プロ野球マスコミ、セ・リーグ監督評価でまたしてもバカを露呈!

プロ野球マスコミ、またしてもバカを露呈!

飽満戦力チームと当面の勝利を放棄しているチームが混在しているのに、順位通りの評価してどうするの?

パ・リーグにも言えるが、飽満戦力チームならば、「コレで勝てねば、キサマは無能だ!」という言葉しかない。ブッちぎられて2位の矢野はC、ブッちぎり優勝でも日本シリーズ前に戦力疲弊消耗させて大惨敗を招いた原もCかBでしかない。

落合GM以降、中日の方向は見えている。落合で1度の日本一と2度の日本シリーズ敗退があり、暫く勝てなくても良いのだ。つまり、コストダウンと若手の底上げと育成に舵を切っている。その中で3位なら、BないしAをあげて良いのだ。

広島は丸以外の戦力流出なかったのにV逸し、緒方監督不祥事の翌年なのに、3位にも入れなかったのは、Bしかない。

横浜は本来、筒香無き後とはいえ2位ないし3位にいても不思議ないのに、高田らフロントがラミ監督今季限りを公言して、ムードをブチ壊した。ほぼフロントが悪いとはいえ、3位に入れなかったのだからBしかない。

ヤクルトは山田と村上以外、何も見られなかった。監督手腕による育成や健闘もなかった。でもCをつけるほどではない。

つまり、Cをつけるなら矢野、原もCかも知れない。

本来、飽満戦力のチームならば、日本シリーズ進出は当然、シーズン中に、チームを編成しながら勝つ手腕が要る。シーズンを勝つ過程で育成された選手は皆無だった。シーズンで消耗し切った選手達では、ソフトバンクの力任せに対応するスキルも発揮できなかった。

*****************

名将か愚将か…セ・リーグの監督を査定してみた【2020年版】〈dot.〉
12/8(火) 16:00 Yahoo!ニュース
 808
 リーグ連覇を果たした巨人の原辰徳監督 (c)朝日新聞社
 ソフトバンクの4年連続日本一で幕を閉じた今年のプロ野球。前評判通り大本命が強さを発揮したシーズンと言えるが、球団ごとに見ていくとそれぞれ収穫と課題があったことは間違いないだろう。そんな中でも現場の最高責任者である監督の手腕についてスポットライトを当て、査定してみたいと思う。今回はセ・リーグの6球団だ。※評価はA~Dの4段階

【写真】評価は「C」…ファンをがっかりさせた監督は?

*  *  *
原辰徳監督(巨人) 評価:A

 日本シリーズでは2年連続でソフトバンクに4連敗を喫したものの、4年連続でリーグ優勝を逃していたチームをセ・リーグ連覇に導いた手腕はさすがという他ない。過去2回の監督時代から目立つのがやはり若手の抜擢である。投手では戸郷翔征、大江竜聖、野手では吉川尚輝、松原聖弥、増田大輝などが貴重な戦力となっている。またベテランの中島宏之、トレードでシーズン途中に獲得した高梨雄平、ウィーラーなどくすぶっていたベテラン、中堅も見事に再生している。中心選手は固定しながらも、実績がある選手と若手を上手く競わせながらチーム力を高めていく術は見事である。来シーズンは絶対的エースの菅野智之が抜ける可能性が高いが、その中でどのように投手陣を整備していくかがポイントとなるだろう。

矢野燿大監督(阪神) 評価:B

 開幕から10試合で2勝8敗と大きく躓くスタートとなったものの、7月以降は5ケ月連続で月間勝ち越しを記録し、最終的には昨年を上回る2位でシーズンを終えた。シーズン当初、打線は外国人3人と糸井嘉男福留孝介の大ベテランに依存していたが、大山悠輔を我慢して主砲に固定することができたのが何よりも大きい。投手では高橋遥人、馬場皐輔、野手では小幡竜平を抜擢し、近い将来の中心選手となりそうなのは好材料だ。しかし全体的にはまだまだ固定できていないポジションが多い印象を受ける。特に二遊間と外野の両翼は“帯に短し襷に長し”という選手が多く、外国人選手への依存度も高い。ドラフトでは野手一番人気の佐藤輝明を競合で引き当て、昨年上位で指名した西純矢、井上広大の二人も楽しみだが、彼らを抜擢しながらどうチームを作っていけるかに注目したい。

与田剛監督(中日) 評価:B

 シーズン序盤は負けが込み、7月7日には野手を使い果たしてしまう“代打・三ツ間事件”が起こるなど、その手腕に疑問の声が多かった与田監督だが、最終的には貯金5で8年ぶりのAクラス入りを果たした。高く評価できるのが投手陣の整備だ。救援防御率は4点台と数字的には決して良くなかったものの、勝ちパターンと負けパターンの投手起用を明確に分け、勝てる試合を確実に落とすことがなかった。エースの大野雄大の存在も確かに大きかったが、勝ちパターンを確立できたことがAクラス入りに繋がったことは間違いないだろう。しかし得点力不足、若手の底上げという課題はまだまだ解消されたとは言えない。ここ数年で入団した有望な若手をどう主力にできるかが重要になるだろう。


・ラミレス監督(DeNA) 評価:B

 昨年の2位から優勝を狙ったが、もうひとつ波に乗り切ることができずBクラスの4位に沈んだ。チーム打率、チーム防御率ともに昨年を上回り、得失点差は巨人に次ぐ2位だったことを考えると、もう少し采配で勝ちを上積みできた可能性は高い。細かいプレーに目を向けずに、とにかく好球必打に徹する野球は今の時代にマッチしているが、中心選手の調子が悪い時の次善の策を用意できない課題は最後まで解消されることはなかった。選手層の厚さの違いと言ってしまえばそれまでかもしれないが、もう少しあの手この手で勝ちを拾うようなやり方もあったはずだ。ただそれでも主砲の筒香嘉智の穴を佐野恵太の抜擢で埋め、投手では大貫晋一、平良拳太郎といった選手を引き上げた手腕は光るものがあった。46歳とまだ若いだけに、指導者として再チャレンジするチャンスは十分にあるだろう。


佐々岡真司監督(広島) 評価:C

 9年ぶりの5位と苦しい船出となった佐々岡新監督。現役時代は先発でもリリーフでも結果を残していることから投手陣の再建が期待されての監督就任だったが、その期待に応えることはできなかった。リーグ三連覇を支えたリリーフ陣が勤続疲労で軒並み成績を落としており、ちょうど入れ替えの時期に差し掛かっていることは確かだが、残念だったのはそんなチーム状況に合った戦い方ができなかったという点だ。シーズン前にも投手陣の整備が遅れていることを佐々岡監督自身も認めており、今年は打ち勝つしかないと言いながらも実際の作戦面では送りバントを多用するなどちぐはぐさが目に付いた。また森下暢仁の活躍は見事だったが、1年目にもかかわらず120球以上を投じる試合が7試合を数えるなど来年以降に不安を残す起用も気になった。チームは間違いなく過渡期を迎えているが、来年も今年のような采配が続くようだと、再び低迷期に突入する恐れもありそうだ。

高津臣吾監督(ヤクルト) 評価:C

 シーズン序盤こそ巨人と首位争いを演じたものの、8月以降は大きく失速し、最終的には5位の広島と12ゲーム差の最下位に沈んだ。チーム防御率は昨年と比べてわずかに改善はしたものの、相変わらずの投壊状態は続いている。清水昇、寺島成輝といったリリーフの若手を引き上げることに成功したのはプラスだが、先発については最後まで整備することができなかったのは大きな課題だ。高津監督は過去3年間二軍監督も務めており、それでもここまで投手が伸びてこないという現状を考えると、その手腕に疑問の声も出てくるだろう。もちろん監督、コーチなど現場だけでなく編成の問題も大きいことは確かだが、新監督として目指す野球がもうひとつ見えてこなかったことも確かである。このオフにはFA権を取得した山田哲人石山泰稚の引き留めに成功し、新外国人の獲得にも積極的に動くなど、編成面では上位進出への意欲が見えてきているだけに、高津監督にも2年目の大きな変革に期待したい。

(文・西尾典文)

●プロフィール
西尾典文1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。

************************