ソフトバンク、勝てない理由はソコではない!

ちゃんと野球を見続けている、マスコミ/ライターとは思えない記事だ。キチンと分析がデキないヒトなのか?

ソフトバンクは、NPB他の11球団とは違う。4軍まで作り、優れた選手を他球団の1.5倍から2倍持っている最高年俸費やしている球団なのだ。他球団はレギュラーが故障離脱すると戦力にアナが空くが、このチームはレギュラーに故障不調あっても、代わりはウジャウジャいる。

しかし、このチーム、首脳がバカなのだ。飽満戦力チームなのに、他の最低限戦力チームのレギュラー起用と同じコトをしている。レギュラー選手の故障不調の把握がなく、レギュラーデフォルト起用するだけだ。優れた控えはウジャウジャいるのに、ベンチや2軍以下で温めているウチに腐敗する。選手に旬があるように、控えにも旬がある。故障顕在化して交替選手起用する頃には、他の控えは消費期限切れしている。

こんな提案、意味がない。右打者左打者云々ではない。

単に、選手達の練習やフィジカル状況を把握して、故障不調選手を起用しない眼を首脳陣が持たなくては、飽満戦力チームを指揮する資格はないのだ。

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山川穂高ソフトバンク4番「ほぼ侍ジャパン」のスタメンも…揃えれば勝てる“じゃない”野球「4年連続V逸」を防ぐための“ある提案”
12/27(水) 11:02 Yahoo!ニュース
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山川穂高が加入したソフトバンク。予想されるスタメンがスゴかった… photograph by JIJI PRESS
 物議を醸した山川穂高ソフトバンク移籍。どんな形であれ批判の声がゼロになることはなかったにせよ、山川自身の対応の拙さに加え、ソフトバンク側の“獲得発表2時間後入団会見”をはじめとした過保護とも思える打つ手が、火に油を注いだ感は否めなかった。

【最新写真】「柳田悠岐ガリガリだった無名時代」「巨人から移籍…米時代の可愛いウォーカー」これがソフトバンク“異次元のスタメン”と合わせて一気に見る

 とはいえチーム編成の観点からすれば、大きな戦力強化となったのは間違いない。

 来季のソフトバンク打線はとんでもない破壊力を持つことになりそうだ。

近藤と柳田が主軸も…「右の強打者」がいなかった
 もともと攻撃力の数値は悪くない。3位に終わり3年連続V逸となった今季も得点数536(リーグ1位)、チーム打率.248(2位)、本塁打数104(2位タイ)だった。その打線を牽引したのが近藤健介である。ヒットメーカーとして期待されていたが気づけばチームの主砲に。これまで11本が最多だった本塁打を26本まで大きく伸ばして自身初の本塁打王のタイトルを手に入れ、87打点で打点王にも輝いた。打率も.303でリーグ2位、さらに球団新記録の109四球を選び出塁率.431はリーグ唯一の4割超をマークした。

 また、ソフトバンク打線の中心といえば柳田悠岐だ。打率.299、22本塁打、85打点は本来の期待値が高い分だけ物足りなくも映るが、打率3位、本塁打5位、打点2位とリーグ内を見れば高水準の成績だった。

 しかし、この2人を擁しながら強力打線という印象はほとんどなかった。まず取り上げる課題は5番打者だ。先発5番打者の合計の打率が.207、さらに本塁打5本で打点51はあまりに寂しい数字だった。加えて、近藤と柳田は左打者で、それ以外にも中村晃や牧原大成、栗原陵矢と主力に左打者が偏り過ぎているのも問題視されていた。

山川、ウォーカーが加入…「どうなる?」
 そこに右の大砲である山川が加わるのはやはり心強い。なにせ本塁打王3回、打点王1回の実績である。だが、周知のとおり今季は前所属の西武球団から公式戦無期限出場停止処分を科されたこともあり17試合出場で本塁打0に終わっており、そのブランクから来季の働きについて実績の額面どおりとは行かない可能性もあるが、それでも試合に出場さえすれば一定以上の成績を残すことは期待できるだろう。

 また、今年のソフトバンク打線の大誤算といえば外国人野手の不振だった。フレディ・ガルビス、ウイリアンス・アストゥディーヨ、コートニー・ホーキンス、そしてシーズン途中に再入団したアルフレド・デスパイネの4人合わせて128打数14安打の打率.109、1本塁打、5打点と散々な内容だった。言わずもがな4選手全員が退団。新たな助っ人砲として白羽の矢を立てたのは今季まで巨人で2年間プレーしたアダム・ウォーカーだった。高橋礼、泉圭輔という一軍実績のある2投手との交換トレードで獲得した。ウォーカーは22年シーズンに124試合出場で23本塁打をマーク。ただ守備に難があるとされ、23年は57試合で6本塁打にとどまっていた。ソフトバンクとすればDH制のあるパ・リーグで「第2のポランコ」(巨人からロッテに移籍し本塁打王)レベルの活躍を期待しているのは言うまでもない。

これが予想スタメン「ほぼ侍ジャパン経験者」
 そこで、山川とウォーカーが加わる来季のソフトバンク予想スタメンを考えてみた。

<中>周東 <左>近藤 <右>柳田 <一>山川 <三>栗原 <指>ウォーカー <二>牧原大 <遊>今宮 <捕>甲斐

 このオーダーを組めば、日本人選手8名は全員が侍ジャパン経験者という超豪華布陣となる。本拠地のPayPayドームは両翼100mあるものの左中間と右中間部分は比較的狭いとされるため、本塁打や得点のパークファクターでは高い数値が出る。ラインナップを見るだけで、今季よりも得点力が大幅アップするのを確信してしまう。

 だがしかし、そう単純でないのが野球だ。たとえば2004年の巨人はプロ野球記録のシーズンチーム259本塁打を放ちながら優勝できなかった過去があるし、何より1年間を通してこのメンバーだけで戦い抜くのも現実的ではない。周東と栗原以外は全員年齢30代だし、栗原にしても近年は故障が重なっている。

 そこで提案したいのが「ターンオーバー制」である。

布陣揃えば勝てる…じゃない野球
 主にサッカーで聞くことが多い用語で、過密スケジュールによる主力選手の疲労回復や体力温存のために、試合に応じて先発メンバーを大きく入れ替える戦術のことである。

 たとえばこんな具合だ。

●柳田欠場パターン
<中>周東 <遊>今宮 <左>近藤 <一>山川 <右>中村晃 <三>栗原 <指>ウォーカー <二>牧原大 <捕>甲斐(谷川原)

●近藤DHパターン
<中>周東 <指>近藤 <右>柳田 <一>山川 <左>中村晃 <三>栗原 <二>牧原大 <遊>今宮 <捕>甲斐

●山川欠場パターン
<中>周東 <左>近藤 <右>柳田 <指>ウォーカー <一>中村晃 <三>栗原 <二>牧原大 <遊>今宮 <捕>甲斐

 最初のスタメン予想では名前を外していた中村晃の存在がじつは肝となる。今季は2年ぶりに規定打席に到達し、2018年以来となるシーズン140安打を放った実力たしかなベテランがいることで、相手への威圧感を落とさずにあらゆる打線を組めるというわけだ。

 また、名前を出さなかったが来季4年目を迎える井上朋也は成長著しく、上手くハマれば三塁のレギュラーを奪う可能性もある。捕手では谷川原健太が甲斐拓也を脅かす存在になるとの声も大きくなっている。

「出場試合数の出来高」を変えてみては?
 選手はもちろん試合に出ることを大前提に考える生き物だ。

 今季、近藤と柳田は143試合フル出場を果たした。両選手とも残したあらゆる数字の中で最も誇れるものとして挙げたのが試合数だった。

 柳田からはこんな言葉も聞いたことがある。

「球場には何万人ものファンの人が来てくれる。僕らにとっては何百分の一の試合かもしれないけど、その中にはこの一日しか球場に来る事が出来ない人もいると思う。その人がもし僕のファンで、僕が出ていなかったらガッカリしてしまう。プレーできる程度の痛みであればグラウンドに立つ。それがプロです」

 この思いに異を唱えるような提案をしてしまうのは心苦しいが、ソフトバンクほどの巨大戦力を有しながら3年続けてV逸した現実を直視するのならば、過去の概念を取っ払う積極的チャレンジも必要なのではなかろうか。たとえば、球団フロントも試合出場出来高の最高値を130試合に設定するなどしてアシストすれば、多少なりとも選手は納得するかもしれない。2024年は現場とフロントがより一体となって、責任を共にして優勝という絶対条件をつかみ取りに行く、覚悟のシーズンとなるのではないかと見ている。
(「野球のぼせもん」田尻耕太郎 = 文)
 
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