2サイクル250ccに700万以上、正気で欲しいか?

クルマでもオートバイでも、モータージャーナリスト、カネ持ちばかりか?無責任に欲しくなるのか?2サイクル250ccに700万円以上のプライス付いてるオートバイ、正気で欲しいと言うのか?

モータージャーナリストさんなら、市場価格って、知ってるか?オートバイの価格相場って、知ってるか?2サイクル250ccの新車、いくらで売っていたか、知ってるか?今、バカなオートバイメーカー撤退の煽りでいくらになってるか、知ってるか?

カーボンフレーム?要らね~ョ!

ハッキリ言う。

日本オートバイメーカーでも、どうすれば2サイクルを商品に残せるか、研究はしてるだろう。まあ、見当違いの商品を多発し、市場破綻を招いているくらいだから、市場を読めてない部分はあるが。

こんなバカ値のオートバイ、カネ余りのバカに買わせて置け!

 

 

 

 

 

********************************

排ガス規制に消えた幻の「2ストローク」が復活! 価格は700~990万円、超高級なのに欲しくなるオーラ満々だ
9/29(木) 17:31 Yahoo!ニュース
  59 
モーターサイクル史に残る技術
 
ヴィンス ドゥエチンクアンタ コンペティツィオーネ/ストラーダ(画像:モータリスト合同会社
 世界のモーターサイクル市場から、公道走行を可能とする2ストロークサイクルエンジンを搭載したモーターサイクルの新規開発車が消滅して、すでに20年以上の年月が経過した。

【画像】「白煙モクモク」じゃない!? 最新技術で蘇った2ストバイクの画像を(画像5枚)

 現在は過去に製造販売された個体が、中古車市場において一部の熱心なマニアに支持されつつ、わずかな台数が流通するだけである。公道走行が可能なモデル以外では、これも極少数の公道走行不可のオフロードレーサーが主として欧米で流通しているものの、総じてマイナーであるという事実に変わりはない。

 かつて1980年代から1990年代に掛けて、特にわがニッポンが生んだ2ストロークサイクルエンジンを搭載した250ccクラスのスポーツモーターサイクルは、同時代の市販ロードレーサーに極めて近い存在として圧倒的なパフォーマンスを発揮した。

 そこでは技術を極めたという意味でモーターサイクルの歴史に残るエポックメイキングなモデルが次々と送り込まれていた。

 ノスタルジックに浸るつもりはないが、日本のモーターサイクル業界にとって最も良い時代だったと言って良いだろう。

現代に復活 スポーツタイプ2種
 2ストロークサイクルエンジン搭載のモーターサイクルが公道から消えた理由。それは、21世紀に入ってから排気ガス規制が大幅に強化されたことに起因している。構造上、潤滑用オイルを燃焼室内に供給しなければいけないことが大きなネックとなった。

 さらに、吸気によって排気ガスを押し出すといういわゆる掃気行程の存在が排気ガス対策を難しくしていたことも、公道での2ストロークサイクルの寿命をいっそう縮める理由となった。

 その後、市場からは常に2ストロークサイクルの復活を求める声が絶えることはなかった。試作車レベル、ショーモデルレベルでは何例かが紹介されたこともあった。しかし、本格的な量産市販化にまでこぎつけた個体は存在しなかった。

 ここで紹介するのは、このたびイタリアのとあるコンストラクターが開発した250ccの2ストロークサイクルV型2気筒エンジンを搭載するスポーツモーターサイクル2種である。

 エンジンを開発したのは「Vins Sri」社。かつてアプリリアが世界GPに投入していたロータックス製のエンジンをベースにディテールおよび補機類の設計を全て見直し、2ストロークサイクルでありながら最新のユーロ5排出ガス規制をクリアすることができる革新的なエンジンを完成させた。

 ちなみにVins社の主任設計者であるヴィンセンツィオ・マッティアは、2015年から2017年に掛けて今回完成させたエンジンのベースとも言えるエンジンの開発と試運転に成功しており、じっくり時間を掛けて熟成させた上での満を持しての市販化だということである。

規制をクリアしたメカニズムは
 さてこのエンジンにおける重要なメカニズム上のポイントをかいつまんで説明する。まず燃料供給装置は、電子制御燃料噴射。

 インジェクターは1本だが、その下流にあるリードバルブ/ギロチンスライドバルブと合わせて電子制御することで、排気ガス規制に対応した適正燃焼制御を可能としている。

 また2ストロークサイクルにとって必須の潤滑オイル供給システムは、4基のデロルトの開発による電子制御オイルポンプを採用。スロットル開度、エンジン回転数、エンジン負荷などを総合的に判断することで決定されたオイルは、各シリンダーそれぞれ2か所の吐出口からリードバルブ部に供給される。

 ガソリンに対する混合比は0.5%から5%までと、過去には最大で20%から30%もの混合比を要求していたかつての2ストロークサイクルとは比較にならない小さな数値に止まっており、これもまたユーロ5クリアに果たした役割は極めて大きいと言って良いだろう。

 最高出力と最大トルクはそれぞれ75hp/11700rpm 45Nm/11700rpm。

 最高出力と最大トルクを全く同じ回転数で発揮しているという点がユニークではあるが、かつての2ストロークサイクルは比較的低回転で最大トルクを発生し、高回転もあまり得意ではなかったというエンジン特性を思うと、この新しいエンジンのパワー特性はスロットル開度とエンジン回転数に合わせてリニアに増してゆくという好ましい性格が推測できる。

希望小売価格は750~990万円
 なお、今回日本での総代理店を務めるモータリスト合同会社(東京都大田区)から市販されるモデルは、エンジンを開発したVins Sri社によるものが保安部品を装備することで公道走行を可能としたヴィンス・ドゥエチンクアンタ(250の意味)ストラーダと、保安部品なしの純レーサーであるコンペティツィオーネの2タイプ。

 両者ともにフレームはCFRPコンポジットモノコック。エンジンその他のメカニカルスペックは基本的には同じであり、違いは前者が105kg、後者が102kgという車両重量のみである。

 さらに他には、イギリスのコンストラクターであるランゲン・テクノロジーから、同じVins製のエンジンをユニークなアルミパイプフレームに搭載したランゲン・ツーストロークもリリースされる。

 こちらもエンジンのスペックは変わらないが、シャシーのデザインが個性的なパイプフレームなのに加えてフロントにはあえて正立タイプを採用するなど、クラシカルなイメージを備えている。車重は119kgとヴィンス製を上回っているものの、客観的に見れば十分に軽量ボディである。

 気になる日本国内での希望小売価格は、ヴィンス・ドゥエチンクアンタ・ストラーダが990万円。同じくコンペティツィオーネが750万円(いずれも消費税込み)。ランゲン・ツーストロークが800万円(消費税込み)だ。

この価格の意味をどう評価するか
 
ランゲン ツーストローク(画像:モータリスト合同会社
 決して安くはないこの価格の価値と意味をどう評価するか?

 情熱あふれるエンジニアが力を注いだエンジンをクラフトマンによるハンドメイド製作のシャシーに搭載するという、事実上の注文生産カスタムというべき超プレミアムモデルであることを考えれば、決して法外とは言えない。

 所有する喜びは言うまでもなく、いずれは歴史に残る存在となることは間違いない。
浅野良(フリーランスノンフィクションライター)

********************************