「なにわの晩さん!」エキストラに使ってもらった!

「なにわの晩さん!」第1回と第2回をそれぞれ放送、昨日も第1回と第2回を一挙放送されていた。

エキストラ撮影で参加した時、まだワタシは松葉杖ついていた。自転車で松葉杖と着替荷物抱えて撮影現場まで行き、着替えて席で食事している客をやっていた。

主役の橋本さとしサンも、この回のゲスト山本千尋サンも永田崇人サンも、気軽に話してくれた。松葉杖も使っていたからか、配慮いただけて、また明るい現場だった。山本千尋サンは濱田龍臣の「ウルトラマンジード」でパートナー役を見ていたし、永田崇人サンは「社畜と部長の恋は難しい」で竹財輝之助の部下役を見ていた。

以後は現場に呼んでもらえなくなったが、その回だけでも12秒近く映してもらえた。

また使ってもらえたら嬉しいが。

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大阪撮影の新グルメドラマ、橋本さとし「オリジナル精神を誇りに」
4/15(土) 11:15 Yahoo!ニュース
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■ 人間の基本は「食」、マインドも変えられる(橋本)
 
現在放送中の『なにわの晩さん!』で主演を務める俳優・橋本さとし
大阪グルメに詳しいタクシー運転手が、乗客の悩みに合わせていろんな名店を紹介する、現在放送中のドラマ『なにわの晩さん! 美味しい美味しい走り飯』(ABCテレビ)。強面だけど情に厚い主人公・晩さんを演じるのは、大河ドラマ『どうする家康』(NHK)に出演中の、大阪・枚方市出身の俳優・橋本さとしだ。

【画像】大阪の「クレイジー」な食べ物って? 予告動画

──『なにわの晩さん!』は、お店の紹介はもちろんですが、晩さんのおすすめを食べた人たちがポジティブに変化するという、意外と珍しいタイプのグルメドラマです。

そうなんです。グルメドラマっていろんなパターンがありますけど、このドラマは晩さんといろんな人との出会いや絡みを見せつつ、実在する大阪のお店を紹介するという、フィクションとノンフィクションの部分が両方描かれたドラマで。結局人間の基本になるのって、「食」やと思うんですよ。体を作るのはもちろん、マインドも変えられるんやで!っていうのが、晩さんの考え方です。

──確かに、今まで知らなかった美味しいものを不意打ちで出されたら、つらい現実がそのときだけでも吹き飛んだりしますし。

「恋愛しんどいなあ、仕事で疲れたなあ・・・ウマッ!」って(笑)。あと、人に自分がすすめたものを食べてもらって「めっちゃおいしい!」って言ってもらえると、こっちも幸せな気持ちになるじゃないですか。要は晩さんとお客さんとで、幸せを与えあってるんです。

──ウィンウィンなわけですね。また晩さんというキャラクターも、海外のあちこちで変わった仕事に付いていたとか、かせいだお金を誰に貢いでるんだろうとか、いろんな謎を匂わせているところがおもしろいです。

四川省でパンダの繁殖を手伝ってた、とかね(笑)。多分彼は、なにか心に大きな傷を負って、世界中で自分探しの旅をしてたんだと思うんです。そこでいろんな出会いに感謝するようになったのが、今の晩さんの優しさのベースになっている気がします。基本的に、人間が大好きな人なんでしょうね。

──それでも見た目が怖くて損をしてるというのも、失礼ながら橋本さんにも通じるものがありそうな気が・・・。

それはまあ、そうなんです(笑)。でも晩さんの内面には、やさしさ以外にも陰と陽があったりするし、それは僕のなかにもあるもの。だから本当に等身大で演じられたし、自分の内面のいろんなものを見せることができました。晩さんという役に出会えたのは、僕にとって幸運だったし、財産だと思います。

孤独のグルメ』の井之頭五郎が目の前に!?
 
『なにわの晩さん! 美味しい美味しい走り飯』作中カットより
──たまにグルメ系の取材をすると、一日中食べ続けて胃が疲れた・・・なんてことも結構あります。ドラマの撮影も同様ではないかと思うんですが、大丈夫でしたか?

ちょっと話それますけど、今僕が出てる大河ドラマで、松重豊さんとにらみ合うシーンがあって。そのときに松重さんがアドリブで、小道具の食べ物を僕の顔を見ながらムシャムシャ食べたんですよ。『孤独のグルメ』を、目の前で見せてもらったんです(笑)。

──『孤独のグルメ』の井之頭五郎が降臨していたんですね。

その撮影が終わってから、松重さんに「実は僕も、関西でグルメドラマを始めるんです」と伝えたんです。そうしたら「本当に? 大変だよ。無理していっぱい食べないようにね」ってアドバイスをいただきました。

──ドラマの橋本さんのリアクション見たら、ちゃんと「あ、おいしいんだろうなあ」というのが伝わります。

食べて「ウマッ!」って言ってるのは、もう(晩さんではなく)僕です。ドキュメンタリーです、あそこは(笑)。(3話に出る)難波の「一芳亭」のシュウマイは「食べても食べてもお腹いっぱいにならない」ってドラマのなかで言いましたけど、本当にいくらでも食べれちゃうんです。僕、リハーサルと本番合わせて20個以上は食べました。

──松重さんのアドバイスの意味が・・・。

しかも撮影終わってから、一人でオムライス食べに行ったりしてるし。鉄の胃袋なんです(笑)。今回訪れたお店は、どこもパイオニア精神とか、食のこだわりをしっかり持っている所ばかりで。1話の「天麩ら そば切り なか川」(大阪市北区)なんか、撮影が進むうちにソバの水分が蒸発して、照りがなくなるたびに「ちょっと待ってください」って、打ち立てのソバを用意してくれたりして。

──めちゃくちゃ丁寧ですね。

「もったいない!」って内心思ったんですけど、やっぱり許せないんでしょうね。みなさんの協力の仕方は、半端じゃなかったです。お店を使う時間は限られてて、すごくタイトで過酷な撮影だったんですけど、スタッフはみんな「めっちゃウマそう!」ってずっと言ってるし、1つシーンが終わるたびに出されたものをつまんで(笑)。なんでこんなに幸せな時間を共有してるんやろう?って、そんな現場でしたね。

■ 大阪のオリジナル精神、そこにプライドがある(橋本)
 
「仕事に疲れた人にはどこに連れて行ってくれますか?」との無茶振りの問いにも「忙しかったら、めっちゃ腹減ってるんじゃないですか?『くりやん』の肉みそ丼食ってみ、めっちゃウマいで!」と、晩さんの口調で答えてくれた橋本
──ちなみに私が一番気になったのは、3話の「浪芳庵」(大阪市浪速区)でした。お店自体はあちこちで見るけど、本店であんなおいしそうなみたらし団子を出してるなんて知らなかったです。

炙りたては本店だけですし、アツアツのお餅にタレも付け放題でね。ビックリするほど美味しかったですよ! 実は甘いものが好きなスイーツおじさんなんで(笑)、僕も「浪芳庵」は一番印象に残りました。

──ドラマのなかで「大阪の食はクレイジー」というセリフがありましたが、このドラマで改めて大阪の食に触れて気付いたことはありますか?

僕は舞台とかで、いろんな地方を回る機会があるんですけど、大阪って素材を売りにしない街なんですよね。ほかの地方だと「この魚がおいしい」「この野菜がおいしい」って、素材にプライドを持っている。でも大阪は「自分らが考えた、このオリジナルの食べ方が、日本一ウマいんや!」というところにプライドを持っている感じがするし、しかもそこにはルールがないんです。

──そう言われると、たこ焼きにせよ串カツにせよ、みんなが好き勝手に美味しくなる工夫をしたあげく、独自の進化を遂げたという気がします。

2話に出てくる、お好み焼きにおでんの具を入れる「さとみ」(大阪市生野区)がまさにそれですね。 全然味が想像できなかったけど、お好み焼きとお出汁で煮込まれたジャガイモや大根が、口のなかで最高のハーモニーを繰り出して、めちゃくちゃマッチするんですよ。こういうオリジナル精神が、大阪の食のパイオニアになってきたんだろうなあと思います。

──間違いなく美味しいお店をいろいろ知ることができるだけでなく、晩さんと周囲の人々との会話のやり取りも「これぞ大阪!」って感じで気持ちが良くて、4話だけで終わるのがもったいない気がします。

手前味噌になりますけど、僕もすごく好きなドラマです。美味しいお店も人間模様も、ネタはまだまだいっぱいあると思うから、シリーズ化できたらなあってめっちゃ思います。視聴者の方に「もっと見たい」と思ってもらえるよう一心に作ってきたドラマなので、それが伝わればいいですね。

『なにわの晩さん! 美味しい美味しい走り飯』は毎週土曜・深夜0時より放送中(関西ローカル、TVer、ABEMAで見逃し配信あり)。

取材・文/吉永美和子 
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