指導者の資格とは?この答えに称賛?違わない?

東大卒でないのに、東大志望者を指導する資格があるのか?別に、東大に限らず他の大学や幼小中高受験指導についても同じだ。もちろん、塾や学校の方針に依り、ソコの卒業前歴ないとダメな場合もあるし、ソコの卒業生しか指導デキないコトもなくはない。だから、ソコの卒業生が志望者を指導するメリットは、もちろんある。しかし、学校や塾などで、授業や学習指導するだけなら、ソレはマストではない。その提示される問題課題を適切に解く指導をするスキルを持っているか、ソレは先生でなくても先輩でも同級生でも下級生でも良いのだ。ただ、ソレだけの話だ。

「僕はあたま悪いし、勉強も苦手だけど、漢文だけはもう10年以上勉強してきてるから大丈夫。ほかの科目については、ぜんぜん敵わないけど、漢文については、君が僕に追いつくには、とりあえず東大に入って、勉強して……半年はかかるよ!」

この回答は適切だと思う?

ワタシは、「屁のツッパリにもなってない。」と思う。10代中盤の生徒がホントに東大や京大に行くような、勉強への興味や学究心を持っているなら、そんじょそこらの大学のヒトが10年やって身に付けるモノでも受験以前に身に付けると思う。この予備校講師は、東大京大行けるレベルをわからずにやっていると思う。生徒のレベル、東大京大>>他の旧帝大>>国公立大>>私大受験>>私大AOなのだ。

返しが完璧?たぶん、節穴講師だ。

 

 

 

 

 

 

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「東大出てないのに、俺に教える資格あるんですか?」 予備校講師の返答に称賛の声 「返しが完璧ですね」
2/3(土) 9:10 Yahoo!ニュース
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今年も受験シーズンがやって来た(写真はイメージ)【写真:写真AC】
 今年も受験シーズンに入る中、ネット上では東大志望学生と予備校講師のエピソードが注目を集めています。「東大出てないのに、俺に教える資格あるんですか? 俺、東大志望者ですよ」と生徒から問われた講師。しかし、その返答に称賛の声が集まりました。投稿したのは、駿台予備学校東進ハイスクールで漢文を教える寺師貴憲さん。詳しい話を聞きました。

【写真】東大女子のユニークすぎる勉強法 塾に通わず現役合格 家に置いてあった予備校顔負けの驚きのアイテム 実際の様子

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先生、どこ大出身ですか?」 挑発的な質問に…
「僕が予備校講師としてまだ新人のころ。講義のあと生徒に呼び止められて

『先生、どこ大出身ですか?』
『?』
『東大じゃないんですよね』
『はい』
『東大出てないのに、俺に教える資格あるんですか? 俺、東大志望者ですよ』

と言われたことがある」

 1月30日、寺師さんがX(ツイッター)に投稿したのは、自身が29歳のときの体験談でした。

 日本の最高峰を目指す学生からの尖りまくったひと言。指導する立場の講師とはいえ、もちろん、全員が東大出身ではありません。「このころは生徒とよく間違われていたし、頼りなく見えたんだろうなあと」。講師の学歴を承知の上で、放たれた直球質問でした。

 ただ、寺師さんはこれに対し、毅然と返答します。

「僕はあたま悪いし、勉強も苦手だけど、漢文だけはもう10年以上勉強してきてるから大丈夫。ほかの科目については、ぜんぜん敵わないけど、漢文については、君が僕に追いつくには、とりあえず東大に入って、勉強して……半年はかかるよ!」

 学生が持つ東大志望というプライドを傷つけることなく、自身の専門性をユーモアを交えて強調。逆に学生のやる気に火をつける絶妙な返しでした。

 これを境に、学生は東大の過去問を解いてきては、講師に相談するように。距離感も縮まり、ついに東大合格を果たしたそうです。

トレンディエンジェル斉藤さんの

『当たり前だろ、誰だと思ってるんだ。……斉藤さんだぞ』

を見るたび

『僕を誰だと思ってるんですか、東大志望者ですよ』

と脳内変換されて彼を思い出す。なんだかんだ優秀で、まじめな良い子だった」

 寺師さんの愛のある投稿に、ネット上は大反響。8.2万件の“いいね”を記録し、「冷静にそんな返しが出来るなんて凄い」「29歳当時の返しが完璧ですね」「先生に本音をぶつけた後、先生と信頼関係が築けて見事合格してくれたのは良かった」「すごい生徒さんがいるもんだ…」「高校時代、東大現役合格した友人が塾で同じこと言ってましたw」などの声が寄せられました。

 寺師さんはエピソードが駿台予備学校での出来事だったことを前置きしつつ、当時の状況についてこう説明します。

講師の力量試す生徒 心がけた言葉の使い方
「僕も当時は若く、そのせいでなめられがちだったこともあって、尖った生徒は今よりも多い印象です。生徒がこちらの力量を試すような質問も多かったです。『先生、東大の問題とか解けるんですかー。当然、満点取れるんすよね』『目の前でセンターの問題を10分で解いてみてください。できますよね?』とか。あと参考書を持ってきて、『先生は講義で〇〇と言ってましたけど、どこにも載ってないですよ』とか。これには、いちいち漢和辞典を引いて、『ありますよ』と答えていました」

 挑発的な学生に対応するのは、それだけで骨が折れそうです。

 そんな中で出会ったのが、この東大志望の学生でした。 

 返答する際、どのようなことに気を配ったのでしょうか。

「まず『自分が頭の悪い人間である』という自覚があるので、『僕より素の能力が高くて人間的にも優れた子がいる』とは常々本音として思っていて、そんな僕でも彼らに漢文を教えられるのは、『10年以上漢文ばかり学んで得た経験値』と『日々どの受験生よりも漢文の勉強をしている努力と自負』があるからだと答えを出していたので、そこから導き出しました。もっと乱暴に言葉にすれば、『安心しろ、他はともかく、漢文だけはおまえに負けねーよ。俺を誰だと思ってんだ、寺師さんだぞ』という感じです笑」

 寺師さんが漢文の魅力に引き込まれたのは中高生のとき。以来、職業として、またライフワークとして専門性に磨きをかけてきました。

「もともと中高のころから諸子百家が好きで、東洋史・東洋思想を専攻して漢文をちまちまと学んでいました。でも、教養としての中国古典の面白さに目覚めたのは、この世界に入ってからです。教材作成のとき、中国古典の有名な名言名句をかき集めるので、日がな一日中国古典を読みあさっているうちに、だんだんと目覚めていきました。その魅力は一言で言えば、『人生を豊かにしてくれる』です。漢文を読んでいると自分の生き方をいろいろと見直せます。自分が人間として成長するのを日々感じます。まさに哲学です」

 漢文好きが高じて著書『中国古典の名著50冊が一冊でざっと学べる』(KADOKAWA)も発売。アマゾンでカテゴリー別1位を取るほど好評で、「漢文の魅力をちょい見せしています」と、寺師さん。

 投稿が話題になったことは、驚きを持って受け止めています。

「1600万を超えるインプレッション、8万いいねも驚きましたが、フォロワーさんが1日で600人も増えてしまい、これから皆さんの期待を裏切ることになるだろうなと戦々恐々です。あらかじめ謝っておきます。ごめんなさい。普段はごくこくフツーのことをポストしています。ラーメンの写真とか」と、結びました。
Hint-Pot編集部

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