100万円台で入手できるクルマ?

クルマ選びには、観点(選択の視点)や貴重度や効率(コストパフォーマンス)辺りのパラメーターが大事だと思っている。

然るに、3代目スイフトや最終型セリカやCRZや初代コペンらに、ソコまでのベクトルがあるだろうか?特に、FF車はクルマ作りの方向性は似通っていて、大した商品性独自性は感じられない。

RX8には、FCやFDにないロータリーのNA、2ドアクーペ的だが後席ドアも観音開き、やや不人気なりの値段も好材料だ。

個人的にはSW20、2代目MR2だ。ミドシップ、200馬力ちょい超したパワー、1,300キロくらいの車重、2座は新車で買うには勇気要るが、中古車なら見切って買える。

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100万円台で入手できて付加価値もあり? 安価でスポーティなMT車5選
2021/04/22 06:10 くるまのニュース53

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■キラリと光る特徴があるスポーティなMT車を振り返る

 2000年代になって一気にラインナップが減少してしまったのが、スポーティなMT車です。そうしたモデルは現在も生き残っていますが、全体数は減少した状況が続いています。

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 また、近年はスポーティで高性能なMT車が貴重な存在となり、それほど古くないモデルでも中古車価格が高騰してしまい、手軽に入手できないようなモデルも散見されます。

 しかし、なかには比較的安価な相場で推移しているモデルも存在。そこで、100万円台から手に入れられるスポーティなMT車で、とくに際立った特徴のあるモデルを5車種ピックアップして紹介します。

●スズキ3代目「スイフトスポーツ」

 現行モデルのかなでも希少な国産「ホットハッチ」として知られるのが、スズキ4代目「スイフトスポーツ」です。

 ベーシックカーながら1トン未満の軽量な車体にパワフルな1.4リッターターボエンジンを搭載し、6速MTを設定するなど、本格的なスポーツ車に仕立てられています。

 この4代目の先代にあたる3代目もなかなかあなどれません。

 2011年に登場した3代目は、いまでは貴重な1.6リッター直列4気筒自然吸気エンジンを搭載。最高出力は136馬力とかつて隆盛を誇っていた1.6リッターのスポーツモデルほどパワフルではありませんが、1トン強の軽量な車体には十分なパワーです。

 トランスミッションはシリーズ初の6速MTと、パドルシフト付7速マニュアルモードを採用したCVTが設定されました。

 外観は専用デザインの前後バンパーやルーフスポイラー、左右2本出しのマフラーなどを装備することで、スポーティさを強調しています。

 2016年まで販売された3代目は中古車の物件数も豊富で、高年式、低走行のクルマでも100万円前後で入手可能です。

トヨタ7代目「セリカ

 トヨタセリカ」は1970年に発売され、2006年に7代目をもって長い歴史に幕を閉じました。

 歴代セリカのなかで高性能モデルというと、4代目から6代目までラインナップされた「GT-FOUR」が挙げられますが、どれも価格が異常なほど高騰していますが、7代目は安価なまま推移しています。

 この7代目はターボエンジンと4WDが廃止され、生粋のFFスポーツカーへとコンセプトが大きく変わりました。

 ボディは3ドハッチバッククーペで、縦長のヘッドライトと空気を切り裂くようなシャープなフォルムが特徴です。

 エンジンは全グレードとも1.8リッター直列4気筒自然吸気で、トップモデルの「SS-II」には高回転型の「2ZZ-GE型」を搭載し、最高出力190馬力を発揮。トランスミッションは6速MT(SS-II)、5速MT、4速ATが設定されています。

 足まわりはフロントにストラット、リアにダブルウイッシュボーンを採用した4輪独立懸架となっており、1トン少々の軽量な車体と相まって優れたコーナリング性能を実現。

 高回転型の自然吸気エンジンを搭載したスポーツカーという今では希少な存在ながら、現在の相場は低走行のSS-IIでも120万円前後、スタンダードなSS-Iならば50万円前後と、かなり魅力的な価格です。

 しかし、最終モデルでも15年前のクルマですから、部品の欠品状況や税金の上乗せも考慮しましょう。

●ホンダ「CR-Z

 2010年に発売されたハイブリッド専用車であるホンダ「CR-Z」は、環境性能が優先されるハイブリッド車であってもMTが選べ、ドライビングプレジャーを強調したモデルという、斬新なコンセプトで開発されました。

 パワーユニットは114馬力の1.5リッター直列4気筒エンジンに、14馬力のアシスト用モーターひとつを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。

 駆動方式はFFの2WDみでトランスミッションCVTまたは6速MTが設定され、10・15モード燃費はCVT車が25km/L、MT車が22.5km/Lと良好です。

 スタイルはスポーツカーそのもののウェッジシェイプを採用した3ドアハッチバッククーペで、コンパクトなボディはふたりで乗るならば十分に実用的です。

 CR-Zは走りの評価が高く、往年のライトウエイトスポーツカー「CR-X」の再来と期待されましたが、すでにクーペのニーズは無く、発売直後の人気はすぐに陰りを迎え2016年に生産を終了しました。

 現在の相場は最終モデルに近い高年式のMT車が150万円前後で推移しており、なかでもおすすめなのが2012年のマイナーチェンジ後のモデルです。

 エンジンが120馬力(MT車)、モーターが20馬力と出力の向上がおこなわれ、ハンドルに装備されたボタンを押してアクセルを少し踏み足すことで、力強い加速力が瞬時に得られる「PLUS SPORTシステム」も搭載されました。

■そろそろ価格が上昇しそうな2台のスポーティモデルとは?

ダイハツ初代「コペン

 現在、販売中の軽オープンカーといえば、ホンダ「S660」とダイハツコペン」(トヨタコペンGRスポーツ」を含む)がありますが、S660が終売となるため、実質的にコペンだけになってしまいました。

 このコペンの初代モデルが、実はかなりマニアックなモデルです。

 2002年に発売されたコペンは、「アクティブトップ」と名付けられた電動油圧ポンプを用いて約20秒でルーフを後部トランクに収納できるオープンカーとしてデビューしました。

 また、初期モデルでは深みのある艶やかな輝きを持つ5層コートのボディカラーが設定されるなど、軽自動車らしからぬこだわりがあります。

 そして、初代コペンで特筆すべき点はエンジンで、最高出力64馬力の660ccDOHCターボは、いまでは失われた4気筒を採用。トランスミッションは5速MTと4速ATが設定されました。

 800kg台前半の軽量なボディに4気筒エンジンならではのスムーズな回転上昇、スポーティなエキゾーストノートなど、初代コペンならではの特徴です。

 初代コペンの中古車は物件数も多く、軽自動車としては比較的高額ですが低走行のMT車でも120万円前後で狙え、2シーターなのでセカンドカー需要が高いといえます。

 なお、アクティブトップよりも30kgほど軽量な取り外し式ルーフの「ディタッチャブルトップ」もありますが、こちらはかなり希少です。

マツダRX-8

 マツダ車を語るうえで外せないのがロータリーエンジンですが、現在までで最後に搭載されたのが「RX-8」です。

 RX-8は2003年に誕生。ピュアスポーツカーとして人気を誇っていた「RX-7」の実質的な後継車として開発されました。

 ボディはコンセプトカーから昇華した抑揚のある斬新なデザインと、「フリースタイルドア」と名付けられた観音開きの4ドアが特徴です。

 室内も大人4人が座れる4シーターとなっているのも、スポーツカーとしては希少な存在といえます。

 搭載されたエンジンは654cc×2ローター自然吸気ロータリーの「13B型」で、次世代のロータリーエンジンということから「RENESIS(レネシス)」と命名

 トップグレードの「TYPE-S」6MT車では最高出力250馬力を8500rpmで発揮する高回転型です。トランスミッションはほかにも5速MTと4速AT(後に6速ATが追加)が設定されました。

 パワフルでスムーズに回るエンジンに加え、車体の前後重量配分を理想的な50:50とし、足まわりではフロントがダブルウイッシュボーン、リアをマルチリンクとするなど高い運動性能を発揮。

 RX-8は改良を続け進化していきましたが2012年に生産を終了し、現在は物件数も多く限定車を除くと100万円台で低走行車が入手可能です。

 ただし、ロータリーエンジンは普段のメンテナンスによってコンディションが大きく左右されるエンジンのため、記録簿の確認は必須でしょう。

※ ※ ※

 現在、新車で販売されるクルマのうち、MT車の比率は2%未満といわれていますが、中古車になると希少なクルマとしてMT車は価格が上がってきました。

 そもそも新車の時点では、多くのモデルはMT車よりもAT車が高額でしたが、中古車では逆転しているモデルもあります。

 とくにホンダ「NSX」やトヨタスープラ」などの高性能車ではMT車ほうがはるかに高額なため、海外ではAT車を買ってトランスミッションをMTに載せ替えるケースも多いといいます。

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