ケイマンに4リッターフラット6必要?

元々、ボクスター/ケイマンの位置付は?入門ポルシェじゃなかった?この価格やこのスペックは入門用と言えるのか?

996当時、ボクスター/ケイマンは同じ水冷ながら、2.5リッターフラット6を積み、明確に911の格下、入門用の位置にあった。

しかし、代が進み、サイズ拡大され、911に近い排気量のフラット6を積んだモデルが出て来た。モデルに依っては、911より速く走れる。車種構成やグレード構成が破綻している。

逆に、4リッターフラット6を積むにしても、積むならGT3用4リッター500馬力超を積めば良かったのではない?ワザワザ、GT3用4リッターフラット6から格落ちのエンジンを積む必要はなかったのではないの?

日本のバカなモータージャーナリストに限らず、世界中のジャーナリストにもソコに触れた記事はなかったように思う。

今の世界中の自動車メーカー、過大装備⇒過大サイズ⇒過大重量⇒過大馬力&トルク⇒過大価格という、過大スパイラルにある。世界中のモータージャーナリスト、誰一人歯止めになった者はいない。自動車メーカーに媚びてヨイショ記事ばかり書いている。

存在する価値はない。

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「4リッター水平対向6気筒NAエンジンはいつ絶版になっても不思議じゃない! by 国沢光宏」自動車評論家42人が選んだ「いま買っておきたいクルマ」2022年の総合第5位は、ポルシェのあのモデル!!
12/5(月) 7:30 Yahoo!ニュース
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これが最後の内燃エンジンのケイマンか?
 
次期718シリーズのピュアEV化は不可避か!?
雑誌『エンジン』の大人気名物企画、「エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス」。大激変期のいま、僕たちクルマ好きの欲望を一番刺激するクルマはいったい何か? 42名のホット100選考委員のジャーナリストと編集部員のそれぞれが、2022年の今だからこそ買いたいと考える20台に20(1位)~1(20位)のポイントをつけて投票し、新車で買える熱々の100台を選んだ。2022年版のホット100に選ばれた注目の上位20台をカウントダウン形式で発表する。第5位に選ばれたのは?

【写真14枚】4リッター水平対向6気筒NAエンジンはいつ絶版になっても不思議じゃない、ポルシェ718ケイマンGTSの写真を見る!

◆自然吸気4リッター水平対向6気筒エンジンを搭載するポルシェ718ケイマンGTS & GT4が、第5位にランクイン!

このクルマを選んだ人のコメントを読んでいくと、まったく私がケイマンに対して思っている通り! 竹岡 圭さんは「水平対向6気筒のNAエンジン、これはもう最後かもしれない……。味わっておかないといけない……。そんな気持ちが最も急いてしまうモデルです。実際素直で伸びやかなこの気持ち良さは、やはり大排気量NAならではだな~と惚れ惚れします」。実際、自然吸気エンジンの魅力は大きいと思う。そして絶版確実です。

私や竹岡さんと同じく1位にした河村康彦さんも「ブランドの魂たる911シリーズを可能な限り長く“エンジン車”として存続させるべく、次期718シリーズのピュアEV化は不可避である模様。珠玉の最新フラット6自然吸気エンジンをポルシェのミッドシップ車で味わっておきたい!」。少し解説しておくと、今やメーカー毎に燃費平均CAFEのクリアが求められる。911をエンジン車として残そうとすれば、他のモデルは電気自動車にして平均燃費を稼がなければならない。

2位をケイマンにした人は5人!飯田裕子さんは「速さより自然吸気の味わい深さに魅了される。981型ボクスターの6MTを所有する私でさえ増車を考える。4リッターNAフラット6は濃密さがまったく異なりNAポルシェ・グルメの舌を唸らせる魅力あり!」。石井昌道さんも「総合的にはA110を1位としたが、水平対向6気筒NAをMTで走らせるパワーユニットの楽しさではぶっちぎり! ストリート・レベルならば懐が深いシャシー性能もさすが」。

◆NAフラット6&6段MTの組み合わせは、もはや動く芸術品

最近再び全日本ラリーに参戦している清水和夫さん曰く「ケイマンGTS4.0は911カレラの廉価版だと思っていたが、新型はミッドシップという駆動方式をいかしてとても乗りやすい。しかもエンジンは自然吸気のフラット6。官能的なエンジンフィールに酔いしれ、リア・サスペンションの接地性は進化している」。藤原よしおさんは6段MTを選べることについて「奥深くクセがないシャシーとNAフラット6&6段MTの組み合わせは、もはや動く芸術品の領域」と絶賛。

村上編集長とシャシー・フェチである(笑)上田純一郎さんという編集サイドの2人もケイマンを高く評価している。なかでもポルシェ通である村上編集長は「いま、これに乗らずして何に乗る、と絶叫したくなるくらい欲しい1台」。上田さんの場合「シャシー・フェチだがこのエンジンは別腹。音もフィールもかつての空冷時代風な上に、MTなら自在に調律も可能。速さや効率を考えれば過給しない手はないのに、あえての自然吸気復帰を評価」。

1位にした私の評価理由だけれど、ポルシェ911と同等以上の性能と乗り味のクルマを魅力的な価格で買えることをもって「素晴らしい」と考えます。純粋な楽しさやハンドリング、性能、価格などを考えたらケイマンGTSは世界一レベルが高いと思う。そして4リッター水平対向6気筒エンジンは今や希少、というか絶滅危惧種であり、いつ絶版になっても不思議じゃありません。420馬力で293km/hというパフォーマンス、文句なしです!

「ポルシェ718ケイマンGTS4.0」全長×全幅×全高=4455×1825×1270mm。ホイールベース=2484mm。車両重量=1450kg(GTS4.0/MT)。ミドシップに搭載される4リッター自然吸気フラット6は最高出力420ps/7600rpm、最大トルク420Nm/5000~6800rpmを発生、6段MTないし7段PDKを介し、後輪を駆動する。車両本体価格=1152万円~。

文=国沢光宏

ポルシェ718ケイマンGTS4.0&GT4にはこの14人が投票! 240点を獲得!!
河村康彦20pt+国沢光宏20pt+竹岡圭20pt+飯田裕子19pt+石井昌道19pt+清水和夫19pt+藤原よしお19pt+編集部村上19pt+編集部上田18pt+山田弘樹18pt+藤野太一17pt+編集部新井13pt+桂伸一12pt+高平高輝7pt(合計240pt)

(ENGINE2022年9・10月号)
ENGINE編集部

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