R35GT-R Tスペック、自動車マスコミひたすらヨイショ!

R35GT-R自体に言える話というか、何も特別なスペックのクルマではない。世界中の自動車メーカー、70年代には2リッター直4ターボでも500馬力以上出せていたし、BMWは3リッター直6ターボで700馬力以上出していた。80年代のF1では1.5リッターV6ターボで1,500馬力以上。それから30年から40年経ち、400~600馬力なんて、別に驚く数字ではない。いっそ、2リッター直4ターボで600馬力以上のクルマを市販する方がスーパーだ。

このクルマを見て、4リッター近くのV6ターボ、70キロ近くのトルクを持つ。つまり、7リッター相当のエンジンになるのだ。その駆動力を4WDで伝える。もはや、なんの捻りもない、マセラティーはギブリ以降でやってる。何も驚く効率でもメカニズムでもない。他の世界中の自動車メーカーでも、作る気になればフツ~に作れる。スーパーカーというモノではない。

こんな重くてデカい4WD、公道で走れば大重量がマイナス方向の慣性力として作用し、スピードが乗り切らない状況でもかなりのスピードになり、性能発揮の領域に行かない。クルマを走らせるという意味では、スポーツカーですらない。

ただ、フツ~の技術で作った速いクルマというだけだ。

実際、最強のクルマではないし、買い被られた高いクルマだ。

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早くもオークションで2500万円!! 最強か? 高いだけか?? 爆上がりGT-R Tspecの実力は?
12/25(土) 20:00 Yahoo!ニュース
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ベストカーWeb
 2021年9月14日、日産GT-Rの2022年モデルが発表された。同時に特別仕様車の「GT-R プレミアムエディション Tスペック」とGT-Rトラックエディションエンジニーアードバイニスモ Tスペックが両モデル合わせて、限定100台で抽選販売された。

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 街で見ることはないと思われていた超レアモデルに試乗インプレッションをすることができた。R35型GT-Rの集大成といわれているモデルの実力は一体どのようなものなのか。

 文、写真/萩原文博

年々進化し、誰もが楽しめるマルチパフォーマンススポーツカーに
 
GT-R プレミアムエディション Tスペックのフロントスタイル
 2022年モデルに設定された特別仕様車の「GT-R プレミアムエディション Tスペック」を運転していて脳裏に思い浮かんだのは、2007年にGT-Rが登場したときの「誰でも、どこでも、どんな時でも最高のスーパーカーライフを楽しめる」というコンセプトを具現化したマルチパフォーマンス・スーパーカーであるという水野さんの言葉だった。

 デビュー当初のGT-Rはサーキットのようなクリーンな路面では圧倒的なパフォーマンスを発揮できたが、工事による継ぎ目があったり轍があったりなどアンジュレーションの酷い公道では、私ぐらいの腕では真っ直ぐ走らせることも大変なマシンだった。

 しかし、GT-Rは毎年のように改良が施され進化を遂げていく。そして、CPS(チーフプロダクトスペシャリスト)に田村宏志さんが就任すると、GT-Rはこれまでの公道を走れるレーシングカーからサーキットを走れる最強のロードカーへと変貌した。

 四輪特にリアタイヤの接地感を感じられるようになり、アンジュレーションのある公道でも安心してアクセルを踏むことができるようになった。それはサーキットモデルとしてNISMOが設定されたことで、より公道を楽しく操れる仕様になったからだ。

 2016年に発表された2017年モデルでは内外装だけでなく、ボディにまで手が加えられた。エンジン出力も向上したが、最高出力500ps以上あるクルマとは思えない程の扱いやすさがGT-Rの魅力となった。

 さらに2020年モデルでは、GT-R NISMOに搭載している、ターボ高効率化技術「アブレダブルシール」を採用しレスポンスを向上。街乗りでの加速でもこの効果を味わうことができ、操る楽しさをどんな速度域でも味わえるようになった。

 そして今回試乗したのは、2022年モデルに設定された特別仕様車の「GT-R プレミアムエディション Tスペック」だ。R34型スカイラインGT-Rの最終モデル「ニュル」に採用されたボディカラーのミレニアムジェイドを纏っている。

 個人的にはこのミレニアムジェイドのボディカラーを見ると、これがファイナルモデルであるというメッセージに感じられて少々寂しい気持ちになった。ちなみにT-スペックは"Trend Maker"そして"Traction Master"が由来となっている。

サーキットでも速い究極のロードカー
 
GT-R プレミアムエディション Tスペックの走行シーン
 試乗したGT-R プレミアムエディション Tスペックは、特別装備として、専用のカーボンセラミックブレーキをはじめ、樹脂製に対して重量が約半分となるカーボン製リアスポイラー、専用セッティングのサスペンションそして専用開発されたブロンズ塗装されたレイズ製アルミ鍛造ホイールを装着。

 さらに外観では、専用拡幅フロントフェンダー(後部アウトレットダクト付)、専用拡幅フロントプロテクターそして前後にT-Specのバッジが貼られている。そしてエンジンカバーも専用のアイテムに変更されている。

 インテリアでは、センターコンソールにT-Specのバッジが貼られているのをはじめ、専用キッキングプレート、ルーフの刺繍。加えて、専用内装色のコーディネートが施された専用インテリアとなっている。

 GT-R プレミアムエディション Tスペックに乗ってまず感じたのは、静粛性の高さ。3.8L V6ツインターボエンジンのエキゾーストノートは車内にも入ってくるが、助手席に座る人との会話に全く支障がない。

 そして、最もスゴイ!と感じたのは滑らかな乗り味。20インチという大径タイヤを装着したハイパフォーマンススポーツカーなのだが、神経質な部分は皆無。それでいて、信号待ちなどの発進から高いパフォーマンスをしっかりと感じられる。

 今回は高速と一般道で約150km走行。高速が約100km、一般道が約50kmという割合だ。高速道路での身のこなしの鋭さと安定感はさすが!という言葉に尽きる。しかも素晴らしいのは路面が荒れていても安定感は全くスポイルされないことだ。

 一般道も積極的に走行した。その理由は荒れた路面での低速域ではこの高い安定性も、少しは影を潜めるはずと思ったから。しかし全く杞憂に終わる。

 路面の荒れた一般道でも安定感は抜群で気持ち良くアクセルを踏み操ることができる。まさに、「誰でも、どこでも、どんな時でも最高のスーパーカーライフを楽しめる」クルマに仕立てられているのだ。

 今回試乗したGT-R プレミアムエディション Tスペックの車両本体価格は1590万4900円。実際乗った印象としては、この価格はバーゲンプライス。すでにオートオークションに出品されたGT-R プレミアムエディション Tスペックは2500万円で落札されているとのこと。

 煽るつもりは毛頭ないが、すでにGT-R プレミアムエディション TスペックはGT-R NISMOと同じ市場価値となっているのだ。100名の当選された方々。本当におめでとうございます。間違いなく一生モノのクルマと言える。

 【ベースモデル】(恒常販売)

 ・GT-R Pure edition 10,828,400円

 ・GT-R Black edition 12,772,100円

 ・GT-R Premium edition 12,329,900円

 ・GT-R Track edition engineered by NISMO 14,636,600円

 【特別仕様車】(100台の限定抽選販売ですでに完売)

 ・GT-R Premium edition T-spec 15,904,900円

 ・GT-R Track edition engineered by NISMO T-spec 17,881,600円

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