第5回WBC日本、ダルビッシュ有を立てつつ、大谷翔平が実質リーダー!

第5回WBC日本、栗山監督が描いたチーム、本当の主役は投打に於いて大谷翔平だった。だが、大谷翔平に表向きのチームリーダーまでやらせて、更なるプレッシャーをかけたくはなかった。しかし、投打ともメジャーで大ブレークしている大谷翔平の上にリーダーをデキるヒトは?メジャーであの短縮シーズン、最多勝挙げたダルビッシュ有しかいない。

ダルビッシュ有は第2回WBC以来の日本チーム参加、特に、大谷翔平とのやり取りからか、梨田監督への嫌悪感からか、栗山監督下でのプレーに意欲があった。

表向きのリーダーをダルビッシュ有にデキたコトで、大谷翔平が振る舞いやすくなった。

「今日だけ、憧れるのをやめましょう!」決勝前にゲキを飛ばしたのは、大谷翔平だった!日ハム時代、栗山監督唯一の日本一のシーズン、CSラスト、日本シリーズラストのマウンドに立ったのは大谷翔平だった。

大谷翔平を伸び伸び野球させるため、ダルビッシュ有をリーダーに据えたコトは大成功だった。

この組合せ、第6回WBCでもデキるようには思わない。大谷翔平が、この1・2年の内にワールドシリーズ制覇すれば話は別だが。移籍するチーム、オーナーやGM次第では、WBCやプレ12への参加にクギを刺される可能性もあるのだ。年齢的にダルビッシュ有も、契約期間ではあっても、引退している可能性もある。

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栗山英樹氏 WBC代表入り交渉、ダルビッシュからまさかの提案があった 「じゃあ監督、僕を…」
8/14(月) 12:56 Yahoo!ニュース
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栗山英樹
 侍ジャパン前監督の栗山英樹氏(62)が、13日放送のNHK総合プロ野球 マジックの継承者たち Ⅱ 『WBC 栗山英樹監督』」(後10・00)に出演。侍監督就任から第5回ワールド・ベースボール・クラシックWBC)優勝まで約1年5カ月にわたって書き続けたノートを公開した。

【写真】「#会計ヤバすぎた」…ダルビッシュが開催した決起集会での侍戦士

 500ページを超えるメモでは、知られざる舞台裏が明かされた。

 監督就任からWBCに向けて周到に準備を進める中、22年8月には大谷やダルビッシュらメジャーリーガーとの交渉、11月からは本格的な戦略シュミレーションを行った。

 日本ハム時代から栗山氏を支え、メジャーリーガーとの交渉にも同席した岸七百樹マネジャーがVTR出演。「監督の中ではメジャーリーガーを今回、とにかく呼ぶというのがすごく強かった。夏に、自分の思いを伝えに行くと。順番に鈴木誠也選手とシカゴで会って、夜に食事をして。翌日にミネソタ行ったんです。菊池雄星選手はランチでした」と日本人メジャーリーガーと対面するため、各地を次々とまわった様子を明かした。

 視察の中で、特にこだわっていたのはパドレスダルビッシュとの会話。岸マネジャーは「ダルビッシュ選手はポイントだったんで、監督の中で。ダルビッシュ選手だけは絶対呼ぶと」と強い覚悟を感じていたという。

 「栗山メモ」には、「8月9日、サンディエゴ、ダル。球場サロン待ち合わせ。練習が終わり次第行くということだったが、待たせてはいけないし、先に部屋で待つと。ダルがどうしてもと言っていたそうだ。その思いがうれしい」と記されている。

 岸マネジャーはダルビッシュとの対面当時、「あえて、そこで来てくれと言わなかったんですよね。一緒にやりたい雰囲気は出していたけれど、ジャパンに来てくれという話はしなかった。監督の技だと思うんですよね。時をうかがっていたのか、話していて今日は思いを伝えるだけでいいと思ってたんですかね」と回想。

 一方、栗山氏はダルビッシュの代表入りは難しいと考えていたという。「話し終わった時には来ないかなって思いましたよ。理由を本音で話しているし、こちらも理由は納得できた。途中で『じゃあ監督、僕をスコアラー的に雇うのどうですか?』っていう話になったんで。このバッターをどう攻めたらいいかとかいう情報は欲しいんですよ。だけど、(スコアラーとして参加の案を)そうだよねって言ったら、そっち行っちゃって、ピッチャーとして来なくなっちゃうんで」とダルビッシュからスコアラーとして参加する提案を受けていたことを明かした。

 ダルビッシュの代表入りを強く望んだ栗山氏について、岸マネジャーは「野球を作った国アメリカを、アメリカで倒したいと。監督の思いはそれだけ。その逆算なので、アメリカを知っている、メジャーリーガーを誰よりも分析しているのはダルビッシュ選手だったということです」と思いを代弁。

 最終的にダルビッシュは要請に応えてメンバー入り。若手とも積極的に情報交換し、“ダルビッシュ・ジャパン”とも称されるほどチームの支柱となって世界一へ大きく貢献した。

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