アテがハズれたオリックス中嶋監督の焦り!

今回の日本シリーズ前、オリックス中嶋監督はリベンジへの手応えを感じていたろう。イヤ、ファンから見て、山本由が勝っても宮城や山岡に勝ちに行く気迫が希薄、実際に重要な試合を落としていた。単に、ソレ以上にソフトバンクが重要な試合を余計に落としただけだ。四半世紀前にイチローが日本一に挑んだ状況とは違った。

チーム作りで、メインに据える人選、投手面で誤った。

打撃のメインが吉田正であるコトは正しい。3番になろうと4番になろうと、自分の周辺が杉本になろうと中川になろうと、走るコト以外は全力で取り組んだ。打者や野手は、自分の打席や自分の周辺に打球が来ないと、貢献のしようがない。責任は果たしている。

しかし、投手のメインが山本由にして、この有り様だ。基本、自分の割当された出番だけが関心事、後は「そんなの、関係ねぇ~!」藤浪や大谷や根尾ら甲子園などで負けられない高校で育った選手とは、チームメンタルやエースメンタルが全く異なるのだ。

自分の出番で勝つコトはもちろん、チームの勝利やメリットに更に貢献を増やすコトを考え、監督コーチに提案する姿勢を持つかどうかだ。昔、V9巨人をストップした与那嶺中日と400勝金田監督のロッテの日本シリーズ村田兆治が先発中継抑えフル回転して、生涯唯一の日本一を獲った。

そういう覚悟や決意、たぶん、中嶋監督以下コーチにも選手達にもないだろう。去年はこの期間に外人交渉していたフロントも、支援する気はない。

今日負ければ、1分4敗の可能性は高い。

 

 

 

 

 

 

 

 

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オリックス・中嶋監督は打線に奮起促す「ポジティブに。それしかない」
10/26(水) 11:55 Yahoo!ニュース
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杉本(背番99)が空振り三振に倒れ、ベンチで腕を組むオリックス・中嶋監督 (C)Kyodo News
SMBC日本シリーズ第3戦】
● オリックス 1-7 ヤクルト ○
<10月25日 京セラD大阪>

【動画】オリックス完敗…日本シリーズ第3戦のハイライト

 日本シリーズ1敗1分けで本拠地に帰ってきたオリックスは、同第3戦に完敗。試合の主導権を握られる苦しい試合展開で、引き分けを含め2連敗となった。

 先発の宮城大弥は4回まで無失点の好投を続けていたものの、5回にピンチを招き山田哲人に痛恨の3ランを被弾。打線は昨年のシリーズで完封された高橋奎二から4回一死二・三塁のチャンスを作るも、中川圭太、杉本裕太郎が連続三振するなど沈黙した。終盤には竹安大知が1失点、本田仁海が3失点と自慢のリリーフ投手陣が崩壊。9回に代打・西野真弘の適時打で完封負けを阻止するのがやっとだった。

 中嶋聡監督は、5回に決勝弾を被弾した宮城の調子自体は「悪くはなかったと思うんですけど」と振り返りつつ、「チャンスは(4回裏の)一回ぐらいかな。あそこで打てなかったのが…その次の回ですからね。そういう流れになっちゃってる感じがしますよね。(先制するとしないでは)全然違いますよね」と、失点直前の4回一死二・三塁の絶好機を逃した拙攻を悔やんだ。

 第3戦は8安打2四球で計10出塁。1・4・7回は得点圏にも走者を進めたが、あと1本という場面でことごとく三振で流れが止まってしまった。

 「しっかり振ることですよね。中途半端なスイングをするぐらいだったら、ちゃんと振らないといけないですし、ただ当てに行って当たらないんでしたら、ちゃんと振るということですよね。打つべきボール。待つべきボール。しっかりやって、ストライクとボールの…少しボールぽいですけどね。そこを中途半端に振ってしまったというのが、ちょっと反省かなとは思う」

 ベンチから発破はかけるものの、打席で迷いが垣間見える反応もあり、「行けって言ってるんですけどね。それがなかなか手が出ないというのは、プレッシャーと言ったらアレですけど、いま点が取れない原因なのかな」と話した。

 第4戦へ向けて、「引きずってる場合じゃないですし、まだ負けたわけじゃないですし、やり返すチャンスはいっぱいありますからね…いっぱいもないか。やるしかないんで」と指揮官。「ポジティブに。それしかない。無理矢理ポジティブにしている感じですかね」と、自らにも言い聞かせるかのように前を向いた。
BASEBALL KING

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