オリックス中嶋監督以下指揮の"迷い"ではなく"誤り"!

今回の日本シリーズ、こんなに采配起用に疑問や失敗が出るシリーズはなかったのではない?阪神岡田監督に関しては、投手野手レギュラー起用順をハズレれば、何でも疑問。だが、特に中嶋監督、CSから勝つ気があるのか疑問を感じるくらい。

オリックス中嶋監督、特に中継抑え投手は3連投させない方針だったハズ。そう決めてシーズンやって来たなら、その中でインターバルやソレに応じた明け起用場面や不出来の備えもキチンと考えて然るべき。中継抑えは力任せが多いから、明け登板の出来不出来はすぐわかるハズ。不出来の対処とソレをやるセーフティーリード見て起用しないと、キチンと勝ち切るコトはデキない。選手の側も指揮側も、シーズンで練習し、反省や対策を織り込んでいなくてはおかしい。

本来、3連投させないなんて、正しいと思わない。1イニング限定やワンポイントなら、シーズン143試合投げさせても良いと思うくらい。どうせ、シーズンには先発の出来不出来により、完投やボロ負け試合など出番ナシも出て来る。日々投げる中継抑えは、先発みたいなインターバルは要らないし、アマチュア時代を考えれば、ちゃんとしたチームにいたら基本毎日練習か試合で投げ込んでいるのだ。プロのなまくら練習でダレてるだけだ。MLB藤浪でも、インターバル空けるより毎日登板する方が内容は良かった。

もちろん、10代鍛練不足で、今ちょっと使われると故障している投手や野手もいる。山下舜や山崎颯などは最たる例だ。だが、平野らは練習でも試合でも毎日に近く投げないと、駆け引きや技術面などメンテナンスがデキない。

山本由、監督以下指導者指示か自発か知らないが、ベンチ入りするなら使わないとおかしい。延長戦やボロ勝ち/負けの調整登板に備えたワケはないだろう。東が7回表の打席に立ったなら、7回裏だけでなく8回裏も投げてないと、続投の割に合わない。四球出塁して、安打&エラーでホームインまで走ったのだから。2-0で、2日ベンチ外の山崎颯がいきなり投げる場面ではない。チームを鼓舞するため、勝ち越す意思表示としてエースを準備させ投入すべきだったろう。

本来、ココしか山本由を使うべき場面はなかった。

故に、山本由のベンチ入り自体か、ベンチ入りさせたのに使わなかったコトが誤采配だったと"思う"ではなく"言える"。

 

 

 

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専門家が疑問視した「山本ベンチ入りの意図」 勝ちパターン崩壊…オリに見えた“迷い”
11/3(金) 6:30 Yahoo!ニュース
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2点リードの8回に山崎颯を投入も1点差に追い上げられ、代わった宇田川が逆転打を浴びる
 
オリックス中嶋聡監督【写真:荒川祐史】
阪神 6ー2 オリックス(2日・甲子園)

 オリックスは2日、甲子園で行われた阪神との「SMBC日本シリーズ2023」第5戦に6-2で敗れ、対戦成績を2勝3敗とし崖っぷちに立たされた。勝ちパターンの山崎颯、宇田川が痛恨の失点。現役時代に日本ハム阪神など4球団で捕手として活躍した野球評論家の野口寿浩氏は「山本のベンチ入りで逆に迷いが生まれた」と分析した。

【実際の動画】痛恨の失点に愕然…逆転打を許しうなだれる宇田川

 相手のミスにもつけ込み、7回を終え2点リードの状況。中嶋監督は8回に自慢の投手陣をつぎ込むも、猛虎打線につかまった。第3戦、第4戦にベンチ外だった山崎颯をマウンドに送るも木浪の内野安打に暴投が絡み、代打・糸原の左前打で一、三塁。ここで近本に右前適時打を浴び失点。中野の犠打で1死二、三塁としたところで降板を告げられた。

 1点差となり、第2戦から4連投となった宇田川がマウンドに上がるも、森下に左中間へ2点適時三塁打。大山にも中前適時打を浴びるなど、この回一挙6失点。これ以上にない投手リレーで逃げ切りを図ったが、オリックスベンチは呆然と見届けるしかなかった。

 盤石の勝ちパターンで痛恨の逆転負けを喫したオリックス。野口氏は「ベンチも非常に迷ったと思います。2戦連続でベンチ外だった山崎颯は制球、球のキレともに本来の投球ではなかった。ベンチ入りのリリーフをみても1点差の場面では宇田川しかいない。昨日のサヨナラ負けから多少、ベンチの焦りや迷いがあったかもしれません」と指摘した。

山本のベンチ入りは「日本シリーズで名前だけ入れる無駄なことはしない」
 さらに、野口氏が注目したのは、この日ベンチ入りしていたエース・山本の存在だ。第1戦に登板し、第6戦での先発が有力視されていた右腕。短期決戦の日本シリーズ、ましてや山岡、ワゲスパックを外した救援陣のなかで「名前だけ入れる無駄なことはしない」と、展開により登板の可能性があると見ていた。そんな中、2点リードの8回は絶好の登板機会だった。

「山本の使い方をどう考えていたか。リリーフで使うならブルペンで準備もしていたはず。2点リードの展開になったから“いつもの勝ちパターン”を投入して、山本には『第6戦の先発を頼むぞ』と、そんな簡単な話ではない。山本のベンチ入りで逆に迷いが生まれたのかもしれません」

 今季初の3連投を解禁するなど、リリーフ陣の負担は大きくなっている。「1日移動日はありますが、宇田川が使えなくなる可能性もある。2日連続で山岡が外れ、高卒1年目の斎藤がベンチ入りするなど投手王国と言われるオリックスらしからぬ展開。次の勝ちパターンをどうやりくりするかも注目です」と野口氏。

 敵地・甲子園で2戦連続の逆転負けし、日本一連覇に向け崖っぷち立たされたオリックス。本拠地・京セラドームで迎える第6戦にエース・山本の先発はあるのか。中嶋監督の采配にも注目が集まる。
橋本健吾 / Kengo Hashimoto

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