ポルシェ992GTSエンジンが・・・。

本来、911GTSはストリート最強車種、GT3のエンジンにロード快適装備のクルマであったハズ。(しげの秀一「MFゴースト」のJ・テーラー911GTSをチョイスしていたハズ。チャンピオン石神風神は911GT3だが。)

元々、911GT3はサーキット、レース指向のクルマで、公道走るコトしかないなら実用面でアソコまでのスパルタン演出は必要ないと思う。実際、家族はフツ~の911カレラの後部座席で「(後ろのエンジンが)意外にうるさい。」と言うくらいだ。

もちろん、より実用側に振るならFRのBMW M3しかない。

しかし、GT3が未だにNAエンジンであるのに、GTSをカレラの3リッターターボにするのか?まして、カレラSからライトチューンまでして色替しているのだから。

 

 

 

 

 

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ポルシェ「911」に待望のマニュアル仕様が追加! タイプ992国内初MTとなる「GTS」に試乗しました
3/22(火) 19:10 Yahoo!ニュース
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バリエーションも豊富な「GTS」、キャラクターはよりスポーティに
 タイプ992の発売から約2年半を経て、「911」シリーズに「GTS」モデルが追加された。GTSは出力としてはカレラSとターボのあいだに位置するもので、よりスポーティなキャラクターが与えられている。「911カレラGTS」をはじめ、「911 カレラ GTS カブリオレ」、「911 カレラ 4 GTS」、「911 カレラ 4 GTS カブリオレ」、「911 タルガ 4 GTS」といったバリエーションが用意されている。

【画像】内外装もスポーティ仕立てのポルシェ「911GTS」を見る(10枚)

 
カレラGTSのボディサイズは全長4520×全幅1850×全高1303mm、車両重量は1720kgとなる(C)デレック槇島
●タイプ992国内初となるMT

 エクステリアは、フロントバンパーのインテーク部やリアのエンジンフードのルーバー、マフラーまわり、アルミホイールなどがブラック基調のスポーティなデザインとなるのがGTSに共通する特徴だ。

 今回の試乗車はベーシックな2輪駆動(RR)の「911カレラGTS」。しかも7速マニュアルトランスミッションだった。この2駆のカレラGTSクーペにのみ8速PDKに加えて、国内で販売されるタイプ992としてはじめてMTが設定されている。

 3リッター水平対向6気筒ターボエンジンは、最高出力480ps、最大トルク570Nmを発揮。これはカレラ Sと比べて30ps・40Nmのアップとなる。足回りはポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)を備えたGTS専用サスペンションで、ターボ由来の高性能ブレーキシステムによって強化されている。

 インテリアもブラック基調で統一されており、試乗車にはオプションのCFRP(カーボンファイバー強化プラスチック)製フルバケットシートが装着されていた。表皮はレザーとRace-Texという高品質なマイクロファイバー素材を組み合わせており、サポート性は良好かつソフトな肌触りを両立し、ロングドライブも疲れ知らずだった。

 ただし、これを選ぶとリアシートに乗り降りすることが不可能なため、後席レスの2座仕様になるようだ。ちなみにバケットシートのお値段は89万1000円。

 シフトレバーを10mm短縮しショートストローク化された7速MTは、実に小気味よく気持ちよく、シフトが決まる。久しぶりに無意味にシフトチェンジしたくなるクルマに出会った気がする。少しズボラな運転がしたいときは、センタースクリーンの設定にある「Auto Blip」を選ぶといい。スポーツモードなどでは自動でこの機能が働くようになっているが、ノーマルモードでもこれを選択しておけば、自動でブリッピングして回転数をあわせてくれる。7500回転でレッドゾーンを迎えるエンジンは、とてもターボと思えない、まるで自然吸気のように、ラグを感じさせることなくスムースに吹け上がる。

 サスペンションは、911ターボのものをベースにGTS専用にチューニングされたというが、もちろん硬くはあるが、揺さぶられるような挙動はなくまったく不快ではない。高速にのって速度があがると、さらにびたっとフラットに安定する。目地段差のいなしも見事。これならデートにだって使えそうだ。

左ハンドル仕様も選べるようになった「GTS
GTS」モデルではこれまで設定のなかった左ハンドル仕様が選べるようになったのも朗報だ。試乗車は右ハンドルのMTという組み合わせだったが、ペダル類のオフセットもほとんど気にならなかった。

 
PASMを備えたGTS専用サスペンションを装着。最大25kgの軽量化を実現するライトウエイトデザインパッケージもオプションで用意される(C)デレック槇島
●気持ち良くて楽しいMTにふさわしい機能も

 また今回は試していないが、インフォテイメントの音声入力がアップデイトされ、近年各社が採用する自然言語で操作可能なシステムを搭載し、“ヘイ、ポルシェ”で起動するという。運転中は左右の手がふさがっているMTにこそふさわしい機能といえるだろう。

 いまや、0-100km/h加速も燃費も、8速PDKのほうが優れているのはいうまでもない。現に高性能スポーツカーの多くがMTの採用をやめている。

 それでもやめない、しかもこんなに気持ち良くて楽しいMTのクルマをつくり続けているポルシェにはただただ感心するほかない。MTでもPDKでも車両価格(消費税込)はまったく同じ(1868万円)だけれど、僕なら迷わずMTを選ぶ。

●Porsche 911 Carrera GTS(MT)
ポルシェ・911カレラGTS(MT)
・車両価格(消費税込):1868万円
・全長:4520mm
・全幅:1850mm
・全高:1303mm
ホイールベース:2450mm
・車両重量:1720kg
・エンジン形式:水平対向6気筒DOHCターボチャージャー
・排気量:2981cc
・エンジン配置:リア縦置き
・駆動方式:後輪駆動
・変速機:7速MT
・最高出力:480ps/6500rpm
・最大トルク:570Nm/2300-5000rpm
・0-100km/h:4.1秒
・最高速度:311km/h
・ラゲッジ容量:132L(フロント)、264L(フロントシート裏)
・燃料タンク容量:64L
・サスペンション:(前)マクファーソンストラット式、(後)マルチリンク式
・ブレーキ:(前)対向6ピストン式アルミニウムモノブロックキャリパー、Φ408mmクロスドリル加工ベンチレーテッド・ディスク、(後)対向4ピストン式アルミニウムモノブロックキャリパー、Φ380mmクロスドリル加工ベンチレーテッド・ディスク
・タイヤ:(前)245/35ZR20、(後)305/30ZR21
・ホイール:(前)8.5Jx20、(後)11.5Jx21
藤野太一

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