バカの日本野球マスコミ、吉田正勝負を"ミス"解釈!

日本野球マスコミ、ちゃんと野球を見てないからか、結果追いばかりの節穴解釈記事を書く。

二死一塁で、ワザワザ、吉田正を敬遠しスコアリングポジションに走者を進めるバカが、一体ドコにいると思うか?マクガフはパワーピッチャー、杉本に合う可能性はある。まして、ワンヒットでも良い状況は、第4戦の3回と同じ局面だ。再現するのか?記者がバカだと思う。

ミスとは、二死二塁からの投ゴロをハジいたマクガフの捕球ミスや一塁への送球ミスを言う。あんなダメな態勢で投げて、アウトを取れると思う判断がミスだ。

ミスとは、ホームランを打たれた吉田正への配球の方だ。あの4-4の二死一塁で、長打警戒の配球が必要で、インサイドに変化球はない。カットかスプリットか、インサイドはダメだった。

二死一塁で吉田正との勝負を避けろって説いた、セ・リーグの超大物OBって、誰?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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オリックス吉田正の劇的サヨナラ弾の裏に何があったのか…2勝2敗1分のタイに並ばれたヤクルトの選択ミスとマクガフの誤算
10/28(金) 6:31 Yahoo!ニュース
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オリックスの4番の吉田正が9回に劇的なサヨナラ2ラン。9回にマクガフのミスにつけこんでの逆転劇だった(資料写真)
日本シリーズの第5戦が27日、京セラドーム大阪で行われ、オリックス吉田正尚(29)のサヨナラ本塁打でヤクルトに6-4の劇的なサヨナラ勝ち、対戦成績を2勝2敗1分けのタイに戻した。今シリーズ打率1割台と低迷していた4番の吉田正は、この日、1試合2本塁打の完全復活。舞台は29日から再び神宮へ移るが、もし3勝3敗1分けで並んだ場合は31日(月)に同球場で36年ぶりの第8戦が行われることになる。

「感無量です」
 日本一美しいフォロースルー。
 吉田正はバットを放り投げてから右手を突き上げた。9回の土壇場で、守護神マクガフのミスを誘って、4-4の同点に追いつき、さらに二死一塁。主将で4番の吉田正が、マクガフの「落ちなかった」139キロのスプリットをフルスイングした打球は、京セラドームの5階席の一番上まで飛んだ。劇的なサヨナラ2ラン。一塁を回って両手を上げた吉田正は、ナインが待ち受けるホームに後ろ向きにジャンプして飛び込み、そのままひっくり返って転倒。手荒い祝福を受け、スポーツドリンクでびしょ濡れとなった。
 「感無量です」
 ヒーローインタビューで吉田正の白い歯が光った。
 中嶋監督も興奮していた。
「本当に凄い試合になりました」
その瞬間、興奮と同時に「終わったなあ」と安堵感に包まれた。
 ヒーローの吉田正に声をかけていたが「何を言ったか覚えていない」という。 
 お立ち台で吉田正は、「西野選手の気迫のつなぎでなんとか打席が回ってきました。二死一塁でしたし、自分のスイングを心掛けて打席に入りました」と、執念の同点劇を演出した西野を称えた。
 短期決戦はミスが生まれた方が負ける。
 1点を追う9回に中嶋監督は4回にタイムリーを放っている9番打者の若月に代えて安達を打席に送った。マクガフは制球に難があり、マウンドに立ってみなければわからない傾向にある。まして昨年の日本シリーズ第1戦で2点のリードを守れずに負け投手となっている。ストライクが入らない。安達は四球を選び、続く途中出場の福田がバントを決め、得点圏に走者を送って打席には、この日、4打数ノーヒットの西野が入った。
 2球続けてマクガフのスプリットに翻弄されて、連続の空振りで簡単に追い込まれた。だが、見送ればボールの低めの球に食らいつきなんとかバットに当てた。打球はマクガフの正面へ。だが、この簡単なゴロをマクガフがグラブに当てて弾き、あわててマウンドを降りて、素手で拾って一塁へ送ったが、焦って体勢が崩れていたために送球がそれた。その間に安達が二塁から一気にホームイン。オリックスの執念が守護神のミスを誘い、負ければ王手の崖っぷちのゲームで土壇場で同点に追いついたのである。
 今季38セーブの燕の守護神はその場にしゃがみこみ頭を抱えた。
 続く中川圭は三振に倒れたが、その間、オリックスベンチは動かなかった。一塁を空ければ吉田正との勝負は避けられる。中嶋監督は、そう考えたのだろう。
 セリーグの某大物OBが、こう解説した。
「サヨナラの場面。二死で吉田正には一発の危険性があるのだから、ヤクルトベンチは、吉田正か、次の杉本と勝負かの選択をもっと冷静にすべきだった。吉田正には、歩かせていいくらいの気持ちで徹底して厳しく攻めるべきだったが、中途半端だった。マクガフの制球に不安があり、厳しくいけないのであれば、次の杉本の状態はよくないのだからたとえサヨナラの走者を得点圏に進めることになっても吉田正との勝負を避けても良かったと思う」

 初球は、インコースへコースギリギリのストレートから入ったが、これをストライクとジャッジされたことで、バッテリーに“欲”が出てしまったのかもしれない。吉田正は5回に3-2とする勝ち越しのシリーズ初本塁打をバックスクリーンに叩き込んでいた。しかも、昨年の日本シリーズの第1戦にもマクガフからサヨナラ二塁打を放っている。打率は9回の時点でまだ.188だったが、シリーズを通じて吉田正には7四球。徹底した“四球攻め”で主砲を眠らせていたのに最後の最後でヤクルトは中途半端な勝負をしてしまった。
 日本シリーズサヨナラ本塁打は、2018年の柳田(ソフトバンク)以来17人目だが、オリックスでは初。サヨナラ弾を含む1試合2本塁打は、2003年の金本氏(阪神)以来、史上2人目となる。

 吉田正の今季成績は、打率.335(リーグ2位)、得点圏打率.367(同2位)、21本塁打(同4位)、88打点(同2位)だが、チーム得点への貢献度を示すOPS出塁率長打率)は1.008でリーグトップだ。4番としての存在感を示す数字である。
 吉田正の何がどう凄いのか。
 前述のセの大物OBは日本一美しいフォロースルーに秘密があるという。
「後ろが小さく、前が大きいのが理想だが、吉田正のバッティングはまさにそれ。なぜフォロースルーが大きいかと言えば、右手の引き腕をうまく使えているからだ。バットスイングの軌道は、ダウン、レベル、アッパーだが、レベルの時間が長く、アッパーのところで右腕が利き、大きなフォロースルーを作るので、いわゆるボールをバットに乗せるという時間ができる。だから吉田正の打球にあれだけの角度がつき飛距離が出るのだ」

 シーソーゲームだった。
 中嶋監督は「いろんなミスとかありました。最後、こういう形になれたのはよかったですけども、もう一回締め直します」とも言った。
 5回には、先発の田嶋が無死一、二塁から村上を一塁ゴロに打ち取り、3-6-1とボールが渡ったが、一塁カバーに入った田嶋はなんでもない送球を落球。一死一、三塁のピンチを残してしまったのだ。記録は村上の併殺打と田嶋の失策。仕掛けの早い中嶋監督は、ここで比嘉にスイッチした。
 今シリーズすでに10本のヒットを放っている絶好調のオスナを比嘉は、低めのスライダーでショートゴロに仕留める併殺でピンチを脱出した。日本シリーズでは史上初となる1イニング2併殺打の珍しい記録。39歳の変則ベテラン右腕のワンポイント救援の成功が、その裏の吉田正の勝ち越しアーチを生み出したのである。

 中嶋監督は、シリーズの分岐点となる大事なゲームのベンチから、前日に回跨ぎをさせた宇田川と、2イニングを投げさせた山崎颯の“ブルペン四天王”の2人を外していた。若い2人の今後の選手生命と第6戦以降を見据えた英断とも、短期決戦用の采配を誤ったとも取れる選択だった。
 しかし、結果的に3番手の近藤が、6回にアンラッキーな打球もあったものの4本のヒットを集中され、同点、勝ち越しを許すことになった。もし9回のドラマがなくヤクルトに王手をかけられていれば、中嶋監督の選択は、やり玉に挙げられていただろう。
 一方でシリーズ第2戦で9回にまさかの代打同点3ランを内山に打たれて自信を失っていた阿部が、6回二死二、三塁のピンチを脱して、回跨ぎとなった7回も無失点。第1戦で村上に一発を献上した平野が8回を三者凡退、ワゲスパックも9回を3人でピシャリと抑え、1点差をキープしたままサヨナラ舞台につなげた。宇田川、山崎颯、阿部、ワゲスパックの“ブルペン四天王”に加え、平野まで自信を回復させて“後ろ”を完全に整備した状態で対戦成績をタイに戻した意義も大きいだろう。
 中嶋監督が言う。
「なかなか勝てなかったですが、これでタイになりました、あとは勝ち抜くだけ」
 懸念材料は第1戦で左脇腹に違和感を訴え途中降板したエースの山本が不在という部分。おそらく第6戦には、神宮のマウンドと相性がよく、第2戦で4回無失点と好投した山崎福、第7戦には、中4日になるが、山田の3ランの一発に泣き、89球を投げた左腕の宮城を送ることになるだろう。いずれにしろ先制点を奪い、最強のブルペン陣で逃げ切るしかない。
 そして3勝3敗1分けで並んだ場合は31日に続けて神宮で第8戦に突入する。1986年の西武と広島との日本シリーズ以来、36年ぶりとなる第8戦の可能性が現実味を帯びてきた。オリックスとヤクルトの日本一決定戦は、2年続けて、どちらが勝ってもおかしくない激闘となった。
 キャプテンの吉田正が満場のファンにこう語りかけた。
「今日で最後の京セラドームの試合だったんですけど、たくさんの方に応援いただいて、またタイに持ち込めたので、神宮でも一戦必勝で戦っていきたいと思います。ちょっと体もしんどくなってきましたけど、チャンスをつかめるところまで来ています。まだ2勝ありますけど、まず1勝を目指して明後日。頑張ってきます」
 決戦の舞台は29日から再び神宮へ移る。
 (文責・RONSPO編集部)

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