ホントのおカネ持ちのクルマとは?

ホントのおカネ持ちのクルマとは?ある程度的を得ている部分はあるが、足りないと思う。FPに相談するレベルのヒトだと、この程度のクルマ(トヨタのレクサスやクラウン、プリウス、あるいはベンツのCクラスやBMWの3シリーズって、ごく普通のセダンタイプのハイブリッドカーだろうか?)を選ぶというだけのコトだ。このライターも、クルマには全く関心ないだろ?

このヒト達が味わっているのはゼニ勘定であり、カネだ。クルマを味わうセンスはないのだろう。

クルマ好きでないヒトに触れるのは、最低限にして置く。

**********************************

「本当のお金持ち」はポルシェやフェラーリには乗っていない…FPが実際に目にした「富裕層のクルマ」の真実
12/27(水) 13:17 Yahoo!ニュース
  241
  
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/kazuma seki
お金に好かれる人はどんなことを考えているのか。ファイナンシャルプランナーの立川健悟さんは「現在の価値だけでなく数年後の収支を考慮し、コストパフォーマンスの良いものを選ぶ。本当のお金持ちほど、地味な国産車に乗っている」という――。(第1回)

本当のお金持ちが乗っているのはこんな車

 ※本稿は、立川健悟『お金持ちは合理的』(すばる舎)の一部を再編集したものです。

■「本当のお金持ち」ほど旅行のお土産を買う

 時間、情報、健康と同じようにお金持ちが大事にするものに「人脈」があります。本当に役立つ人脈はお金では決して買えません。だからこそ、お金持ちの多くは人脈を新たに開拓したり、維持したりするのには日頃から努力をいといませんし、必要とあらば糸目を付けずにお金を投資します。

 人脈への投資といっても金額の大きなものばかりではありません。お金持ちによく共通する人脈への投資に、「旅先のお土産」があります。

 たとえば、知り合いのあるお金持ちの方は大変な旅行好きで、「先日、どこそこに行ってきたよ」と会うたびに旅の話をしてくれます。そして地域の銘菓など食べ物系のお土産を一緒に手渡してくれます。こうした少額の投資であれば、誰にでもすぐ真似できると思います。

 地域の銘菓など食べ物系のお土産は、手作りで賞味期限が短い物が多いですし、“そこでしか買えない”限定商品が少なくありません。こうした地域の銘菓をお土産として渡されると、現地への興味もわいてきますし、単純に食べたことがない特別感があってうれしいものです。

■絶対にお土産にしてはいけないモノ

 私はこれまでに、この方から岐阜県の「栗きんとん」、長野県の「あめせんべい」、滋賀県の「琵琶湖産天然小鮎の佃煮」、愛媛県の「甘平」、熊本県の「誉の陣太鼓」などをお土産として頂きました。

 それらをきっかけに興味を持ち、家族で実際に旅行した場所も少なくありません。たかがお土産と思えるかもしれませんが、習慣としてこまめに渡されると、そのうちお返しをしなくてはならないと無意識に考えるようになります。

 人脈形成への投資としては、馬鹿にできない効果があると感じています。一方で、観光地特有のセンスがビミョーな置物などをお土産にするのは絶対にNGです。

 こういう物は、自分のセンスに奇跡的に合致したときだけ自分用に買う土産であって、人にあげたら、もらったほうも困ってしまいます。お金持ちの方から、そういうお土産を頂いたことは一度もありません。

■自慢に聞こえない土産話の作法

 また、お金の使い方とは少しずれますが、旅の話をする際にも、お金持ちの方には一般の方とは異なる特徴があるように感じます。それは話を伝えるときのスタンスです。

 普通は「○○へ旅行に行ってきて、△△という経験をしてきたよ」と話すため、自慢話のように聞こえてしまうものです。しかしお金持ちの方は、そうした内容も話すのですが、それに加えて「きっとあなたなら、△△の□□に魅力を感じて楽しめると思うよ」などと、こちらの利益まで考えて提案してくれることが多いのです。

 「次に行くなら、◇◇もやりたいなぁ」などと、話し相手が自分よりもよい経験をできるように、自身の失敗や現地での気付きをふまえたアドバイスをしてくれることもあります。こうしたコミュニケーションの仕方にも、彼らの人脈形成の豊かさが現れているように思えます。

■「意外に普通」な車を好むワケ

 お金持ちが「普段使いする車」と聞いて、どんな車を思い浮かべますか? フェラーリ? ランボルギーニ? ポルシェ?

 確かに、好んでそうした高級なスポーツカーに乗るお金持ちの方もいますが、それは車が趣味の方だけ。私が出会った実際のお金持ちの方たちが最も頻繁に乗っていたのは、ごく普通のセダンタイプのハイブリッドカーでした。

 具体的に言えば、トヨタのレクサスやクラウン、プリウスなど、あるいはベンツのCクラスやBMWの3シリーズなどです。多少、高級志向ではあるものの、「意外に普通だな」と感じませんか?

 子どもが小さく家族が多いうちは、トヨタアルファードなどのミニバンに乗る方もいますが、子どもが巣立ったタイミングでセダンに乗り換えられています。さすがに軽自動車に乗っている方はほとんどいないのですが、それでも、小回りが利く車を好んで、BMWのミニ(クーパー)などの小型車を選んでいる、という方もいました。

 ちなみに、本人が経営者の場合には、ベンツのセダンタイプが選択されることが多いようです。これは会社の経費として処理しやすいなどの事情があるようです。

 そして最近では、テスラの電気自動車に乗っているという方もチラホラ出てきたものの、意外にも電気自動車はお金持ちにはあまり人気がありませんでした。

■見栄やプライドでは選ばない

 お金持ちの車の選択がこのようになるのは、車の維持費とリセールバリュー(再販価格)に大いに関係があるように私には思えます。

 いかにもセレブ感のある高級スポーツカーは、普通の車に比べると維持費もモンスター級です。実際に持っているお金持ちの方から、「好きだから乗っているけど、税金(車両税)はもちろん、自動車保険に付帯する車両保険代や、車検などのメンテナンスにかかる費用まで、すべてが普通より高く付く恐ろしい乗り物だよ」と教えてもらったこともあります。

 また、いかにもお金持ちが乗っていそうなイメージのあるポルシェのカイエンやベンツのGクラスといった高級SUVは、駐車場によっては車高やタイヤ幅などがサイズオーバーとなってしまって利用できないなどの使い勝手の悪さがあります。

 こうした維持費の高さや使い勝手の悪さを気にして、これらの高級車を選ばない、というお金持ちの方が結構いるのです。

 そして、ハリウッドのスーパーセレブなどがこぞって乗っている完全電気自動車(EV車)については、まだまだ使い勝手が改善途上と考えられているのと、乗り換えをする際のリセールバリューが低い、という主に二つの理由で積極的には選ばれていないようです。

■高額商品を買うときに考えていること

 EV車のリセールバリューについては、実際には一部の車種だけの問題とも言われていますが、ハイブリッド車やガソリン車より低いと見られているのが現実でしょう。そのため、お金をお得に使うことにこだわっているお金持ちには、まだまだ選ばれにくい現状があるようです。

 とはいえ、南青山にあるテスラのショールームの前を通ると、購入を検討している芸能人や経営者が出入りしている姿を目にすることがあります。国内でも人気が急上昇中なので、これについては今後潮流が変わってくるかもしれません。

 いずれにせよ、維持費とリセールバリューの両方で高いコスパを期待できるのは、高級車やEV車のような「尖った車」ではなく、市場での評価が高く中古のニーズも高い車です。そうなると、自然とセダンタイプのハイブリッド車が選ばれる、というわけです。

 実際、車の色はリセールバリューが高くなりやすい白か黒がお金持ちでも多数派で、彼らがこの点を非常に重視していることがわかります。

 車のような高額の買い物では、商品の現在価格だけにとどまらず、日々のランニングコストや数年先のリセールバリューまでを考える視野の広さ・深さが必要なのだという教訓を得られます。

 ちなみにお金持ちがリセールバリューを必ず考える買い物には、「高級腕時計」や「ブランドバッグ」「宝石類」などもあります。

 

----------
立川 健悟(たつがわ・けんご)
ファイナンシャルプランナー
1980年、広島県生まれ。30歳のとき、新卒で入社した会社を辞め、不動産テック系のベンチャー企業へ転職。業界内の新規契約数で日本一となり、その実績を認められ執行役員に就任。その後、会社が株式上場を果たした際、主要株主の一人だったことで金融資産が3億円を超え、自身も富裕層の仲間入りを果たす。築き上げた資産を賢く使うための金融知識を持ち、自身の経験をもとに人生を豊かに生きる人を増やしたいとの想いから、ファイナンシャルプランナーに転職。「マネー現代」「Forbes JAPAN CAREER」などに寄稿。『お金持ちは合理的』(すばる舎)が初の著書。
----------
ファイナンシャルプランナー 立川 健悟

 記事に関する報告

**********************************