この当時の5ナンバーで最強の部類なだけ。

80年中盤、乗用車として最強のエンジンは6気筒3リッターターボ、トヨタのクラウンやスープラソアラ直列6気筒ターボ、ニッサンのセドリック/グロリアやZやレパードにV型6気筒ターボが積まれていた。230馬力くらいだったと思う。日本の規格で言えば2リッター以上の無差別級、3ナンバーだった。

5ナンバーで最強の部類だったのが、6気筒2リッターターボ、トヨタスープラソアラやマークⅡ3兄弟(マークⅡ・チェイサー・クレスタ)に直列6気筒ツインターボニッサンのZやスカイラインやローレルに直列6気筒ターボが積まれていた。190馬力くらいだったと思う。(前のスカイライン/シルビアの205馬力はグロス値表示で、15%くらい高め、ネットでは170馬力相当だった。)

スポーツカーを脅かすと言っても、自動車メーカーはスポーツカーとセダンのエンジンや車体を共用しているから、当たり前のコトだ。

その後、初代シーマ、スープラターボAらが出て250馬力をオーバーし、270馬力に到達、280馬力前夜に至る。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ツインターボのパワーは当時の2Lトップクラス! スポーツカーをも脅かすパフォーマンス|1986年式 トヨタ クレスタ GT ツインターボ
4/15(金) 12:02 Yahoo!ニュース 
サイドステップは、定番アイテムだったピッツーラのレプリカ品を装着する。
1980年代から2000年代初頭まで日本のアッパーミドルサルーンはマークⅡ3兄弟中心に世界が回っていた。とくに3兄弟が揃った80年代はハイソカーブームを巻き起こすと同時に先頭に立って時代を動かした。
まさに80年代を象徴する一台となったマークⅡ3兄弟を3世代にわたって分析&紹介していこう。
※特集内では特定の車種・グレードを示す場合を除き、各世代を示す表記を一般的な通称となる61/71/81系またはシリーズとしています。

>>【画像18枚】 小型のタービンを2個装着し、当時の国産2Lトップクラスのパワーとハイレスポンスを実現したツインターボ、1G-GTEU型エンジンなど

【1986年式 クレスタ GT ツインターボ

 ここで紹介するのは、1985年に追加されたGTツインターボ。2L直列6気筒の1G‐GEU型にトヨタ内製の小型タービンを2つ装着した、国産量産車初のツインターボエンジン搭載車だ。そのパワーは当時の2Lトップクラスで、185ps/24.0kg‐mを発揮。これに合わせてサスペンションも強化され、タイヤはピレリ製P6を標準装着。さらにブレーキも大型化し、ハイパワー化に対応している。また、エクステリアではフロントスポイラーやアルミホイールが標準装備され、インテリアではスポーツシートや専用革巻き3本スポークステアリングなどを採用。スポーツカーをも脅かすパフォーマンスを手に入れたのだ。

 

1986年式 トヨタ クレスタ GT ツインターボ(GX71)
SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4690×1690×1385
ホイールベース(mm)  2660
トレッド前/後(mm) 1440 / 1455
車両重量(kg)  1350
エンジン型式  1G-GTEU型
エンジン種類 直列6気筒DOHCツインターボ
総排気量(cc) 1988
ボア×ストローク(mm) 75.0×75.0
圧縮比 8.5:1
最高出力(ps / rpm) 185 / 6200
最大トルク(kg-m / rpm) 24.0 / 3200
変速比 1速 3.285 / 2速 1.894 / 3速 1.275 / 4速 1.000 / 5速 0.783 / 後退 3.768
最終減速比 4.300
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット / セミトレーリングアーム
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 205 / 60R15(前後とも)
発売当時価格 277.7万円


初出:ハチマルヒーロー 2015年 05月号 vol.29(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部

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