二刀流、野球に"当たり前"、本来必要ない言葉!

あの二刀流という言葉、頑なだった大谷翔平の心を開くためにプレゼンを飾った、"タイトルネーム"でしかない。そもそも、野球で二刀流という言葉はおかしいのだ。投手は常にボールを投げるが、守備なら殆ど絡まないポジションもあったりする。逆に、打撃は打順通りにしか回って来ないし、どんなに打つ選手でもいっぱい打席に立つワケではない。ちゃんと試合に出る限り、均等に回って来る。アマチュア野球なら、打撃でも戦力なら、上位の打順になるだけだ。後は、どれだけ目立つかだけだ。

バスケットボールやサッカーなら、ボールは勝手に司令塔やシューターに回る。ゴールを狙うのは2・3人でしかない。後は、ただの"汗っかき"でしかない。

単に、攻撃面と守備面両面での武器や貢献を、宮本武蔵の片や防御片や攻撃に使う二刀流に準えただけだ。

クルマに二刀流?じゃあ、ボンドカーのロータスエスプリみたく、道路を走り海を潜る?走るだけでなく、空を飛ぶ?所詮、映画の世界でしかない。

クルマとは、ヒトを乗せ、荷物を積み、道路を走るモノだ。基本、指向するベクトルが違うだけだ。

オンロードとオフロードを同じスピードで走るの?荷物を満載して、300キロで走る?

 

 

 

 

 

 

 

 

*********************************

クルマ界の大谷翔平選手かよっ! 2芸に秀でた「二刀流」クルマ4選
6/17(土) 10:10 Yahoo!ニュース
  3

日本で話題沸騰の「二刀流」はクルマにもあった
 
メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手のような二刀流なクルマを探した
 大谷翔平選手が活躍してニュースになるたび、全国の大谷さん、翔平くんたちは面映ゆい思いをしているのかと。とどのつまり、「同じ大谷なのに」とか「あっちの翔平は」とからかわれたりして面白くないことこの上ないのでは(笑)。そこへいくと「二刀流」というワードはさまざまなシーンを席捲し、パワーワードとなっていること驚くばかりです。そこで、クルマの世界の「二刀流」を冗談交じりでピックアップしてみました。

【画像】F150ラプターRのフロントスタイリング!

SUVなのにカブリオレレンジローバー・イヴォーク・コンバーチブル

 スポーツ・ユーティリティ・ビークル(スポーツ多目的車)という本来の意味合いから考えると、質実剛健で真摯な技術の裏付けが求められるはずのSUV。ですが、そこに屋根が開く、オープンスタイルを取り入れちゃうのはまさに「二刀流」にほかなりません。

 たしかに、アフリカのサバンナ観光むけにランドクルーザーのオープンボディや、中東のリッチマンたちがオーダーメイドでゲレンデヴァーゲンのカブリオレを乗りまわしたりしますが、イヴォークのような市販車で実現した例は極めてレア(北米むけにフォルクスワーゲンがT-ROCカブリオレを発売していますが、明らかに柳の下のドジョウ狙い)。

 そもそもイヴォークはミドルクラスSUVとしては珍しく3ドアをラインアップし、かなりストリートモードを意識したモデル。このスタイリッシュなボディを描いたデザイナーなら、コンバーチブルも同時に思いついていたこと、想像に難くありません。

 残念ながら、2019年モデルでもってコンバーチブル(と3ドア)は生産終了となってしまいましたが、今後もカルト的な人気が保たれること間違いないでしょう。

ピックアップトラックなのに700馬力〈フォード・F150ラプターR〉

 フォードF150ラプターRを喉から手が百本でるくらい欲しい方は少なくないはず。なにしろ、世界一マッシブでスタイリッシュなピックアップトラック「フォードF150ラプター」に、シェルビーGT500に搭載していた5.2リッターV8スーパーチャージャーエンジンをぶち込んで700馬力を絞り出しているのです。

 なにも、トラックにそこまでしなくても! というのもごもっともですが、F150はアメリカでもっとも売れているピックアップなので負けるわけにはいかんのです。じつは、このRがリリースされるまで、フォードは「ダッジ・ラム1500TRX」の後塵を拝していました。なにせ、チャレンジャーから拝借したヘルキャット、6.2リッターV8スーパーチャージャーを積んだラム1500TRXは702馬力、当時のF150ラプターは3.5リッターのV6ツインターボで450馬力。フォードとしては「あとから出たのに気に入らねー」となるのも当然のこと。

 もっとも、2馬力だけ少ないことは少ないのですが、売り上げ的には圧倒的な勝利ですから、F150の面目は保たれているのでしょう。

 残念ながら、フォードは日本を撤退していますので、正規ルートでの入手は難しく、一部の並行輸入に頼らざるを得ません。が、ピックアップの二刀流はじつに魅力的に映ります。

実力が伴っているからこそ魅力にあふれる「二刀流」
ミニバンなのにオフローダー〈三菱デリカD:5〉

 ミニバンなのにオフローダーというのも、ハードルはさほど低くはありません。とくに、オフロード性能というのは悪路を走ってみればパフォーマンスは一目瞭然。四駆性能はもちろん、アプローチ&デパーチャーアングルを確保した車体設計、あるいはオフ走行に特化した電制デバイスなど、それこそ命にかかわる場面で使われることすらあるのです。

 デリカはD:5になる以前からミニバン(もしくはワンボックス)にオフロード性能をしっかり投入し、中途半端な4WDカーの脇をスイスイと走り抜けていった二刀流の元祖。オーストラリアの巨大な岩が混じった砂漠を、早まわしのようなスピードでクリアしていったのを見たときには言葉が出ないほど驚いたものです。

 D:5は三菱の自信作「ダイナミックシールド」デザインが取りざたされることが多いようですが、しっかりデリカのDNAを引き継ぎつつ、最新のデバイスによって史上最強のオフ性能といっても過言ではありません。

 また、ミニバンでディーゼルが選べるというのも現実的なメリット。世界を見渡しても、デリカD:5の二刀流に対抗できるクルマはそう多くありません。

ワゴンなのにスポーツカー〈ゴルフRヴァリアント〉

 ステーションワゴンという後部重量が極端に増すボディをスポーティに走らせようとすると、技術的なハードルが一気に上がるわりにドライバーの快感は純粋なスポーツカーを走らせた場合より低いのが一般常識。古くはボルボがT5-RなんてワゴンをBTCC(ブリティッシュ・ツーリングカー選手権)にワークスで参戦させたりしていましたが(少なからず優勝経験あり!)、それとても緻密な過給チューニングやサーキット専用の足まわりだからこそ成立したもの。

 一般道を走るワゴンで二刀流というのは絵にかいた餅に等しい、そう思っていましたが、ゴルフ8のワゴン版「R」、ゴルフRヴァリアントは最新デバイスのおかげでBTCCカーを凌駕するくらいのモデルとなっています。

 とにかくトルクベクタリング4WDの出来が素晴らしく、誰が乗っても、どんなステアリング操作をしても爽快なコーナリングが楽しめます。カート上級者なみの走行ラインを描ける、といったらオーバーかもしれませんが、それだけ制御が緻密で「スポーティドライブ」を知り尽くしたセッティングということ。

 もちろん、ゴルフ8のオーバークオリティともいえるシャシー性能や、320馬力/420Nmというターボエンジンのパフォーマンスとのケミストリーということもありますが、一度でも乗ってみれば「後部重量? なにそれ」てな感じ。

 もっとも、カーゴスペースという二刀流の片方はいくらか犠牲になるかもしれません。とりわけ、ペットのワンちゃんなんかは0-100km/h4.9秒という加速力や、ちょっ速でコーナーをクリアしていくのを一緒になって楽しんでくれるとは想像しがたいですからね。

 さてさて、二刀流なクルマはいかがだったでしょうか? もっとも、二刀流といえば聞こえはいいですが、大谷選手のように実力が伴っていなければ評判倒れで中途半端に終わってしまいがち。二刀流モデルをお選びになる際は、このあたりの見極めも重要かと。
石橋 寛

 記事に関する報告

*********************************