巨人、育成破綻とFA漁り、タマゴとニワトリ!

巨人の新陳代謝が滞っている?そんなコト、わかり切っているのだ。V9時代の巨人、激烈な競争があり、レギュラーでなくても"巨人の2軍も他球団のレギュラー"とすら言われるほど、人材の宝庫だった。しかし、V9で刈りきったため、川上哲治長嶋茂雄に全て押し付け監督にした。

長嶋茂雄が育てた戦力、2期の藤田監督では日本一になったが、王貞治でボロボロになった。藤田監督後に再登板した長嶋茂雄、再度の育成に着手したが、前回の中畑や篠塚らのような選手は育たなかった。もはや、強肩外野手も俊足選手も守備のヒトもいなかった。

90年代中盤からの国内FAに依り、他球団からの選手獲得が可能になった。その中で、勝つには獲るしかなくなった。落合を獲るコトで、第2期2年目に初の日本一になれた。

問題は、巨人の他球団選手スカウティング能力だ。自チーム選手スカウティング能力も疑問で、自チームの弱点補強点すら理解していない。FAであれ、トレードであれ、他球団から獲得したい選手のハマるかハマらないか見極めがデキていない獲得が多い。というか、ハズレばかりを引かされている。

新陳代謝?新規獲得選手すら、スカウティング能力を疑う。現状ハマれば良いが、ちゃんとトレーニングする下地があるかすらわかってなさそう。だから、補欠ではいられても、レギュラーを争える選手は皆無。

今の巨人、ミットを動かさず捕球できる捕手、キチンとレギュラーを張れる二塁手遊撃手、俊足強肩外野手がいない。ファイト持って打球に飛び付ける三塁手も欲しい。投手も菅野にすら危険信号、外人投手もあまりアテにならない。抑え大勢も、既にトミー・ジョン手術1度やってる。潤沢ではない。

もはや、新陳代謝レベルではない。巨人のユニフォームを着てプレーするに相応しい選手がいないとすら思える。

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巨人は「新陳代謝が滞っている」元コーチ苦言 ベテラン頼みで「若手のチャンス少ない」
4/12(水) 16:24 Yahoo!ニュース
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巨人・原監督(編集部撮影)
 プロ野球巨人のベテラン坂本勇人内野手(34)と丸佳浩外野手(34)が開幕から低迷している。坂本は2023年3月31日の開幕から22打席連続無安打と苦しみ、4月8日の広島戦の7回に本塁打を放ち待望の今季初安打を記録。その後は2試合連続でヒットを放つも打率.138、1打点と振るわない。

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■「他球団と比べて若手が試合に出場するチャンスが少ない」

 丸の打撃不振も深刻で、今季は全10試合に出場して34打数3安打、打率は.088と1割を切っている。9日の広島戦では今季初のスタメン落ち。11日の阪神戦では「2番・ライト」でスタメン出場したが3打数無安打に終わった。

 両ベテランの打撃不振もありチームは11日時点でリーグ5位に低迷している。野手において若手の台頭が見られず、スタメンにはベテラン勢が目立つ。巨人の元コーチで野球解説者の橋上秀樹氏(57)は、J-CASTニュース編集部の取材に対して現在の巨人は「新陳代謝が滞っている」と指摘し、次のように語った。

「野手にしても投手にしても。もう少し活きの良い選手が出てきても良いと思う。他のチームは投打にわたって何人か新鮮味のある選手が入っている。昨年優勝したチームなら分かるがBクラスに落ちたチームであればなおさら活きの良い選手が必要になる。今季のスタメンをみるとほとんど若手が見られない」

 そして「巨人は、ある程度年齢のいっている選手をFAなどで補強したりするので、他球団と比べて若手が試合に出場するチャンスが少ない」と指摘し、「FAなどで他のチームの主力を獲得しているわけですから彼らと競争する若手に求めるレベルの平均値が高い。若手がこれを超えることができず結局ベテランを起用するということになる」と解説した。

「次の世代の柱になるような選手を育てるのも大事」
 昨オフは広島から長野久義外野手(38)を無償トレードで獲得し、ソフトバンクから松田宣浩内野手(39)を獲得。長野は今季2試合にスタメン出場し打率.267、1打点を記録し、松田は代打の切り札として7試合に出場し打率.125となっている。

 現役ドラフトで入団したオコエ瑠偉外野手(25)は開幕から好調で打率.391、1本塁打、3打点を記録している。それでも梶谷隆幸外野手(34)らとの兼ね合いで、スタメン落ちする試合もあった。

 橋上氏はベテラン勢が目立つ状況について「原監督が若手に物足りなさを感じて我慢してでも使ってみたいという選手がいないのかもしれません」とし、「これはスカウトから編成を含めてチーム全体の問題でもある。出場選手の平均年齢の高さが健全ではないということを首脳陣は分かっていると思います。原監督を含めて若い選手を使いたいという希望はあるはずだが、ベテラン勢を外してでも使いたいという若手がいないのが現状かもしれません」と分析した。

 さらに「ヤクルトのように連覇ができる戦力を整えるという事を考えた時、その場しのぎの戦力を繕ってもなかなか常勝チームは作れない。次の世代の柱になるような選手を育てるのも大事になってくる。チームの活性化を目的としたメンバーの入れ換えなど、今年は転換期にあると感じます」と語った。 
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