超高回転型4サイクル250ccが夢?バカじゃないの?

この記事のライター、一体、ドコの国のヒトなの?夢の高回転エンジン、4サイクル250cc直4?ドコが夢なの?

既に、80年代中盤に4サイクル250cc直4エンジンは、1万5千回転を超えて回っていた。90年序盤には2万1千回転を超えていた。

二輪では、ホンダはカムギヤトレインを動弁系に使用していたが、ヤマハもスズキもカワサキもカムチェーン駆動でホンダに近い回転数を可能にしていた。当時は、電子制御キャブレターだったが、4サイクル250ccで公称45馬力、93年から自主規制値が40馬力に下がったが、JISとして45馬力以上、40馬力以上の意味合いだ。リッター換算160馬力~180馬力だ!

現在、4サイクル250cc直4、カワサキしか出していない。ZX25R、一部にはターボ化も計画されているとか。

元々、ホンダは、2サイクル500や250や125だった頃のオートバイ世界GP、ターボ化4サイクルでのエントリーを計画していた。しかし、ヨーロッパ二輪メーカーに妥して、大排気量4サイクルの編成に乗せられ、首を絞めた。

夢と言うなら、250ccや125ccのフュエルインジェクション直4ターボが出るまで、使うべきではない。

 

 

 

 

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夢の高回転エンジン、250cc直列4気筒エンジンはなぜ復活できた?
2021.02.08
 Peacock Blue K.K.
1980年代後半に、各メーカーが競って開発していたのが250cc、直列4気筒エンジンのバイクで、当時は非常に人気がありましたが、排ガス規制の強化やバイク市場の縮小により主要モデルは全て廃止されました。そんな中、カワサキが2020年に直列4気筒エンジンを搭載した新型バイク「Ninja ZX-25R」を国内市場に投入し、予定の年間販売台数を初期受注段階で完売し話題となりました。今回は高回転エンジン、250cc直列4気筒エンジンはなぜ復活できたのかについて解説していきます。

tags: カワサキ, スズキ, ホンダ, ヤマハ, 役立ち情報

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1980年代後半に花開いた250cc直列4気筒バイク
 1980年代、空前のバイクブームが巻き起こり、各社は新型車を怒涛の勢いで市場に投入、差別化を図るための技術開発競争が激しくなっている時代でした。そんな中、250cc直列4気筒のバイクが各メーカーから登場し始めます。

カワサキ「Ninja ZX-25R」は、4気筒250ccクラスの火付け役になるのか

 先鞭をつけたのはスズキで、1983年に「GS250FW」が登場します。しかし搭載されている水冷直列4気筒4ストロークエンジンの最高出力は36PSと、当時ライバルであるホンダの人気車種「VT250F」に搭載されているV型2気筒エンジンは、すでに最高出力35PSを発揮していたことからインパクトは今ひとつでした。

 その後1985年にはヤマハから直列4気筒4ストロークエンジンを搭載した「FZ250PHAZER」が登場します。最高出力は、当時250ccの自主規制値45PSという数値を叩き出しました。FZ250フェーザーは、その未来的なデザインと、何よりジェットエンジンのような高回転サウンドで多くのユーザーを魅了しました。

 そうなると、当然黙っていないのがライバルのホンダです。早くも翌年の1986年には、カムシャフトをギア(歯車)で駆動する水冷・4サイクル・DOHC4気筒エンジンを採用し、最高出力はFZ250フェーザーと同じ45PSを発揮する新型車「CBR250F」を発売します。

1983年にスズキの「GS250FW」が登場し、各メーカーは250cc4気筒モデルの生産に入りました
 しかし、ヤマハでは同じく1986年にFZ250フェーザーを丸目2灯のレーサーレプリカスタイルに発展させた「FZR250」を発売し攻勢をかけます。

 1987年には、ホンダでCBR250Fをさらにエンジンを高回転型にしてフルカウル仕様にした「CBR250R」を投入します。そして、先鞭は付けていたものの、ホンダ、ヤマハに出遅れていた感のあったスズキも、1987年に耐久レーサーイメージの「GSX-R250」を発売し、250ccバイク市場も活気を帯びていきます。

スーパースポーツモデル仕様へと進化したホンダ「CBR250RR(1990年型)」
 この時期の新車攻勢は激しく、ホンダを例にとれば、1988年には「CBR250R」をレーサーレプリカスタイルにモデルチェンジ、1990年にはよりスーパースポーツモデル仕様へと進化した「CBR250RR」を登場させています。

 ヤマハ、スズキもかわるがわる最新モデルを登場させ、当初は消極的だったカワサキも1989年にエンジンを完全新設計した「ZXR250」を発売し、バイク4大メーカーの250cc直列4気筒車が見事に揃う結果となりました。

ブームの終焉、そして2020年の劇的な復活!
 しかし、加熱した250cc直列4気筒バイクブームにも、終焉を迎える時がやってきます。1990年代に入る頃、それまでの反動から、ユーザーの嗜好がレーサーレプリカモデルからさまざまなモデルへと多様化していきます。さらに、追い打ちをかけたのが1998年に施行された「二輪車への排出ガス規制」でした。


 全国二輪車用品連合会によると、排気量51cc~125ccと251cc~の車両は、新型型式登録車「1998年10月1日以降に生産された車両」、同一型式継続生産車「1999年9月1日以降に生産された車両」が対象、排気量~50ccと126cc~250ccの車両は、新型型式登録車「1999年10月1日以降に生産された車両」、同一型式継続生産車「2000年9月1日以降に生産された車両」が対象となり規制が適用となりました。

 この規制により、残っていたモデルについても次々に廃止され、2000年代後半には250cc直列4気筒モデルが国内市場から消滅します。さらに、国内バイク市場の縮小もあり、250ccのスポーツバイクの新規開発自体も存続の危機に陥ります。排出ガス規制が施行された1998年以降、250cc直列4気筒バイクの存在は見かけることが少なくなりました。

フルカウルモデルが激減する中、2008年にカワサキは「Ninja 250R」を発売
 そんな中、カワサキが2008年にフルカウルのスポーツバイク、「Ninja 250R」を登場させたことで流れが変わります。排ガス規制の強化により、前年までに従来生産されていたバイクはいずれも生産を終え、各社とも250ccのスポーツバイクのラインナップがほとんどなかったため、250ccバイクを求めるユーザーに支持されたと言えるでしょう。また、フルカウルのスポーツバイクだったことも人気となった理由の1つです。


 1980年代から1990年代にかけて数多く登場した250ccのフルカウルを装備したスポーツバイクは、いずれも2000年代頭には生産中止になっていました。そんな中登場したNinja 250Rは、スタイリッシュで上級車に近いイメージのフルカウルを装備していたことで、ユーザーから高い評価を得ました。

 そのほかにも、素直なハンドリングや扱いやすいエンジン特性、高めに設定されたハンドルによる疲労の少ないライディングポジションなど、Ninja250Rはバイクとしての基本性能も優れていたことは言うまでもありません。Ninja 250Rに続き、各メーカーも250cc直列2気筒エンジンのカウル付きスポーツバイクを発売したことで、市場が再び活性化していきます。

2気筒エンジンを搭載したホンダ「CBR250RR」は高価格のスポーツモデルを発売
 当初はNinja 250Rに習い、性能は控え目で比較的リーズナブルなモデルが多く出回っていましたが、メーカー間の競争が激化することで高性能化が進み、ホンダ「CBR250RR」のように、2気筒エンジンながら車体価格が税込80万6760円(ABS付きモデル:2017年当時)といった高価格なモデルも登場するまでになりました。

250cc直列4気筒モデルのリクエストをカワサキは受け止め「Ninja ZX-25R」を2020年に発売
 そんな状況の中、カワサキでは、小型スポーツバイクの主力市場である海外からフラッグシップとなる250cc直列4気筒モデルのリクエストが増えたことで、最新の技術を投入した「Ninja ZX-25R」を2020年に登場させました。

 Ninja ZX-250Rは、新車価格がベースモデルでも税込み82万5000円と高価ですが、2020年モデルの年間販売台数5000台を初期受注の段階にも関わらず完売するなど、好調な売れ行きとなっています。


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 Ninja ZX-25Rのヒットを他のメーカー、特に王者ホンダが指をくわえて見ているとは考えにくいことから、新たな250ccの直列4気筒モデルが登場する可能性は大いにあります。
今後の動向に注目したいですね。

【了】

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