球に乗せた。

 今秋ドラフトでは上位候補として各球団がリストアップする逸材。「ここで結果を残したい一心でした。世界一を取れて、最高の夏だった」。最後の最後に世代最強を証明した左腕。頂点に上り詰めた誇りを胸に、さらなるステージへと歩みを進めていく。
報知新聞社
 
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