千賀のお化けフォーク、肩への作用?

ソフトバンク千賀滉大、育成からソフトバンクのエースになり、MLBにも行った。カレも、野茂英雄以降の日本投手の例に漏れず、フォークを使える投手はフォークを武器として使って、最初のシーズンを過ごした。元々、体格も大きく、手も大きく指も長いからフォークに向いていて、ソフトバンクの育成でお化けフォークがデキ上がったハズ。ただし、MLB志向をブチ上げた割に、ストレートとフォーク以外のピッチングの引き出しを増やす努力は皆無だった。

危惧された、粗悪メジャー球ローリングスボール、キレイに球とは限らず、牛革も加工が甘く滑り、縫製技術が拙く縫い目が高くなり、デキ上がりのボールとして日本球よりビミョ~に大きく重い。だから、ボールを日本と同じ感覚で握ろうとすると、余計にヒジより先に力が必要で、その上で腕を振るコトにより故障の原因やコントロール難の原因になり得る。

千賀のお化けフォーク、腕の振り的には大魔神佐々木主浩的で割と抑えたスイングをするため、ストレートに近いトコから果てしなく落ちる。ソレは、村田兆治の大きな低いテークバックから強く速く大きなオーバースローに依る、高めのスジから落ちるのとは異なる。後者の方が、抜く上での腕の振りのスピードが速く、抜く際にマイナスの加速度が生じにくい。

去年1年、ストレートもフォークも見事だったし、変なスッポ抜けも少なかったコトから、千賀の背の高さや手の長さや掌の大きさや指の長さが、粗悪メジャー球の負担を苦にしないのかと思っていた。しかし、カレの右肩痛の原因が結局粗悪メジャー球を強く握って従来の腕の振りをしたせいなら、ダルビッシュ有大谷翔平の右ヒジ腱断裂の原因たるショートアームと同じだ。後は力のかかった部位が、マシンの回転軸部分かスプリングかの違いだ。

野茂英雄がメジャーで手術したのは4年目だった?野茂は元々カラダが太く、新日鉄堺や近鉄入団早々から鍛え込まれていたが、千賀滉大はソフトバンクの育成だし、ソコまで鍛えられた10代や20代前半を過ごしていない。

意外とヤバい可能性もある。

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今年もゴーストフォークは消えまくるか?2年目千賀滉大は「ニューヨークで大人気」「今やメッツのエース」右肩痛からの復帰はいつか
3/8(金) 21:00 Yahoo!ニュース
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福島良一
 昨シーズン、メジャー1年目から打者にとって視界から消えるようなフォークで大ブレイクした、メッツの千賀滉大投手。スプリングトレーニング(オープン戦)を前にして右肩痛を発症し、開幕までには復帰できないことが明らかになっているが、昨シーズン残した成績と、代名詞の「ゴースト(おばけ)フォーク」は、ファンにもすっかり定着。今やメッツではエースといっていい存在だ。

【映像】復帰時期が気になる千賀滉大

 千賀はソフトバンク在籍の11年間で主に先発として起用され、87勝44敗の好成績。2017年からは7年連続2ケタ勝利を挙げると、2022年のオフにメッツと契約。2023年は1年目ながら12勝7敗の好成績を残した。

 今やニューヨークの野球ファンで、千賀の名前は超有名だ。MLBはアナリストの福島良一氏は「ニューヨークに行ったらすごい人気」で、昨シーズンはバーランダーとシャーザーという2枚看板がいたものの、バーランダーアストロズへ、シャーザーはレンジャーズへ移籍。千賀も憧れる大投手2人がチームを去ったことで、自然と千賀がエース格になっていた。

 福島氏は「バーランダーとシャーザーがいなくなって、今やエース。ヤンキースのエース、コールと対抗してメッツのエースですよ」と太鼓判を押した。右肩痛からの復帰時期が気になるところだが、万全の状態で戻ってくれば、再びゴーストフォークで三振取り放題だ。
(ABEMA「FAN FUN MLB」)

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