三菱やスバルに望むとするなら・・・

三菱とスバル、片やランサーエボリューション、片やインプレッサ⇒WRXと、WRCイメージで売った車両が何代にも渡ってある。あの当時は、WRC参加車両規程に合わせるべく、グループAだのWRカーだのと生産台数やスペックを調整していた。

今、やるなら、WRC参加するしないは置いといて、FRの直列4気筒1.4リッターターボで2ドアクーペや3/5ドアHBや4/5ドアセダン辺りを展開するべきでは?スズキであれ、ヨーロッパの自動車メーカーであれ、生産コスト効率に目が眩んだFFばかりだ。このクラスにFRを展開できれば、かなりのインパクトを期待デキる。

日本でもそのまま展開したいなら、車幅を1.7m内にするコトで5ナンバーにデキる。

 

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スバル&三菱ファンは諦めるしかないのか? トヨタもホンダも日産もMTターボスポーツを作ってるのに「ランエボ」「WRX STI」が復活しないワケ
7/23(日) 17:40 Yahoo!ニュース
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スポーツカーはブランドの技術力をアピールする花形だった
 
かつて人気スポーツカーの一角であったスバル・インプレッサWRX三菱ランサーエボリューションは今では後継モデルが販売されておらず、復活を望む声は多い。しかし、両社がそれぞれを蘇らせるメリットが現実問題あまりないのが実情だ。
 クルマに求める性能において、スポーツ性にプライオリティが高かった時代は大小のスポーツモデルが各メーカーから生まれていた。各ブランドに複数のスポーツカーが存在しており、同門&ライバルメーカーと切磋琢磨することで商品力を高めていた時代は、たしかにあった。

【写真】言われてみればあれ何? ラリーカーの屋根にある穴の正体とは

 しかし、ミニバンのようなパッケージングが市場の主流となり、はたまたクロスオーバーSUVのようなキャラクターが人気となっていくなかで、スポーツカーは減っていった。とくに環境性能や安全性能が重視されるトレンドにおいて、スポーツカーというのは真逆のイメージがあり、ごく一部の熱狂的ファンが求めるニッチ製品になっていった。

 それでも、トヨタGR86/スバルBRZマツダ・ロードスターのような自然吸気エンジンのFRスポーツカーは進化を続けているし、トヨタGRヤリス/GRカローラ、ホンダ・シビックタイプR、日産フェアレディZなどパワフルなターボエンジンを積む国産スポーツカーはしっかりと存在感を示している。

 とはいえ、ターボのスポーツカーとして一世を風靡した三菱ランサーエボリューション、スバルWRX STIといったシリーズが途絶えてしまっているのは残念。これらに復活してほしいという声は一定数あり、けっして市場が退場を求めたいわけではない。

 では、ランサーエボリューションWRX STIに復活の目はあるのだろうか。

 そもそもランサーエボリューションWRX STIともにWRC世界ラリー選手権)に参加するためのホモロゲーションモデルとして生まれている。三菱とスバルともにWRCと距離を置いてしまっている状況において、ブランディングの点からも復活させる意義はないといえる。

ランエボWRX STIの復活を望む声は多い
 ただし、三菱とスバルの置かれている状況や事情は異なる。

 まず三菱については、ランサーエボリューションのようなモデルを復活させるにしても、ベースとなる車種が存在していない。国内向けのラインアップはアウトランダー、エクリプスクロス、デリカD:5……といったところで、クロスオーバーSUVかミニバンしか存在していないからだ。

 三菱は、モータースポーツのワークスブランド「ラリーアート」を本格再始動させると発表しているが、同社のラインアップからするとアウトランダーやトライトン(ピックアップトラック)によるクロスカントリーラリーやダカールラリーのようなラリーレイドへの参戦というのがラリーアートの活動としては現実的だ。

 その意味ではランサーエボリューションが復活することは期待薄だが、アウトランダーややトライトンに「エボリューション」モデルが誕生する可能性は期待できるかもしれない。アウトランダーPHEVのモーター出力を高めるといった手法で電動エボリューションが生まれれば、新時代の環境ニーズと共存するエボリューションとして大いに注目を集めそうだ。

 スバルについては、スポーツセダン「WRX S4」が存在しているため、WRX STIを復活させるベースについては問題ない。海外仕様のWRXにはMT車も存在しているなどハードウェアとしてはWRX STIを復活させるハードルは低いといえるだろう。

 さらに、スバルが重視する安全性能に欠かせないアイサイト(先進運転支援システム)についても、この秋にマイナーチェンジを実施するBRZではMT車にも対応することが発表されている。ボクサーターボ+6速MTのWRX STIにアイサイトが搭載可能となれば、ますます期待が高まってくる。

 スバルがターボエンジンのパワフルなスポーツカーを復活させるための課題はCAFE規制(企業別平均燃費基準)だ。ゼロエミッションのBEV「ソルテラ」こそラインアップしているが、エンジン車ではマイルドハイブリッドが主流で企業全体としての環境性能は優秀とはいえない。こうした状況で好燃費が期待できないWRX STIを復活させる余裕はスバルにはないといえる。

 まとめると、三菱は実質的にセダンのラインアップが消滅しているためランサーエボリューションという名前を復活させるのは難しい。ただし、ラリーアートが活発化していくなかで、アウトランダーPHEVエボリューションのような電動エボには期待が持てる。

 スバルについては現行ラインアップのハードウェアを組み合わせればWRX STIを復活させることは難しくないかもしれないが、CAFE規制の点から燃費性能に厳しいハイパワーターボのスポーツカーを生産するのは難しいといえそうだ。
山本晋也
 
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