not今の中森明菜、but昔の中森明菜!

この記事のライター、ドコまでわかって書いているのだろうか?カッコ良かったのは、あの80年代中盤までの中森明菜であって、以後はドラマ「素顔のままで」や「ボーダー」くらいだったように思う。近藤真彦と自分の人生を天秤にかけ、散々貢いだ挙げ句、裏切られては自殺を計った。あの当時のジャニーズの状況で、結婚しなくて良い状況の近藤真彦にとって、吸い上げたカネはホスト紛いのヒモ代金だったろう。今まででも、自分だけは大丈夫だと思ったか、東山紀之中居正広らにマタを開いたテレ朝女子アナ連中や赤西仁加藤ローサ上原多香子岡本圭人有村架純坂本昌行中澤裕子二宮和也長澤まさみ佐々木希など、「一体何を学んでいるの?」というくらい、仕事や好感度をドブに棄てて来た。

今の中森明菜持田香織、あの当時の声は出ない。中森明菜は酒焼け、持田香織は肺活量低下だろうか?毎度、年末になると話は出るが、音程下げて歌うのは聴きたくない。

ソレなら、昔の画像流してもらう方が良いのだ。

 

 

 

 

 

 

 

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中森明菜はなぜ今聴いても格好いいのか 激動の20代を経た「北ウイング」に感じる円熟味
2/3(土) 11:31 Yahoo!ニュース
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中森明菜
 中森明菜(58)の話だ。2023年12月~24年1月にかけての活発な“動き”は、AERAdot.でも報じてきた。歌手活動のピークが昭和の中森明菜が、なぜ令和のいま、これほど話題になるのか? “令和の中森明菜ブーム”に注目する、人気音楽評論家のスージー鈴木氏に話を聞いた。

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 中森明菜は常にホットだ。「活動はいつ再開するのか?」年末になれば、「NHK紅白歌合戦には出場するのか?」と話題になり、まるで恒例行事のように盛り上がり続ける。復活の兆しが見えた22年を「令和4年の中森明菜ブーム」と名付けたのは、人気音楽評論家のスージー鈴木氏だ。

 スージー鈴木氏は、「中森明菜の音楽1982-1991」(辰巳出版)を刊行したが、80年代後半の曲にこそ「中森明菜の真髄がある」と話す。

■『SOLITUDE』『Fin』『LIAR』は都会的

「80年代後半に発表した『SOLITUDE』『Fin』『LIAR』などは、オリコン1位にもなったすばらしい楽曲です。

『DESIRE -情熱-』や『難破船』も80年代後半ですが、『SOLITUDE』『Fin』『LIAR』などは、都会的で本当に格好いい。これらを私は“アーバン歌謡”と呼んでいます。ここでいうアーバンとは、“都会性”、“80年代東京”と意味付けています」

 中森明菜といえば、デビュー曲の『スローモーション』や、世に衝撃を与えた『少女A』もある。なぜ、そうした楽曲ではなく、『SOLITUDE』なのか? 

中森明菜は“歌姫”と神格化され、多くの人が想起する楽曲は『少女A』『DESIRE -情熱-』、ときどき『ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕』といった感じで幅が狭い。

  けれども、中森明菜の楽曲は実は非常に深みがある。私があげた楽曲は、いま聴いて本当に何度もいうけれどもかっこいい。彼氏をずっと校門の前で待っているカワイイ女の子像とか、男にフラれて飲み屋で1人酒を飲んで泣く女性のような、80年代の歌謡曲にありがちだった女性像とは、まったく違う女性像が浮かび上がってきます。

 男性と対等なパワーでぶつかり合う女性像。だからこそ、都会的でかっこいい。そんなアーバン歌謡は、令和の世にこそ、もう一度注目されるべき。実は中森明菜の真髄は、このアーバン歌謡にこそあるのだと思います」

中森明菜の活動の情報量の多さ

 スージー鈴木氏は、中森明菜「歌姫」と呼ばれつつ、数曲の楽曲しか語られないことに疑問を持っていた。「もっと他の曲を聴こうじゃないか、もっとバランスよくアルバムの曲も聴いてみようじゃないか」と、デビュー曲から全てを聴きなおし、9カ月間かけて本にまとめた。それが「中森明菜の音楽1982-1991」だ。

「以前から、直感的に中森明菜の曲には『ものすごく深みがあるのではないか』とは思っていた。デビュー曲の来生姉弟から始まり、作詞家・作曲家だけでもめちゃくちゃ多くて、活動の情報量が多すぎる。もう続編は書けません!(笑)」というほど、熱を込めた。

 そんなスージー鈴木氏に、いまこそ聴きたい中森明菜の楽曲を、3曲をあげてもらった。

■『SOLITUDE』(1985年10月9日リリース/作詞・湯川れい子 作曲・タケカワユキヒデ 編曲・中村哲

 アーバン歌謡の端緒となった曲でもある。

「この曲がリリースされた85年は、テレビ番組『夕やけニャンニャン』(フジテレビ)から誕生したおニャン子クラブの時代です。 

 とんねるずが『雨の西麻布』を、小泉今日子は『なんてったってアイドル』という芸能界をポップに斜めに見るような曲を出すような時代に、中森明菜は独自の路線を貫いていた。あの時代によくこんな曲を出せたと思います。

 25階の非常口で爪を切る情景から始まり、その後もホテルでたたずんでいるだけですよ! 全く動きのない曲。私は日本で唯一の“爪切り歌謡”と呼んでいます(笑)。

 だからこそ、この楽曲には“超然”という言葉が似合う。湯川れい子さんはよくこんな歌詞が書けたなと思います。そして、最初から最後まで都会的なサウンドで、とにかく歌謡曲の中で異彩を放っていると思います」

■『SOLITUDE』は再び高い評価を受けても

 70年代から80年代に日本で制作された楽曲が「シティ・ポップ」として世界的にも有名になっているが、スージー鈴木氏は『SOLITUDE』を「いまの若者にとっては、まさに“シティ・ポップ”としても聴ける」という。

シティ・ポップのブームがあるのなら、もう一回、この曲が高い評価をされてもいいのではないか。何の動きもないのに、こんな洗練された歌謡曲があったのか! という感じですね。しかも、この曲を出したとき、中森明菜は20歳。20歳で爪切るんですから!」

■「AL-MAUJ ~アルマージ~」(1988年1月27日リリース/作詞・大津あきら 作曲・佐藤隆 編曲・武部聡志

『AL-MAUJ ~アルマージ~』は歌唱力が際立つ曲だ。

「リリースの翌年89年に行われた、よみうりランドEASTでのライブでは『伝説のコンサート』と呼ばれています。

 このライブは中森明菜のコンディションもよく、歌怪獣というか声怪獣の中森明菜が吠えまくる、という印象。なかでも、『AL-MAUJ ~アルマージ~』はベストテイクといってよく、爆発的でした。最高だと思います。私が中森明菜の著書の紹介でラジオ番組に出演するときは毎回、これをかけています」

■『水に挿した花』(1990年11月6日リリース/作詞・只野菜摘 作曲・広谷順子 編曲西平彰

 最後にあげる1曲は「80年代中森明菜の本質的な総括」と評する、『水に挿した花』だ。

「この曲もラジオ出演の際は、必ず毎回かけます。この曲こそ、80年代に中森明菜が繰り広げた数々の実験や挑戦でたどりついた純粋音楽の世界。それは、一見危うくて、儚い、だからこそ美しい」

中森明菜をいま聴いても新しいワケ

 ここに挙げた3曲以外にも、中森明菜を堪能できる楽曲はまだあるという。スージー鈴木氏は、中森明菜がいま聴いても新しい理由をこうまとめる。

中森明菜は、当時の“東京”という都市と闘っていたのではないかと思うんです。バブル景気で世間は浮かれているけれども、やっぱり男社会でまだまだ女性の立場や権利が弱いなか、中森明菜が細腕1本で音楽シーンを席巻する。

 もちろん、個々の楽曲の音楽性もあるけど、闘う中森明菜の格好よさにみんな惹かれるのではないかと思う。

 そこから30年以上経っているんですが、格好いい女性というのは日本の音楽シーンでは決して多くない。80年代にすでに格好いい女性像を確立した中森明菜は、もっと語られるべきだと思う」

 中森明菜は、昨年12月24日に自身の公式YouTubeチャンネルで「北ウイング」(1984年)をセルフカバーした「北ウイング―CLASSIC―」の歌唱動画をアップした。本格的復帰への期待が高まるなか、スージー鈴木氏は「ぜひミュージシャンとして復帰してほしい」と話す。

■とにかく音楽活動をしてほしい

「地味でもいいし、地道でもいいので、とにかく音楽活動をしてほしいと思っています。芸能活動ではなくて。

 アップルミュージックに中森明菜本人がキュレートしたプレイリスト『中森明菜:New Year Starters 2024』が公開されたのを見ても、“この人は、本当に音楽が好きなんだ”と感じます。

 だから、好きな音楽を地道でいいので続けてほしい。地味といったのは、派手さや艶やかさをアピールするというより、自らの寄る年波に正直に円熟した音楽活動をしてもらいたい。

『北ウイング』のセルフカバーは、デコラティブでなく、生っぽい歌声なんですよね。円熟味があり、それがよかった。だから、ありのままの自分をそのまま表現してくれることを期待します。

 過去の楽曲を懐メロ扱いするのではなく、現在の中森明菜が投影されているのも素晴らしいと思う。激動の20代を経て、いい年の取り方をしているのではないかと感じました。いまの中森明菜を素直に出した楽曲を、聴いてみたいです」

AERA dot.編集部・太田裕子)

◎スージー鈴木/音楽評論家、ラジオDJ、作家。昭和歌謡から最新ヒット曲まで、幅広い領域で音楽性と時代性を考察する。近著に「弱い者らが夕暮れて、さらに弱い者たたきよる」(ブックマン社)のほか、「中森明菜の音楽1982-1991」(辰巳出版)「桑田佳祐論」(新潮社)「サザンオールスターズ1978-1985」(新潮社)「EPICソニーとその時代」(集英社)「平成Jポップと令和歌謡」(彩流社)など著書多数。
太田裕子
 
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