エムバペ不発でも、フランス2-0モロッコ!

フランス2-0モロッコ

エムバペがマークされ不発でも、キチンと2-0で勝った。

しかし、エムバペが準々決勝でイングランド、準決勝でモロッコに止められたなら、決勝のアルゼンチンにも止められる可能性はあり得る。

エムバペ、マラドーナジダンでもできなかった、連覇への挑戦になる。

 

*******************************

フランスが決勝進出 エムバペ不発でモロッコに苦戦も逃げ切る 史上3か国目の2連覇へアルゼンチンと対戦
12/15(木) 5:54 Yahoo!ニュース
  315
前半5分、先制ゴールを決めるフランスのT・エルナンデス(左はモロッコGKブヌ=カメラ・宮崎 亮太)
カタールW杯 ▽準決勝 フランス2―0モロッコ(14日・アルベイト競技場)

 【アルホル14日=岡島智哉】2大会連続の優勝を目指すフランスがモロッコを2―0で下し、アルゼンチンが待つ決勝(現地18日)へと駒を進めた。

【写真】スゲーT・エルナンデスの先制点(別カット)

*  *  *

 開始5分、右サイドをMFグリーズマンが抜け出し、ゴール前での混戦をへてファーサイドにこぼれたボールをDFのT・エルナンデスが押し込んだ。これまで5試合で1失点と堅守を誇ったモロッコから幸先よく先制点を挙げた。

 しかしここから王者は大苦戦。FWジルーが決定機を生かせないでいると、相手の速攻や相次ぐセットプレーに苦しめられ、GKロリスの好セーブなどで何とか前半を無失点で終えた。

 後半もFWエムバペの突破は単調に終わり、ジルーもボールを収めることができず。守備に難のあるエムバペの左サイドを崩され、攻守のリズムが乱れた。それでもホームのような大歓声を受けるモロッコに最後を割らせず、同34分に途中出場のFWコロムアニが追加点を挙げ、逃げ切りに成功した。

 連覇を狙う決勝戦ではアルゼンチンと対戦。モロッコは3位決定戦(現地17日)へと回り、クロアチアと対戦する。

◇フランスのここまで

 ▼1次リーグD組第1節 フランス4―1オーストラリア

 連覇を狙う初戦の先制点はなんとオーストラリア。この失点シーンでDFのリュカ・エルナンデスが負傷退場する不運にも見舞われた。しかしここから王者が意地を見せた。左FWのエムバペの再三にわたる縦突破でリズムをつかむと、前半27分にMFラビオ、同32分にFWジルーが立て続けにゴール。前半のうちに逆転に成功した。

 そして、オーストラリアの足が止まり始めた後半20分過ぎからはエムバペの独壇場に。23分には右からのクロスを頭で合わせて今大会初ゴールを奪うと、3分後には緩急をつけた突破でジルーのゴールをアシストした。今大会の主役候補が、大会連覇に向けて好発進となる逆転勝利に大きく貢献した。

 ▼1次リーグD組第2節 フランス2―1デンマーク

 開幕2連勝で今大会の決勝トーナメント進出一番乗り。大黒柱のFWエムバペが後半に先制&勝ち越しの2ゴールで競り勝った。3大会連続で前回王者が1次リーグ敗退中という“優勝国の呪い”を打ち破った。

 前半はシュート12本もゴールを割れず。後半16分、エムバペはDFテオ・エルナンデスとのワンツーから右足シュートで先制点を奪った。6分後の同22分に相手の右CKからA・クリステンセンに頭で合わせられ、同点ゴールを許したが、後半41分、エムバペは体ごと右クロスを押し込み決勝ゴールを決めて押し切った。

 ▼1次リーグ D組第3節 チュニジア1―0フランス

 先発9人を入れ替えて臨んだが、敗れて3連勝はならず。前回優勝のフランスは2014年大会準々決勝のドイツ戦(0-1)以来、W杯で10試合ぶりの黒星となった。

 前半をスコアレスで折り返し、後半途中からは、今大会2戦3発のエースFWエムバペ、FWグリーズマンら主軸が出場。後半13分にカウンターから先制ゴールを許した。試合終了間際にグリーズマンのシュートがゴールネットを揺らしたが、試合終了の笛が鳴った後に、VARでノーゴールとなった。

 ▼決勝トーナメント1回戦 フランス3―1ポーランド

 ポーランドを圧倒して準々決勝に駒を進めた。前半44分にジルーがエムバペからのスルーパスに反応して、先制ゴール。後半29分、カウンターからエムバペがゴールを決めた。ボールを奪ってからジルーが中央をドリブルでボールを運ぶと右のデンベレに展開。ポーランドの少ない守備陣の意識を引きつけると、ファーサイドのエムバペにサイドチェンジのパスを出した。フリーで受けたフランスの背番号10は、ボールを収めてからコースを探す余裕を見せ、右足を振り抜くとニアサイドに強烈なシュートが突き刺さり、2―0とした。後半ロスタイムに入った直後、試合を決定づける3点目が入った。再び左サイドのエムバペが、今度はファーサイドに突き刺さる強烈なシュートを決めて3―0となった。

 ポーランドはラストプレーで意地を見せた。PKを獲得しレバンドフスキが1点を返し、1―3としたが、そのまま試合終了の笛が吹かれた。

 ▼準々決勝 イングランド1―2フランス

 フランスがイングランドとの優勝候補対決を制して2大会連続でベスト4進出を決めた。1-1の後半32分にFWジルーがヘッドで決勝点。そのリードを守り切った。前回18年ロシアW杯王者のフランスは、58、62年のブラジル以来、60年ぶりの連覇へ前進した。

 先発は両チームとも決勝トーナメント1回戦と同じメンバーで臨んだ。試合は前半17分、さっそく動いた。フランスは敵陣エリア前でボールを動かし、MFグリーズマンが斜め後ろへパス。すると“ポグバの再来”との呼び声も高いMFチュアメニ(Rマドリード)が、ワンステップで豪快な右足ミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、先制に成功した。後半9分にはイングランドFWケーンがPK決めて同点に追いつかれた。だが同33分、左サイドからグリーズマンのクロスをジルーがヘディングで合わせて、そのまま逃げ切った。

【決勝トーナメント日程】

◎1回戦

 ▼12月3日

オランダ3―1米国

アルゼンチン2―1オーストラリア

 ▼12月4日

フランス3―1ポーランド

イングランド3―0セネガル

 ▼12月5日

日本1―1(PK1-3)クロアチア

ブラジル4―1韓国

 ▼12月6日

スペイン0―0(PK0-3)モロッコ

スイス1―6ポルトガル

◎準々決勝

 ▼12月9日

オランダ2(PK4―3)2アルゼンチン

クロアチア1(4PK2)1ブラジル

 ▼12月10日

イングランド1―2フランス

ロッコ1―0ポルトガル

◎準決勝

 ▼12月13日

アルゼンチン3―0クロアチア

 ▼12月14日

フランス2―0モロッコ

◎3位決定戦

 ▼12月17日

クロアチア―モロッコ

◎決勝

 ▼12月18日

アルゼンチン―フランス
報知新聞社

*******************************