日ハム上沢、レイズだって!ドジャース、山本由に配慮?

日ハム上沢直之(29)、レイズとマイナー契約だって!

ドジャースは、上沢が日ハム時代の大谷のお守りだって、知らないのか?どうせマイナー契約なら、より大谷が楽しめる環境にしてやれば良かったのでは?ソレとも、山本由に配慮して、敢えて取りに行かなかった?だって、今シーズン大谷は投げられないのだし、せっかく大谷をほぼ後払契約にしたのだから、いっそ今永と上沢も取りに行っても面白かったのでは?

マイナー契約自体、悪いコトではない。野茂英雄だって、初年度はマイナー契約から始まった。移籍にも自由だし。

まあ、MLBマイナー契約の方が、あのバカ監督いる日ハムよりマシというのがカレの本音だし、そのためにこの2年をガマンしたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

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【独占インタビュー】上沢 レイズとマイナー契約を結んだ理由「単年で勝負しないといけない立場」
1/15(月) 2:30 Yahoo!ニュース
  
パイレーツのコナー・ジョー(左から2人目)、マリナーズのタイ・フランス(右から2人目)らと記念撮影する上沢(本人提供)
 日本ハムからポスティングシステムでレイズとマイナー契約を結んだ上沢直之投手(29)が、スポニチ本紙の独占インタビューに応じた。複数球団からメジャー契約のオファーを断って新天地を選んだ理由を激白。面談内容や米1年目への決意、家族への思いなども口にした。(取材・奥田 秀樹通信員)

 ――メジャー昇格の際に年俸250万ドル(決定時約3億6300万円)となるスプリット契約。複数あったメジャー契約を断って、レイズ移籍を決断した。

 「最初にマイク・シール代理人がレイズ側と話していて、僕にすごく興味を持ってくれているということだった。僕も他球団の投手がレイズにトレード移籍してから、すごく良い成績を残し、投球を改造して(才能を)伸ばしてくれるという話は聞いていたので、レイズには何かがあるんだろうなと、元々興味だった」

 ――マイク・シール代理人のサポートは。

 「僕のことをたくさん細かいところまで調べてくれて、これからどう成功していくかを一番に考えて、いろいろな球団と話してくれた。マメで律儀」

 ――レイズとはオンラインで面談した。

 「面談では、カイル・スナイダー投手コーチ、ウィンストン・ドーム投手ディレクターや、アナリスト、投手デザイナーらと話した。そこで僕の長所や“ここをこうしたらもっと良くなるんじゃないか”と説明してもらった」

 ――印象的な言葉は。

 「特に僕の心に残った言葉は、スナイダー投手コーチが“我々は投手と守備に関してはプライドを持って取り組んでいる。そこで勝つ”と言っていたこと。初めて米国で野球をするにあたって、その言葉が印象的で、そこには自信があると感じた。自分がこれから先、もう1個レベルアップできるんじゃないかと思えた」

 ――具体的な評価は。

 「真っすぐとフォークのセパレート(軌道の違い)が“すごく良い”と言ってくれた。カットボールについては“下に落ちないように、伸びあがっていくイメージで投げたら良いんじゃないか”と。これからメジャーに適応していくにあたって、アドバイスをもらいながら色々変えていけるのかなと思った」

 ――期待されている働きは。

 「“長いイニングを投げてもらいたい”と言ってくれた。僕は健康で長いイニングを投げられるのが長所だと思っている。米国に行ってもそこは同じで、1年間ケガをせずしっかりやりたい。レイズからは“もっと球速を上げろ”とかそういう話ではなく今、僕が持っているポテンシャルで良いところを引き出してくれるということ。これからもっと良くなれるのかなとイメージができた」

 ――レイズは日本人スタッフが多く、福田紳一郎アスレチックトレーナーの存在も心強い。

 「福田さんともオンラインで話して、レイズが球団スタッフについても後押ししてくれるチームだと知った。働く良い環境を与えるだけでなく、福田さんがトレーナーとして技術を上げて行くために球団が後押しをする。選手が一年間戦う上で裏方の人はすごく大切。スタッフの方にも力を入れているから、資金力がなくても勝てるチームになったのかと。良い球団だなと思った」

 ――そんな状況で他球団から複数のメジャー契約が届いた。

 「メジャー契約で評価していただいている球団があるのはうれしかった。保証されている年俸に関しても、メジャー契約とマイナー契約ではかなり差があった。僕も家族がいるので、その点ではすごく悩んだ」

 ――レイズ入団を決断できた理由は。

 「メジャー契約であってもマイナー契約であっても、僕はこの1年、単年で勝負しないといけない立場。今年、結果を残さないと来年がない。そこを考えた時に、レイズでやった方が僕が最もレベルアップした状態で今季を終われているのではないかと思った。レベルアップに一番適した環境を与えてくれる。大事なのは今年絶対に結果を残して、来年からしっかりした契約を組んでもらうこと」

 ――17年に結婚、2人の子供を授かった。

 「妻には相談した。難しかったと思うけど、僕がやりたい所でやるのが良いと思うと言ってくれた」

 ――家族は同行するか。

 「単年のマイナー契約なので、ひとまずは僕一人で米国で生活しようかと思っている。でも将来的にはみんなで一緒に生活したいし、子供にも寂しい思いをさせたくない。そのために今年何とか良い成績を残して、来年以降、複数年の大きい契約を組んでもらって、家族と一緒にというのが僕の父親としての使命かなと思っています」

 ――日本ハムでは先発ローテーション入りが保証された立場だった。

 「保証されたという風には考えない。元々ずっと下(2軍)からやってきた選手。ドラフトも下位(6位)から始まって、何年かで結果を残さないとクビになると思ってやってきた。野球ができなくなるかもという大きなケガ(22年7月に右足骨折)があって、そこから頑張ってリハビリしてと色々とやってきた。下からやらなければいけないということについては慣れている。僕はそういう人生だと思っているし、そういう生き方が僕らしいかなと」

 ――日本ハムの新庄監督からSNSでエールを送られた。

 「新庄さんが米国に行った時の米国のマイナー選手たちの状況とか思い出して、僕のことを思って言って下さっていた。親心を感じたというか、ありがたかったけど、自分の人生は1回きりしかない。勝負しないで辞めるのと、勝負して終るのだったら、挑戦して後悔はしないと考えた。新庄さんもいろいろと挑戦されてきた方なので理解してくれたのかなと」

 ――フロリダ州ポートシャーロットで行われるキャンプは2月15日(日本時間16日)がバッテリー組の初日。

 「キャンプについては、これからレイズの方々とミーティングをする。具体的な取り組みについては、いろいろなスタッフと相談してやっていければ。すごく楽しみ。ピッチコム、ピッチクロックに慣れる作業も必要。ただ、僕としては2月15日には試合で投げられるくらいにしておきたい。今はまだ平地で座ってもらって投げている段階。日本に帰国したらブルペンで投げようと思っている。2月15日に合わせるのは大変だと思うけど、そこに合わせてやっていくしかない。そうでないとダメ」

 ――メジャー昇格の際に年俸250万ドル(決定時約3億5300万円)となるスプリット契約は、すぐに結果が求められる。

 「1年目で春季キャンプから結果を残すといっても、どういう打者がいて、どういう感じなのかもいまいち分かっていない。ただ、見て学べるものがあると思うので、練習している時以外はそういうのを見ながら、話を聞きながら、早く環境に適応していければ」

 ――フロリダは既に訪れたか。

 「レイズの人には“時間があれば来てほしい”と言われて、行きたかったけど、時間がなかった。その分、春季キャンプで早く行くのが楽しみ」

 ――契約後に日本人メジャーリーガーからの連絡は。

 「(パドレスの)ダルビッシュさんから“契約のこととかでいろいろと疲れたと思うから、ひとまずお疲れさま”と連絡を頂いた」

 ――移籍先が決まった充実感があるか。

 「充実感はない。レイズの一員になれる喜びはあるけど、マイナーリーガー。メジャーの舞台で投げないと始まらない。追い詰められた状況でやっていく、ひりひり感がずっとある」

 ――12年契約のドジャース・山本、4年契約のカブス・今永は先発ローテーションの座を保証されている。契約によって扱われ方に差が付くのがメジャー式。

 「それも含めて良い経験。今までの野球人生を試されている感じがある。その意味で楽しみで、ワクワクしている」

 ≪「投手再生工場」として定評≫レイズは「投手再生工場」として名高く、他球団の関係者は「構想外の選手の中からいつも良い選手を見つけてくる」と語る。右腕エフリンは、22年までフィリーズでメジャー通算7年で36勝45敗、防御率4.49だったが、同年オフにレ軍がFA選手で球団史上最高額の3年総額4000万ドル(約58億円)で獲得。23年にチーム最多の16勝を挙げた。その他、左腕スプリングス、右腕ラスムセンはともに他球団で救援投手だったが、移籍後に先発転向し成功を収めている。

 【取材後記】上沢は12月初旬からロサンゼルス近郊に滞在し、マイク・シール代理人の紹介でオレンジカウンティーのトレーニング施設で汗を流している。ガーディアンズの先発右腕バイビー、22年球宴出場のマリナーズ内野手フランスらと汗を流し、情報交換もした。

 道は険しいマイナーでの米球界挑戦。ドジャース中村紀洋ジャイアンツの田中賢介の2人はメジャー昇格を果たしたが、定着はできなかった。だが、2人が失敗だったとは思わない。メジャー初安打や好守備でファンからスタンディングオベーションを受けた姿が、今も記憶に色濃く残る。上沢は「挑戦して後悔はしない」と言った。そこにプロアスリートの価値があると信じる。(MLB担当・奥田 秀樹通信員)

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