日本プロ野球マスコミ、そして関西マスコミの節穴!

日本プロ野球マスコミ、中でも関西のマスコミは節穴だ。関東、東京に対抗しようと、安直な対抗馬を立てる。その象徴が"東京読売巨人軍"に対する"阪神タイガース"だ。巨人のライバル?イヤイヤ、阪神は何度日本一になった?何度セ・リーグ優勝した?中日やヤクルトや広島は何度日本一になり、何度セ・リーグ優勝してる?ソレらをフツ~に考えたら、横浜と同格チームでしかない。パ・リーグで考えてもオリックス楽天くらい?いや、オリックスは阪急時代に、日本一や優勝はいっぱいやってる。楽天は旧近鉄だから、阪神と一緒くらいか。

阪神強化のために必要なコトは何か、ホントにわかっているか?

7年前、和田監督最終年に、阪神はCSを勝ち抜き、日本シリーズに出たの、覚えてる?藤浪は大谷より早く日本シリーズのマウンドに立った。大和は内外野守備で大活躍した。

若手育成と抜擢、カネモトと矢野はそう言って、単に目新しいだけの選手を取っ替え引っ替え既存レギュラーとスゲ替え、和田監督最終年の戦力を閑々干しにした。

象徴は鳥谷、FAでボラスにエージェント依頼するミスを犯し、トレーニング不十分な状況で阪神残留になった。カネモトは、鳥谷を干す気満々だった。現役時代レフトだったカネモトは、ショート鳥谷がカットプレーで定位置近くまで来るコトに腹を立てていた。(カネモトが、肩を壊していたからだが。)鳥谷がセカンドへふんわりトスするコトに難癖をつけ、ショートからハズした。(藤本引退後、阪神セカンド陣が下手で、合わせた送球をしただけ。阪神首脳陣の無策に起因したのだ。)代わりに据えたショート、実力で鳥谷を追い越したワケでないから、時間経つとみんなボロを出した。

また、藤川俊介もカネモトの害に遭った。真弓監督の指示で、カネモトの連続出場記録をストップした盗塁死した。いや、カネモトがスイングなり当てるなりしていれば済んだのに、カレは見逃し盗塁死を招いた。以後、俊介は使われるコトなく、トレードしてももらえず干物同然で引退させられた。

若手をお試し抜擢ばかりして、既存レギュラーを閑々干しにするばかりの6年だった。鳥谷、岩田、能見、榎田、大和、藤川らはどうなった?岩貞、江越、高山らはどうなった?藤浪は精神的に追い込まれ、イップス同然になった。

単に、ベテランであれ若手であれ、使える実力ある選手を首脳陣が選別し、試合に起用すれば良いだけのコトだ。

 

 

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泥沼阪神は若手育成力の強化を 背景にはアマ球界に〝格付け〟の動き
4/19(火) 15:30 Yahoo!ニュース
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なかなか負のスパイラルから抜け出せない阪神ナイン=甲子園球場(撮影・松永渉平)
【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】 アマ球界への〝格付けチェック〟公布の動き…。泥沼の阪神が今、なすべきことは若手育成の成果を具体的に示すことです。矢野阪神は本拠地・甲子園球場での巨人3連戦を2勝1敗で〝奇跡的〟な勝ち越し。それでも20試合消化時点での成績は3勝16敗1分けの借金13です。悪夢のシナリオが進む中、球界の舞台裏ではアマ球界に対する12球団の選手育成方針や具体的な成果などを公布する動きが出始めています。藤浪、高山らが伸び悩む阪神のアマ球界への〝格付け〟は現状では最悪⁉ アマ選手たちの入団拒否の流れにもなりかねません。沈滞ムード打破のためにも、思い切った若手起用への方針転換の時が来たのかもしれません。

【写真】円陣で話をする阪神・矢野監督

■打率・防御率ともリーグ最低

まさに〝奇跡的〟な勝ち越しでした。15日から行われた本拠地・甲子園球場での巨人3連戦は〇(4対1)〇(2対1)●(1対3)の2勝1敗で勝ち越しでした。そこまで開幕9連敗の後、5日のDeNA戦(甲子園球場)で勝ち、そこからまた1分けを挟み、6連敗。もし、地元の巨人戦で3連敗や負け越しならばファンの暴動も危惧されていました。僅差のゲームを競り勝った2試合は、マンモスに六甲おろしの大合唱が響き、ファンは少しだけ留飲を下げたのです。

しかし、ここまで20試合を消化して3勝16敗1分けの勝率・158。2リーグ分立後、20試合消化時点では球団最低勝率です。事態が好転したとはいえず、重い借金13をこれから返済する道は険しいと言わざるを得ません。あくまでも机上の空論ですが、3連戦での勝ち越しを続けていくとして、借金13を完済するには13カード連続勝ち越しが必要になります。日程を見ると5月31日~6月2日の西武3連戦(甲子園球場)までずっと3連戦勝ち越しを続けて、やっと29勝29敗1分けの勝率5割に戻るわけです。もちろん、その間に大型連勝を成し遂げればいいのですが、そう簡単には行かないでしょう。13カード連続勝ち越しも現状では至難の業ですね。

ネット裏の阪神OBや評論家諸氏の見立ては、逆に厳しいものがあります。巨人戦には勝ち越したもののチーム20試合消化時点でのチーム通算得点は47です。首位・広島のチーム得点は86。2位・巨人も80点あります。慢性的な得点不足ですね。チーム打率2割2分もリーグ最低。自慢だった投手陣の防御率4・03もリーグワーストで、まさに打てない、守れない…。なので阪神OBらは…。

「巨人戦も2番・佐藤輝、3番・近本の打順を組んだが、近本は1番、佐藤輝は4番で固定すべきだ。打順を入れ替えるのは枝葉のところで、1番と4番は我慢すべきだ。彼らを動かして、打線の状態が上がっていかないと流れがさらに悪くなるだけだ」

「これから梅雨時期が来て、それから暑い夏場を迎える。投手陣はへばるのでさらに打撃戦になる。今の阪神打線ならば、これからの戦いはもっと厳しくなると思う。つながりも破壊力も乏しいのだから…」

まあ、普通に日々の阪神の戦いぶりを見ていると、楽観的な見通しなど立てられるはずもないですよね。今週は19日からDeNA3連戦(横浜)、ヤクルト3連戦(神宮)の関東遠征です。恐ろしいことに、今季はまだ遠征先の9試合で1勝もしていません。とにかく投手も打者も目の前のプレーを大事にして、一戦一戦勝ち切ることだけに集中しなければならないでしょう。先を見た戦いなど、現状のチーム事情では不可能ですね。

ただ、球団や現場首脳陣は苦しい現状の中でも、将来ビジョンを描いて、戦力編成を微妙に変えていかないといけないかもしれません。それは、目先の勝ち星を追いながらも、現実のチーム状態を見極めて、若手育成へ徐々に舵(かじ)を切っていくということです。もちろん、それはイコール優勝を断念…というわけではありません。しかし、借金13、首位と9・5ゲーム差という状況の中で、ひたすら優勝を目指すぞ、逆転Vだぁ~と叫んでみたところで、あまりにも現実と乖離(かいり)していますね。

■アマ球界が育成力を格付け?

そして、球界を取り巻く状況は阪神にも「若手選手育成」の成果を求めようとしています。球界の舞台裏では、アマ球界の指導者に対して12球団の選手育成方針や、具体的な成果などを広く公布する動きが出始めています。例えば、どこの球団に入れば、このような育成方針で選手を導き、育てていき、具体的な成果として、こんな選手がここまで成績を残している~といった感じです。言ってみれば12球団の育成能力の〝格付けチェック〟をアマ球界に示す動きです。まだまだ具現化はしていませんが、きっと近い将来、これからプロ野球の門をたたこうとする選手たちへの最重要資料として公布されるでしょう。

阪神ファンの皆さん、この話を聞いてどうですか?率直な感想は「恐ろしい」です。阪神に入団したドラフト1位には、藤浪がいて高山がいて、岩貞や馬場も1位指名です。プロ3年目の西純矢も1位です。こうやって指摘すると、また重箱の隅を…と嫌な顔をする球団幹部の表情が目に浮かびます。それに他球団だってドラフト1位が全部、期待通りに育っているわけではなく、「何も阪神だけじゃあない」と反論されそうですが、そうした背景を考慮しても、阪神の有望株はなかな殻を破れないケースが目立ってしまうのです。

もちろん、近本や佐藤輝などドラフト1位選手が期待通りの活躍を見せていますから、失敗ばかりをあげつらうつもりもありませんね。ただ、アマ球界への〝格付けチェック〟公布が行われる前に、阪神としても少しでも多くの成功例を残しておきたいでしょう。特に藤浪や高山はどうしても目立っていますから…。

ならば、阪神として今後の戦いの中で、若手選手により多くのチャンスを与えて、『阪神に入れば、他球団よりも早く1軍のチャンスをもらえて、1軍に定着できる』という評価を得ようとするのは間違いではないでしょう。特に借金13という現状の中で、それでもベテラン重視、外国人選手重視の起用法はチームに新風を吹き込まないし、活性化もできないでしょう。例えば、西純矢投手や同じくプロ3年目の井上広大外野手、今年のルーキーの森木大智投手(高知高)や前川右京外野手(智弁学園)の早期の1軍抜擢(ばってき)もアリなのかもしれません。

アマ球界の前途洋々たる選手たちに「阪神だけは入りたくない」と思わせてはいけません。勝てない、育たない…という負の暗いイメージばかりが際立ってしまうのは避けないといけません。それにしても、なんだか記事を書いていて苦しいですね。明るく、楽しく、希望に満ちあふれた阪神タイガースの話題を一刻も早く書きたいものです。

【プロフィル】植村徹也(うえむら・てつや) 1990(平成2)年入社。サンケイスポーツ記者として阪神担当一筋。運動部長、局次長、編集局長、サンスポ特別記者、サンスポ代表補佐を経て産経新聞特別記者。阪神野村克也監督招聘(しょうへい)、星野仙一監督招聘を連続スクープ。

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