別に、デーブに限らず、打撃コーチは形に拘らざるを得ないのだと思うけど、実のところ高いグリップ位置からストライクゾーンのボールを打とうとすると、スイング始動位置からボールコンタクトまでが上から下へのダウンスイングになる。異なって見えるのは、振り出されるバットの角度が違うだけだ。上から叩くと言っても、スイングの最後まで上から下ではない。王貞治のように、横から見てスイングの軌道がV字になるか、張本勲や落合博満のように、まず上からバットをタマ筋の下側に潜らせカラダの回転でスイングする。他に最近の流行として縦振り、ゴルフスイングの斜め振りとも、レベルスイングの斜め版とも言えるスイングがある。
いずれも、振り出しから打点までがダウンスイング成分で加速され、強いスイングになるのだ。
所詮、スイングは(少なくともインパクトまでは)カラダを軸とした円(弧)運動、インパクト後を真っ直ぐ出すタイプと最後まで回転するタイプとに分かれるだけだ。
デーブのアタマでは、理論の解釈消化が厳しいのか?
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大久保博元氏 清宮幸太郎、中田翔ら球界で流行中の“縦振り”に警鐘「日本で成績残している人いない」
10/11(水) 20:52 Yahoo!ニュース
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巨人・大久保博元打撃チーフコーチ
巨人の打撃チーフコーチを退任した大久保博元氏(56)が自身のYouTube「デーブ大久保チャンネル」に元ロッテ、中日の愛甲猛氏(61)をゲストに更新。日本球界で流行中の「縦振り」に警鐘を鳴らした。
大久保氏は「縦振り」のスイングは必ずシーズン中に打率が落ちてくると指摘。DeNAの関根大気、日本ハム・清宮幸太郎、巨人・吉川尚輝、中田翔を例に挙げた。
大久保氏は最終戦で門脇に「ヘッドが寝ていていいことはない」と伝えたという。
エンゼルスのマイク・トラウトが縦振りで有名。大谷翔平も縦振りのスイングのときがあるが、愛甲氏はトラウト自身は「トップから最短で打つ」と理想のスイングを説明していると指摘した。
大久保氏は「流行っちゃいるけど日本で成績残している人いないんじゃない?」と縦振りの有効性には懐疑的だった。
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