ドコかのジャーナリストよりは、幾分マシには見えるが、こういうテーマの場合、切って良い身銭はいくらまでか、キチンと出してないと、ランキング自体が名を変えた好きなクルマランキングに変わりない。
上位にポルシェ類が占めている点、ドイツ車やフランス車やマツダロードスター入っている。
しかし、フェラーリ?マクラーレン?ロールスロイス?ランボルギーニ?ホントに身銭を切れるのか?
それなら、新車と限らず、型式で全部ポルシェやBMWみたいに並べたら?中古車で意外な掘出モノを提示したらいい。或は、該当車ナシにしてもいいじゃん?
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雑誌『エンジン』の編集部員が選んだ身銭を切ってでも乗りたいクルマのマイ・ベスト20
11/12(金) 12:00 Yahoo!ニュース
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エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス2021 選考委員が選んだホット20のリストを公開
第1位はポルシェ911カレラ
コロナ禍の今、「エンジン・ホット100」選考委員が身銭を切っても欲しいのはこのクルマ! 雑誌『エンジン』の名物企画、「エンジン・ホット100ニュー・カー・ランキングス」の43名の選考委員それぞれが、2021年の今だからこそ買いたいと考える20台を挙げた。エンジン編集長の村上政が選んだマイ・ホット20の1位はポルシェ911カレラだ。
【写真12枚】雑誌『エンジン』の編集部員が選んだ身銭を切ってでも乗りたいクルマのマイ・ベスト20の詳細画像はコチラ
◆「変わらない価値」とは何か?
いま100年に一度の大変革期を迎えていると言われるクルマの、それでも「変わらない価値」とは何か? 少なくとも私にとっては、移動の手段である前に、そのクルマを運転すること自体がほかに代え難い歓びをもたらしてくれなければ価値はない。その歓びの大きい順に選んだ。
◆1位 ポルシェ 911カレラ&カレラ4 クーペ(S含む)
詰まるところ、この100年の間にこの世に現れたクルマの中で、もっとも運転する歓びが凝縮され、かつそれを日常の生活の中で存分に味わうことができる究極の1台は911だったのではないか。その価値はこの先も変わらないだろう。
◆2位 ポルシェ 718ケイマンGTS4.0&GT4
911もGT系を除いてすべてがターボ付きとなった現在、自然吸気フラット6の濃い味わいを満喫できるモデルは絶滅の危機にある。そんな中、718ケイマンGTSに自然吸気フラット6が復活したのは天の恵み。いま乗るべきクルマの筆頭。
◆3位 ポルシェ 718ボクスターGTS4.0&スパイダー
屋根が開く上に価格がケイマンより安かったかつてのボクスターはポルシェの究極のお買い得車だった。いまは順当な値付けになったので順位を下にしたが、自然吸気フラット6をオープンで味わえるこれは究極の運転快楽車だと思う。
◆4位 ポルシェ 911タルガ4(S含む)
運転の楽しみが凝縮され、日常的に使えるのに加えて、オシャレ度でも群を抜いているのがタルガ。新型は風仕舞いや剛性も格段に進化した。
◆5位 ポルシェ 911GT3
日常での使い勝手を犠牲にしてでも、とにかく911の濃い味を骨までしゃぶり尽くしたいならこれしかない。マニュアルで乗るのもいいかも。
◆6位 ポルシェ 911ターボ・クーペ(S、カブリオレ含む)
運転の楽しみも、速さも、日常の使い勝手も、とにかくすべてを手に入れないと気がすまない人にはこれしかない。飛ばさなくても超速い。
◆7位 ポルシェ 911カレラ・カブリオレ&カレラ4 カブリオレ(S含む)
ポルシェが考える実用性の中には、オープン・エアを楽しめるという項目も入っているのだと思う。日常的に使って何の我慢も強いられない。
◆8位 メルセデス・ベンツ Cクラス・セダン&ステーションワゴン(AMG C43含む)
老若男女の誰が乗っても、確実に、安全に、そして運転する歓びもしっかり感じながら走らせられる究極の実用車はこれをおいて他にない。
◆9位 アウディ A5/S5スポーツバック&クーペ
なによりもパッと見てカッコイイのが最大の得点ポイント。加えて走りがよくて、使い勝手もいいアウディの良さを最大限に体現した1台。
◆10位 BMW M3/M4
先代はかなりサーキット寄りのモデルと感じていたが、新型ではかつてのE46のようなバランスのとれた気持ちのいい走りがかえってきた。
◆11位 アルピーヌ A110(S含む)
100年に一度の大変革期を迎えたクルマ界に突如現れた一服の清涼剤のような1台。乗ればクルマの「変わらない価値」とは何かがわかる。
◆12位 アルピナ B5(リムジン、ツーリング)/D5S(リムジン)
酸いも甘いも噛み分けたコニサーが乗る究極の嗜好品アルピナも、世代交代の時期に。これは古き良き時代の味わいを色濃く残したモデル。
◆13位 アルファロメオ・ジュリア
ジュリアに乗ると、いつもクルマの運転って本当に楽しいな、と嬉しくなる。アルファはクルマ好きの琴線の在り処を知っているんだと思う。
◆14位 マツダ・ロードスター
このクルマが世の中になかったら、私は運転の歓びを知ることができなかっただろう。そういう人は、クルマ好きの中にたくさんいるはずだ。
圧倒的に敷居が高いフェラーリの世界に入るのに、これなら大丈夫かも、と思わせてくれる運転のし易さを持った1台。究極のデート・カー。
◆16位 フェラーリ・ローマ
見ているだけでゾクゾクするくらい強烈な色気を発散する新タイプのフェラーリ。でも、走らせると跳ね馬のバッジは伊達じゃないとわかる。
◆17位 ロールスロイス・ゴースト
オーナーが自ら運転することを想定してつくられたロールス・ロイス。乗り心地の良さをとことん追求するとスポーティになるという見本。
◆18位 メルセデス・ベンツ Sクラス・セダン
今年乗ったサルーンの中でロールス・ロイス・ゴーストとこれがもっとも印象に残った。究極の乗り心地の良さとスポーティな走りを両立。
◆19位 マクラーレン 720S(スパイダー含む)
私にはとても手が届きそうにない価格と日常的な使い勝手を考えてこの順位にしたが、運転する歓びの大きさで採点すれば満点をつけたい。
◆20位 ランボルギーニ・ウラカン(STO/EVO/RWD/スパイダー含む)
圧倒的な目立ち度を持つスーパーカーでありながら、これほど運転のし易いクルマは他にない。これが最後(?)の自然吸気V10の価値も無限大。
文=村上政(ENGINE編集長)
(ENGINE2021年9・10月号)
ENGINE編集部
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