ドジャース山本由伸の成績をAIが予測

ドジャース山本由伸の今シーズンの成績をAIが予測したところ、11・2勝、防御率4点台だってサ。約28試合に登板、平均6イニングを賄うって、殆ど黒田的じゃない?まあ、黒田の年俸より遥かに高いのだが、防御率4点台って毎試合クオリティースタートだとそんなモノでしょ?6イニング3点以内じゃん?

山本由伸自体、松坂大輔よりも小さいし、アマチュア時代の下地はない。高校での実績は元広島北別府並だ。北別府は技巧派投手として育成され、新人から順調に活躍した。山本は本格派投手として育成され、中継を経て先発として3年連続投手四冠だった。

現状、そのピッチングを支えた、球威は日本ほど優位はない。そして、粗悪メジャー球ローリングスボールに依るキレとコントロールで、少し扱い切れていない。具体的には、カーブがキレずコントロールできないため、緩急幻惑もカウント調整もデキずにいる。東京五輪ではアシックスボールだったが、第5回WBCは粗悪メジャー球そのもの、慣れや経験値は過去歴代日本人投手達よりあるハズなのだ。

問題を解決するには、本来投げ込みして更に粗悪メジャー球に慣れるしかないのだ。少なくとも、カーブはそうしないと克服デキない。カーブが上手く使えれば、全力投球割合を落としてよりイニングイーターとしての役割を果たしやすくなる。ロバーツ監督始め、ドジャース指導陣や大谷翔平がソレをサポートできるか、“郷に入っては郷に従え”とMLB式力任せピッチングにチェンジさせようとするかに依る。

 

 

 

 

 

 

 

 

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AIが予測する山本由伸のMLB2024シーズン成績:11~12勝で防御率は4点台と予測
3/29(金) 21:28 Yahoo!ニュース
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AIが予測する山本由伸の2024年成績
NPBの3年連続沢村賞投手である山本由伸は、キャリア全盛期で挑むMLBのデビューイヤーに、果たしてどのような成績を残すのか。これは、とてつもなく興味深いトピックには違いないが、日本の野球ファンとしては、知るのが怖いと言う側面もある。

しかし、私情フリーのAIは、投手ではMLB史上最高額となる12年3億2500万ドル(約488億円)というドジャースとの超大型契約に惑わされることもなく事務的に、約6ヶ月後に日本のエースが残すであろう数字を冷静に予測している。

そんな、AIの予想する山本の2024年シーズンを見る前に、昨年右腕がNPBで残した成績を振り返っておこう。

◆2023シーズン成績(NPB
登板23 先発23 投球回164 防御率1.21
勝利16 敗戦6 セーブ0 奪三振169 与四球28 与死球6
自責点22 失点27 被安打117 被本塁打2
奪三振率9.27 与四球率1.54 被本塁打率0.11 被打率.198
BABIP.267 FIP1.4 WHIP0.88

さすがは史上2人目となる3年連続沢村賞投手である、としか言えない数字である。先発登板は23試合と、彼自身の水準からするとやや少なめだが、それでも投球回はリーグ5位。

なお、上記の成績を昨季のMLBのスタッツ(先発投手)に当てはめると、防御率、被本塁打率、FIP、そしてWHIPはメジャー全体で1位、勝利数はナ・リーグ3位タイ、被打率と与四球率は同2位、BABIPは同3位となり、さらにK/BB(奪三振と与四球の比率)は6.02で、こちらはナ・リーグ2位に相当する数字となる。

昨季ナ・リーグサイ・ヤング賞投手であるブレイク・スネルの成績と比較しても登板、先発、投球回、奪三振、与死球、被安打、奪三振率、被打率、BABIPでは後塵を拝するも、それ以外のスタッツは勝っており、仮に山本がこの成績を残していたら、サイ・ヤング賞投票は、確実にスネルの一強状態にはならなかっただろう。

もちろん、NPBの個人成績をMLBのスタッツに当てはめるという行為には、かなり無理があるのだが、過去にはダルビッシュ有や、前田健太サイ・ヤング賞投票で2位に入っており、日本トップレベルの投手による同賞の受賞が十分現実的なのは実証済みと言えよう。では、AI予想を見てみよう。

◆2024シーズンAIの予測成績
登板27.7 先発27.7 投球回164.6 防御率4.25
勝利11.6 敗戦8.8 セーブ0 奪三振157.8 与四球59.9 与死球3.5
自責点77.8 失点84.9 被安打150 被本塁打10.2
奪三振率8.63 与四球率3.27 被本塁打率1.11 被打率.238
BABIP.299 FIP4.09 WHIP1.28

どうやらAIは山本がメジャーの壁を感じ、かなり苦戦すると読んでいるようだ。先発登板27.7試合に対し、投球回164.6というのは、妥当な線と言えそうだが(昨年MLBデビューした千賀滉大は、29試合の先発登板で投球回は166.1)、防御率奪三振率、与四球率は少々辛口予想となっており、K/BBは2.64で、昨季ナ・リーグでは先発投手で、14位相当の数字となる。

ご存知の通り、山本は韓国シリーズでのMLBデビュー戦で1回4安打5失点、2奪三振、2四死球と、メジャーの洗礼を浴びており、いきなりAIの予想を超える分厚い壁にぶち当たる船出となった。今後のバウンスバックに期待したいところである。

ちなみに、『MLB.com』はシーズン前の2024年サイ・ヤング賞予想で、山本をナ・リーグの5番手に挙げているが、昨季ナ・リーグサイ・ヤング賞投票で5位に入ったジャスティン・スティールは、昨季30試合に先発登板し、投球回173.1で防御率3.06、16勝5敗、クオリティスタート20、176奪三振、WHIP 1.19、K/BB 4.89という成績を残している。

安直な見方ではあるが、同サイトは今季の山本がこれくらいの数字をマークすると、見ているようだ。
J SPORTS 編集部
 
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