大谷翔平のバット1インチ長、デーブ大久保では理解不可能!

大谷翔平がバットを1インチ長いモノに変えているコト、デーブ大久保のアタマでは理解デキないのだ。

カレは、キチンとトレーニングしている。正確には、年中トレーニングし続けている。体調維持と技術管理は、投球モーションと打撃スイングに重点が置かれる。カレのパワーアップに於いて、バットの長さやウエイトバランスがそのままなら、スイングが同じ強さであってもより速く返ってしまい、ボールの上側を叩く可能性が上がる。バットが長く、ウエイトバランスがトップ寄りになるコトで、ヘッドの返りが遅れ、ボールをより後ろより下から叩ける。

他のスポーツでは、フツ~にあるコトだ。

テニスプレイヤー、ラケットをそのまんま使用しているバカ系選手もいるが、複数ラケットを用意する上で、ガットテンション強弱だけでなく、ラケットのウエイトバランスを変えて用意している。

今では規制されているが、錦織圭の師匠、M・チャン、カレがオーストラリアンオープンで最後の決勝進出した時、使用していたのがプリンスM・チャングラファイト、所謂長ラケだ。確か、A・アガシらに勝ってたハズ。決勝のB・ベッカーには負けたが。

長ラケのインパクトは大きく、ラケットの長さ規制が加えられた。

************************************

大谷翔平選手の打撃のすごさはずばりバットの長さを一気に1インチ変えたことです【デーブ大久保 さあ、話しましょう!】
7/24(月) 11:00 Yahoo!ニュース
  6
 
バットの長さを1センチ変えるだけでも勇気がいるのに……いきなり約2.5センチも。しかもそれを自在に操りMLB最多本塁打を打っている大谷。すごい選手です[写真=Getty Images]
 猛暑が続いています。われわれもこの暑さをどう乗り切るかを考えながら、練習メニューを立てていきます。先日の神宮での3連戦。3試合ともナイトゲームでしたが、お昼は球場で夏の甲子園をかけた東西の東京大会が行われています。この暑さの中、高校3年生にとっては最後の夏です。本当に頑張ってほしいです。

【選手データ】大谷翔平 プロフィール・通算成績・試合速報

 球場で大会が行われている間、ビジターの巨人は、神宮外苑軟式野球場などを使用させてもらっています。私も連日汗びっしょりになりながら、打撃投手を務めました。土曜日はヘトヘトになりながら投げていたのですが、ヤクルトの関係者に「明日、日曜日はもっと暑くなりますから。気を付けてください」とアドバイスをもらいました。そういう夏がやってきた、と思いながら、打撃指導をしていきます。

 さて、話が長くなりましたが、今週のテーマですね。久しぶりに週べ特集とリンクしたいと思います。「大谷翔平の打撃」だそうですね。私が一番驚いていることは、バットに関することです。和真(岡本和真)にWBCから帰ってきたあとに聞いたのですが、今年から長さを1インチ(約2.54センチ)くらい長くしたとか。経験者からしたら、そう簡単にバットの長さを約2.5センチも一気に変えることはできないです。とんでもないことです。

 普通のというか、ほとんどのプロ野球の打者でも、長さ、重さにはこだわりがあります。そこを、進化を目指すために、そこまで変えるということはなかなか勇気がいりますし、一気に変えたということは、それなりの準備が必要になってきます。

 もちろん、昨年までと同じ重さでバットの長さを変更することなんて木製バットではできないことですから、当然重くなっているはず。そこを今では難なく操っているのを見ると、オフの期間に、しかもWBCに出場するために早めの始動をしているとしても、どんな準備をしてきたんだ? と。そこが大谷のすごさだと思います。

 それと同時に、バットが長くなればインコースを打つことが通常のバッターなら厳しくなる。しかも大谷は193cmもあり、手足も長い。それでいて長くしたのだから、インコースを詰まってもスタンドインできるパワーに自信があるのかな、と予測できます。それを実証するように、あの本塁打数を打っていますし、さらに昨年以上に飛距離を伸ばしているのですから、本当にすごいとしか言いようがないです。

 昔から、超一流の選手は、道具選びも超一流と言われています。野球だけに限らず、超一流のプロゴルファーも道具選びは超一流なのです。その意味では、大谷はいまやMLBの大スターで、超一流ですから、今回のバット選びも超一流なりのこだわりがあったのだと思います。この辺りは私のようなものでは察しがつかない、そういうレベルだと思います(苦笑)。
週刊ベースボール
 
 記事に関する報告

************************************