原と矢野へのド忖度記事、もはや、笑うしかない。

この手の記事の忖度ぶりはよく目に着くが、この記事のド忖度ぶりはもはや笑うしかない。昨日、ドコかで球団総年俸と順位を出した記事もあった。それも、巨人原と阪神矢野とソフトバンク工藤にやたら忖度してあった。

通常、日本プロ野球はセ・パ6球団ずつ、12球団で日本一を争う。つまり、戦力均等なら、6年に1度のリーグ優勝、12年に1度の日本一になる。

しかし、常勝チームを作ろうと、外人や国内FAなどで更なる強化を計るチームがある。パ・リーグソフトバンクセ・リーグの巨人と阪神は、将にそれだ。ココ数年は楽天も。巨人は49億、阪神は29億、ソフトバンクは62億、楽天は41億。

ココでは、セ・リーグのみ触れられている。

リーグ優勝チーム監督にAをつけるのは、仕方ないか。しかし、セ・リーグ最高の総年俸で3位?ヤクルトのほぼ2倍だが、CSもストレート負け。コレでBのハズがない。Bクラスチームの監督に容赦なくCをつけてるが、矢野と原にはDかEで良いのだ。

こんなコト1つ正確に順位付けて書けない?プロアマ野球研究所の主任研究員って、何なの?

[大慈彌の記事より、チーム総年俸と評価]

 昨季まで素晴らしい実績を残してきた監督もいるが、今季に限っての順位付けは以下の通りである。カッコ内は開幕時およその総年俸で単位は億円、敬称略。

 【パ・リーグ】/(1)/オリックス・中嶋(27・3)/(2)/ロッテ・井口(26)/(3)/西武・辻(29・6)/(4)/日本ハム・栗山(27・2)/(5)/ソフトバンク・工藤(62・2)/(6)/楽天・石井(41・6)

 【セ・リーグ】/(1)/ヤクルト・高津(27・9)/(2)/阪神・矢野(29・9)/(3)/広島・佐々岡(28)/(4)/DeNA・三浦(27・4)/(5)/中日・与田(25・3)/(6)/巨人・原(49・9)

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名将か愚将か…セ・リーグの監督を査定してみた【2021年版】〈dot.〉
12/8(水) 18:00 Yahoo!ニュース
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阪神矢野燿大監督
 ヤクルトの20年ぶり6度目の日本一で幕を閉じた今年のプロ野球。セ・パ両リーグとも前年最下位のチームが優勝を果たすシーズンとなったが、今回は現場の最高責任者である監督の手腕についてスポットライトを当ててみたいと思う。以下はセ・リーグ編。※評価はA~Dの4段階/パ・リーグ編に続く

【写真】監督復帰を望む声が多い人物はこちら!

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高津臣吾監督(ヤクルト) 評価:A

 見事20年ぶりの日本一を達成。山田哲人、小川泰弘、石山泰稚が揃って残留となり、サンタナ、オスナなど外国人選手の積極的な補強が奏功したが、高津監督の手腕も大きかったことは間違いない。まず見事だったのが投手陣の立て直しだ。リリーフでは石山が不調と見るやマクガフを抑えに配置転換し、近藤弘樹、今野龍太など他球団を戦力外になった選手を上手く活用。先発では2年目の奥川恭伸をローテーションの間隔を広めにとりながら起用し、エース格へと成長させた。一つ気になったのはリリーフ陣の勤続疲労だ。清水昇、マクガフ、今野が60試合以上に登板しており、その反動が来ることも考えられる。今年の近藤のように新たな戦力発掘ができるかが、来季の大きなカギとなりそうだ。

矢野燿大監督(阪神) 評価:B

 開幕から首位を走りながら、ヤクルトとのデッドヒートに敗れて昨年に続いての2位に終わった。それでも投手では伊藤将司、ガンケル、及川雅貴、野手では佐藤輝明、中野拓夢などが新たな戦力となり、チーム全体は上昇ムードが漂っていることも確かである。若手を抜擢しながら優勝争いに加わったという点は十分に評価できるだろう。一方で気になるのは少し偏りが感じられる選手起用だ。捕手では数字的には目立たない坂本誠志郎を重用し、外国人選手もサンズを見切るのが早いように感じられた。また、ここ数年の課題と言われている守備難に対しても中野の抜擢以外は今のところ有効な手を打つことができていない。来季は絶対的守護神だったスアレスも抜けるだけに、あらゆる面で戦力の見直しが必要なシーズンとなるだろう。

原辰徳監督(巨人) 評価:B

 夏場まではヤクルト、阪神と優勝争いを演じていたが、9月下旬から大きく失速して借金1の3位でシーズンを終え、セ・リーグ3連覇を逃した。投手では菅野智之、野手では丸佳浩が大きく成績を落とし、新外国人のスモークとテームズ、FAで獲得した井納翔一、梶谷隆幸、シーズン途中に加入した中田翔の新戦力が機能せず、誤算の多いシーズンだったと言える。やはり気になるのは新たな投打の柱候補が見えてこないところだ。投手は高橋優貴、戸郷翔征、野手は岡本和真に続く選手がなかなか出てこない。かつては小笠原道大、ラミレス、村田修一といった他球団から獲得した大物の存在が大きかったが、ここ数年の傾向を見るとそれも期待しづらい状況である。原監督は来季から新たに3年契約を結んだが、第2次政権の時のように、いかに若手を底上げできるかという点が今後の大きな焦点となるだろう。


佐々岡真司監督(広島) 評価:C

 終盤に追い上げを見せたものの巨人にわずかに及ばず、就任から2年連続のBクラスに沈んだ佐々岡カープ。チーム打率はリーグトップにもかかわらず得点数は3位と攻撃面では効率の悪さが目立ち、投手陣もルーキーの栗林良吏が絶対的な抑えとなって奮闘したが、チーム全体ではリーグ5位の防御率に沈み、投手陣を立て直すこともできていない。オフには主砲の鈴木誠也がメジャー移籍で退団することが濃厚となっており、来季はさらに厳しい状況となることが予想される。ただそんな中で評価できるのは若手の底上げだ。投手では栗林、玉村昇悟、高橋昂也、森浦大輔、島内颯太郎、コルニエル、野手では坂倉将吾、小園海斗、林晃汰などが主力へと成長し、世代交代は一気に進んだ印象を受ける。鈴木の退団でそれをさらに加速させることができれば、面白いチームにできる可能性も高いだろう。

与田剛監督(中日) 評価:C

 昨年は8年ぶりのAクラスとなる3位に浮上したが、今年は大きく成績を落として再びBクラスとなる5位に沈んだ。エースの大野雄大が成績を落としながらもリーグトップのチーム防御率をマークするなど投手陣の整備に関しては見事な手腕を発揮したが、最大の課題である得点力不足には有効な手を打つことができなかった印象だ。外国人選手の獲得など監督以外のフロント陣の問題ももちろんあるが、気になるのはやはり抜擢の遅さである。与田監督が指揮を執った3年間で完全なレギュラーに成長したのは捕手の木下拓哉だけ。大化けが期待できそうな若手ではなく、現時点でそれなりに結果を残す中堅、ベテラン選手を使い続けてチームの新陳代謝が進んでいないように見える。低迷するチームを任せられて3年間でAクラス1回というのは悪くはない成績だが、中長期的なチーム作りはできずに退任となった印象だ。

三浦大輔監督(DeNA) 評価:C

 チーム生え抜きのスター監督ということで期待されたが、6年ぶりとなる最下位に沈む苦しいスタートとなった。外国人選手の来日が大幅に遅れるという不運はあったものの、監督としても十分な手腕を発揮できたとは言い難い1年だったという印象だ。特に大きな課題として残ったのが投手陣の整備だ。規定投球回に達した投手はゼロで、チーム最多勝は大貫晋一の6勝。リリーフ陣も安定感を欠き、チーム防御率は3年ぶりに4点台を上回る結果となった。投手出身の三浦監督だけに、このあたりは大きく期待を裏切る結果だったと言える。一方で救いは4人が打率3割をクリアした打線だ(オースティンも規定打席には届かなかったが3割をマーク)。特にルーキーの牧秀悟を抜擢して中軸へと成長させた点は非常に大きい。ただ野手陣でも正捕手とショートのレギュラーを確立できなかったところは気になる部分である。戦力的には他球団と比べて大きく見劣りするわけではないだけに、今一度チームの強みを生かした戦い方を模索する必要がありそうだ。

(文・西尾典文)

パ・リーグ編に続く→】名将か愚将か…パ・リーグ監督を査定してみた

●プロフィール
西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員

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