マセラティーボーラと切替徹、週刊少年ジャンプ連載、池沢さとし「サーキットの狼」で知った。結構、実在する人物を所有車と一緒に描いている。ロータスクラブ会長の鈴木サトルさんなど。ただ、潮来のオックス関根英次はミウラ所有がダブったので、イオタになった。名前が出たのは、7巻以降、筑波Aライ模擬レースから。BBとカウンタックに挟まれて抜かれスピンしたり、主人公風吹裕矢のロータスヨーロッパに抜かれ接触して、コースアウトし外のフェンスに当たりハネ返ってコース内側の池に飛び込んだ。10巻では、東名高速をスポーツカーを襲うGCマシンを捕らえるため、切替のマセラティーボーラと風吹と早瀬のポルシェ930ターボ3台で、大井松田~御殿場辺りを走った。GCマシンを3台で煽り、クラッシュに追い込んだ。その後、早瀬にインからパワースライド、風吹にアウトから慣性ドリフトで抜かれた。
マンガ「サーキットの狼」では流石島レース以降出て来ないが、中古車雑誌でレーシングサービスディノ代表として現実に目にした。また、フェラーリF40を売るプロモーションとして、常磐道を時速324キロで走るビデオを売っていた。ちなみに、警官の若者が買って観てたら、上司に見られ騒ぎになり、書類送検されたらしい。
クルマの限界を見せてくれたスピード違反、常磐道は割と出しやすいとはいえ、見事だと思った。クルマの限界としては、ワタシも常磐道をS12型シルビアRS-Xで210キロ出したコトある。本来320キロ以上出せるR35GT-Rなのに、250キロも出さずにイキってるより遥かに爽快だ。
他にも、巨人時代の駒田徳広はマセラティーボーラに乗っていたと、クルマ番組で言ってた。
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マセラティ「ボーラ」は「通好み」すぎる! 子どもには難しすぎたスーパーカーの現在の相場は?【スーパーカー列伝06】
4/7(金) 6:10 Yahoo!ニュース
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マセラティが生み出したミッドシップのスーパーカー
2022年1月のRMサザビーズ「ARIZONA」オークションで26万8800ドル(邦貨換算約3080万円)で落札された1978年式マセラティ・ボーラ4.9
1970年代中ごろ、子どもたちの周りにあるさまざまなモノがクルマ関連グッズと化した空前絶後の「スーパーカーブーム」は、池沢早人師さんによる漫画『サーキットの狼』をきっかけとして巻き起こりました。当時の子どもたちを熱狂させた名車の数々を振り返るとともに、今もし買うならいくらなのか? 最近のオークション相場をチェックしてみましょう。今回は、クルマの出来の良さと裏腹に当時の小学生たちからは注目されなかった不遇のスーパーカー、マセラティ「ボーラ」を振り返ります。
【画像】リトラ&コーダトロンカのカッコよさ! マセラティ「ボーラ」を見る(19枚)
イタリアの高級車ブランドならではの美しさと快適性
イタリアン自動車メーカーの老舗ブランドであるマセラティから1971年にリリースされた「ボーラ」は、同社初のミッドシップカーだ。
ボーラが登場する以前のマセラティのモデルラインナップといえば、2+2クーペの「メキシコ」、2ドアクーペの「ミストラル」、4人乗り2ドアハッチバッククーペの「インディ」、フロントエンジン・グランツーリスモの「ギブリ」、4ドアの「クアトロポルテ」といった顔ぶれだったが、ランボルギーニ「ミウラ」が登場するなどしてスーパーカーの分野が活気づいてきたことを受け、マセラティもミッドシップカーを発表したわけである。
ベルトーネのチーフスタイリストとして活躍し、その後イタルデザインを設立したジョルジェット・ジウジアーロが手がけたボーラのスタイリングは美しいのひと言に尽きる。だが、スーパーカーブーム全盛時にキング・オブ・スーパーカーとして君臨したランボルギーニ「カウンタックLP400」と、そのライバルとして最高速戦争を繰り広げたフェラーリ「365GT4/BB」の圧倒的な存在感と比較すると、やはり、地味な印象であった。
お子さまたちの目にはインパクトが薄かった
エクステリアデザインの華やかさという面でカウンタックLP400と365GT4/BB(いずれも12気筒エンジンを搭載)に一歩譲るかたちとなったボーラは、搭載エンジンがV型8気筒だったこともあり性能面でも見劣りしてしまい、残念ながら子どもたちのヒーローにはなれなかった。
ボーラの最高速度は280km/hだったが、カウンタックLP400が300km/h、365GT4/BBが302km/hを標榜していたので、スーパーカーカードなどの裏面に記されたカタログデータ上のスペックばかりが重要視された時代の中では「なんだ、そんなもんか」と捉えられてしまったのだ。
ミッドシップのスーパーカーではあったが、マセラティがイタリアンGTカーの伝統的な文法に沿って設計したクルマだったので、ボーラは乗り心地とハンドリングがよく、居住性や静粛性も優れていた。クルマとしての完成度は高かったが、スーパーカーブーム全盛時にカメラ片手にエキゾチックカーを追いかけていた子どもたちは、そのようなポイントをまったく注目しなかった。
スーパーカーブーム全盛時に注目されたクルマたちを将棋の駒で例えるなら、カウンタックLP400が玉将/王将、365GT4/BBが飛車、ミウラが角行で、ボーラは金将あたりだろうか。1978年に生産終了となるまでボーラはずっと通好みの存在であった。
現在のオークション相場は4.9リッター版が3000万円ほど
ボーラの弟分として1972年にリリースされたマセラティ「メラク」(ボーラとほぼ同じボディで、エンジンフードがフラットなデザインになっている)もマニアックなスーパーカーだったが、より安価だったことで商業的に成功し、こちらは1983年まで販売された。
筆者が小学校の低学年時代に同じクラスだったEくん(たしかお父さんが飲食店を経営)の自宅ガレージにボーラが置かれていて、筆者が祖父と通っていた床屋さんの目の前にEくんの家があったので、通好みの存在だったがボーラはスーパーカーブーム全盛時に最もよく見たエキゾチックカーであった。Eくんの家で写真を撮っておけばよかった……と、いまでも後悔している。
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現在、ボーラの価格も上がっており、2022年1月にアメリカでRMサザビーズが開催した「ARIZONA」オークションでは、1978年式マセラティ・ボーラ4.9が26万8800ドル(当時のレートで邦貨換算約3080万円)にて落札された。これは4.9L版のプライスなので、4.7L版をチョイスすれば2500万円ぐらいの予算で極上車をゲットできるだろう。とはいえ、国内で流通している売り物は僅少というか皆無に近い状況なので、欲しい人は焦らず気長に探してみてほしい。
高桑秀典
記事に関する報告
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