ヤマハFZ250フェザー、カムチェーン駆動!

ヤマハFZ250フェザー、当時はホンダCBR250やスズキGSX-R250らと、4サイクル250ccの王座を争っていた。250ccクラスには、4サイクル直列4気筒250ccと2サイクル並列/V型2気筒250ccがある。ホンダには4サイクルV型2気筒250ccのVTもあったが。

ヤマハとスズキは、カムチェーン駆動で回転域を引き上げる努力をしていた。ホンダは、第1期ホンダF1技術たるカムギヤトレーンを投入、いち早く2万回転を達成した。

当初は、アッパーカウルのみのハーフタイプだったが、80年代中盤過ぎるとフルカウルのレーサーレプリカ的スタイリングにモデルチェンジするコトになる。

この頃は直列4気筒だったが、現在はヤマハYZF-R25やスズキGSX-R250やホンダCBR250も直列(並列)2気筒、唯一カワサキだけがZX-25Rという直列4気筒モデル、ラムエアで45馬力以上を出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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オートバイのあれこれ『エンジンがマワり過ぎだって!ヤマハのフェーザー』
2/20(火) 6:30 Yahoo!ニュース エキスパート
Rotti. 
モトエンスー(moto enthusiast)
  
全国1,000万人のバイク好きたちへ送るこのコーナー。

 

今朝は『エンジンがマワり過ぎだって!ヤマハのフェーザー』をテーマにお話ししようと思います。

 

1980年代、ヤマハはRZ250に始まり、RZ250R、そしてTZR250と2ストクウォーターモデルで一世を風靡していたわけですが、その一方で、4ストロークのハイメカマシンも作っていました。

 

その筆頭が、1985年(昭和60年)にデビューした『FZ250 フェーザー』です。

 

 
▲FZ250 PHAZER(1985/画像引用元:ヤマハ発動機)
 

画像のとおり、個性的なルックスをしたフェーザーですが、その特徴はルックスだけではありません。

 

フェーザーに搭載された水冷並列4気筒DOHC4バルブエンジンは、パワーバンドが14,000〜15,000rpm辺りにあり、レブリミットが18,000rpmというF1マシンのような超高回転型となっていたのです。

 

20,000rpm近くまで回る4気筒のサウンドは「ジェットサウンド」「戦闘機サウンド」などと評判になり、これがフェーザーの魅力のひとつにもなりました。

 

 
▲レプリカ車とは一線を画する独特なスタイル(画像引用元:ヤマハ発動機)
 

ピークパワーは、TZR250やRG250ガンマ等の2スト勢と肩を並べる45ps。

 

理論上2ストのようにはパワーを出しづらい4ストエンジンにあって、2ストと同等の最大出力を実現したのは、ヤマハの功績といえるでしょう。

 

とにかくエンジンを回しまくってパワーを稼いでいたのですね。

 

これこそ、“マルチ(4気筒)エンジンの正しい使い方”なのかもしれません。

 

外見も中身も新鮮だったフェーザーでしたが、当時はやはりレーサーレプリカブームであり、そこからやや外れたテイストだったフェーザーは長続きせず、結局レプリカスタイルのFZR250へと形を変えて進化していくこととなるのでした。

《参考》
【絶版バイク解説】 - YAMAHA FZ250 PHAZER
 

 
Rotti.

モトエンスー(moto enthusiast)
バイクを楽しむライター。バイク歴15年で乗り継いだ愛車は10台以上。ツーリング/モータースポーツ、オンロード/オフロード、最新バイク/絶版バイク問わず、バイクにまつわることは全部好き。

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