R34スカイライン、ワタシの最後のニッサン車

ワタシの父親は、一番最初マツダファミリアを中古で買ったが、以後はニッサンセドリックのディーゼルをモデル絶滅まで乗り継ぎ、死ぬ1年前にガソリン2.5リッターのフーガに乗り替えた。

ワタシは、大学時代にニッサンS12シルビアR-XE、パワステなしの5MTに乗っていた。ニッサンに就職して、周囲がR32スカイラインGT-RやN14パルサーGTI-Rやシルビア/180SXに買い替える中、FJ20EをR30スカイラインRSと共用するS12シルビアRS-Xに買い替えた。パワステ付いた5MTだった。神奈川や東京、大阪や栃木や広島や香川の生活で約10年乗った。ずっと乗り続けたかったが、子供が生まれて小さく、チャイルドシートが強制されたため、仕方なくマイチェン前4ドアのRB25DE積んだR34スカイライン25GTVに買い替えた。

もう、赤字転落して久しく、ニッサンのクルマ作りは終わっていた。だが出向とはいえ、まだニッサン社員の身分、選択の余地はなかった。買って1年経たずに、C・ゴーンの出向者切りに遇ったので、コレが最後のニッサン車になった。

全体はR30スカイライン的、R30が直4のFJ搭載だったのに対して、R34は直6のRB搭載、フロントマスクは鉄仮面的だった。RB25DEは、別にパワー&トルク優れてたワケではないが、妻や息子を乗せても十分広く、色々走った。39歳の時、左右ふくらはぎ肉離れに見舞われても、5MTのクラッチ操作やヒール&トウやってた。3度目の車検後に、「サーキットの狼」のランボルギーニミウラ以外に見たコトない、イグニッションコイルトラブルが頻発して、手放した。

以後は、アルピナB12-5.0BMW、ポルシェ996カレラとの2台持ち、アルピナBMW Z3-2.2に買い替えてる。

 

 

 

 

 

**********************************

GT-Rじゃなくても名馬なり!? ER34中古車価格爆上げ中 でもそんなにいいクルマだったの??
1/20(土) 11:00 Yahoo!ニュース
  18
 
ベストカーWeb
 直6エンジンを積んだ最後のスカイライン、R34型。GT-Rはもちろんだが、2.5Lターボ搭載モデルも中古車相場上昇中だとか。でもあのクルマ、そんなによかった?R34の2.5LターボからGT-Rに乗り換えた筆者が、「R」ではないR34型スカイラインの「〇」と「×」を語る!

【画像ギャラリー】中古車価格上昇中のER34スカイライン 25GTターボを見よ!!(7枚)

 文:ベストカー本誌編集長・飯嶋 穣/写真:日産自動車

■「最後の直6スカイライン!」という謎の強迫観念にかられて購入!!
 免許を取得して30年、そんな筆者が今日まで所有したクルマは5台だ。そしてその5台のなかで新車として買ったのはわずかに1台のみ。

 その1台こそがER34スカイライン 25GTターボだ。その前はS14シルビアK’sに乗っていたが、「最後の直6スカイライン!」という謎の強迫観念にかられ、思わずディーラーに駆け込んだ。

 2ドアクーペと4ドアセダンがあるが、筆者が選んだのはセダンだ。なんか2ドアより全体のシルエットのバランスがいい気がしたのだ。ついでにいうとマニュアルだ。

 で、初めての新車ということで念入りに「慣らし」をしたからかもしれないが、エンジンの吹けあがりはかなり軽やかだった。それまで乗っていたのが220psだったこともあり「280psすげぇ!」と思って8年乗ったが、不思議と飽きがこず、けっこう気に入っていた。

■280psを発生するRB25DET。RB26DETTより明らかに線が細いぞ
 しかし、今から振り返ってみると疑問に思う点がないわけではない。まずエンジンパワーだ。280psを発生するRB25DETだが、同じ280psのはずのRB26DETTと比べると、明らかに線が細い印象を受ける。

 許容回転数も不満だ。レッドゾーンは6800rpmからだったように思うが7000rpmを超えるとすぐレブリミットが介入する。

 エンジンはまだまだ回る気満々なのが伝わってくるだけに、「いやいや、せめてあと300回転くらい回させろよ~」とよく思っていた。

 また車両姿勢安定装置=ESCも付いていたが、こいつがなかなか怖がり屋で、マンホールとかで片足が少し滑っただけでも、すぐにエンジン出力を絞ってくる。

 「いやいや、街中で速度高くないんだから、そんな出力絞るなよ~」と思い、エンジン始動後はESCをスイッチでオフにするのが儀式のようになっていた。

 ついでに言うと内装のセンスも微妙だ。が、ブースト、油温、電圧を示す3連メーターはいい。下手したらGT-Rのマルチインフォメーションディスプレイよりもカッコいいくらいだ。ディスプレイの劣化もないし。

■今でもこう思う。「謎の2トーンだけは最後までなじめなかった~」
 だが、ステアリングの謎の2トーンだけは最後までなじめなかった。シルバーと黒。しかもシルバーはかなりテカテカ。ウル●ラマンのようだ。

 ぶっちゃけ、革に破れなどが発生したら速攻で交換してやろうと考えていたが、手放すその日まで革に破れなどは発生しなかった。

 ここまで読んだ方の多くは、私がこのER34を本当は愛していなかったのでは、と思うかもしれない。それは違う。愛していた。でなければ8年も乗らない。

 確かにエンジンが放つ迫力はGT-RRB26ランエボ4G63には及ばないが、軽やかに回るエンジンは充分以上の速さを提供してくれた。

 ユーザーの使用用途とわがままに真剣に向き合った結果生まれた、長いリアオーバーハングを伴ったボディデザインも、少なくとも今は亡き筆者の父には好評で、ゴルフ場やらなんやら、やたらあちこち送らされた……。

■それでもこう思う。「ER34と過ごした8年間は総じて満足できた」と
 スポーティさと使い勝手のよさ、そしてスカイラインというブランドと大人が乗って恥ずかしくないボディサイズ。それらを高い次元でバランスさせたのがER34なのだと思う。

 そんなER34が現在中古車市場で価格が高騰しているという。なるほど確かにER34のような、見るからに男らしく骨っぽいクルマは現在の新車にはないかもしれない。

 だが、ターボ&MTでノーマルに近い個体なら400万円級、それ以上の価格がついているような現状は、やはり尋常ではないという気がする。パーツも絶版が多くなっており、さらに手に入るパーツもかなり高額化しているので、購入後にも金がかかる。

 無論、「それでも!」という覚悟があるのなら、背中を押させていただきたい。ER34と過ごした8年間は総じて満足できるものだった。覚悟ガン決まりなアナタなら、きっと同様の満足を得られるハズだ。

 記事に関する報告

**********************************