芦田愛菜だョ!

今のところ、全て上手く行ってるからか、マスコミの芦田愛菜媚びが激しい。秋川雅史の息子と突き合ってる話は、極一部でしか報じられていない。慶応を、桜井翔や岩田剛典のように幼児舎からのエスカレーターではなく、中学からの受験で通った。その部分では学力なのか、単に慶応が芦田愛菜知名度を買った結果かもわからない。

今のところ、全て判を押したような模範的なコメントばかり出してる。それをマスコミが必死にヨイショしている。

古くは後藤久美子宮沢りえの時同様、本人や周りが増長するほど褒めそやし、天狗に仕立ててしまった。

今の芸能界、人材不足か?

 

 

 

 

 

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「医学とか宇宙とか報道とか、常にいろんなことに興味を持っていたい」 17歳になった“俳優・芦田愛菜”が秘める無限の可能性
6/23(水) 11:12 Yahoo!ニュース
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芦田愛菜 ©時事通信社
 子役出身の俳優・タレントの芦田愛菜がきょう6月23日、17歳の誕生日を迎えた。ちょうど10年前、彼女とドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)で共演した同い年の鈴木福もまた、先週17日が誕生日だった。

【画像】10年間でこんなに変わった“俳優・芦田愛菜

マル・マル・モリ・モリ!」が社会現象級の大ヒットに
 3歳でデビューした芦田は、2010年、5歳のときにドラマ『Mother』(日本テレビ系)に出演し、一躍脚光を浴びた。翌年放送の『マルモのおきて』も、彼女の愛らしさと子供離れした応対が人気を得て回を追うごとに視聴率が伸び、最終回は23.9%を記録。鈴木福とともに役名の「薫と友樹、たまにムック。」名義で歌ったエンディング曲「マル・マル・モリ・モリ!」もヒットした。当時、小学校に入学したばかりだった2人もいまや高校2年生である。

 2人の生まれた2004年度(2004年4月2日~2005年4月1日)は子役の当たり年で、ほかに谷花音小林星蘭本田望結鈴木梨央が誕生している。

 谷は『マルモのおきて』と同年に放送された『美しい隣人』や『名前をなくした女神』(いずれもフジテレビ系)などドラマにあいついで出演、2016年に大ヒットしたアニメーション映画『君の名は。』ではヒロインの妹役として声優を務めている。現在はアメリカに留学中という。

 小林は、谷と同じ事務所に所属し、「すたーふらわー」という音楽ユニットを組んでCDもリリースしている。子役としてはNHKのドラマ『八日目の蝉』(2010年)での檀れいの娘役(幼少期)などが記憶に残る。近年ではテレビ・劇場版アニメ『若おかみは小学生!』(2018年)で、両親に先立たれて祖母の旅館で働くようになった主人公を好演し、話題を呼んだ。

同い年にはフィギュアスケートで活躍する本田望結
 本田は、2011年にドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)に出演して注目され、2012年に放送され翌年には映画化もされたドラマ『コドモ警察』(TBS系)では、主演の鈴木福といずれも刑事役で共演している。演技の仕事だけでなく、兄の太一・姉の真凛とともにフィギュアスケート選手としても活躍していることはよく知られる。

 鈴木梨央は、2013年にNHK大河ドラマ『八重の桜』で、綾瀬はるか演じる主人公・山本八重の幼少期を演じて注目された。CMでも人気を集め、とくに吉田羊と母子役で出演するポカリスエットのCMはすでにシリーズ化されて6年が経つ。

子役の層が厚くなり始めた10年ほど前
 この少し上の世代の元子役には、現在『ドラゴン桜』(TBS系)に出演する加藤清史郎(2001年生まれ)やNHKの朝ドラ『おかえりモネ』でヒロインの妹を演じる蒔田彩珠(2002年生まれ)らがおり、さらに下の世代からも今年中学生となった寺田心(2008年生まれ)など、存在感を示す子役がずっと途切れずに登場している感がある。名子役はいつの時代にもいたとはいえ、これだけ演技のうまい子役の層が厚くなったのは、やはり10年ほど前からの傾向らしい(※1)。前出の『コドモ警察』は、刑事たちが悪の組織の仕掛けた特殊ガスにより子供の姿になってしまうという設定だったが(福君が石原裕次郎ばりの振る舞いを見せるのがおかしかった)、そんな企画が成立したのも、ちゃんと演技のできる子役が複数いてこそだろう。

「大変だなと思ったことがなくて…」
 しかも、ここに挙げた元子役たちは中学・高校と進学してからもなお、ほとんどが第一線で活動を続けている。そこでモチベーションになっているのは、「演じるのが楽しい」との思いに尽きるようだ。鈴木福は一昨年、雑誌で対談した先輩の加藤清史郎が、生後まもなくして事務所に入り、仕事を始めたがゆえに《物心ついた時からお芝居も歌も好きで、ずっと好きなことを続けている感覚だから大変だなと思ったことがなくて…》と言うのを受けて、《同じです。苦労したこともないし…。3才の時に親が辞めてもいいよって言ったら、ぼくはやるって答えたらしいんです》と応じていた(※2)。

 もちろん、人知れず努力はしているのだろうが、努力すらも楽しみに変えてしまう才能を彼ら・彼女たちは持っているのではないか。それはとりわけ、この10年の子役ブーム最大の牽引役である芦田愛菜に顕著である。

芦田愛菜の「全部を楽しむ」力のすごさ
 2017年放送のドキュメンタリー『山田孝之のカンヌ映画祭』(テレビ東京系)で、山田孝之と行動をともにする芦田を追った映画監督の松江哲明は、《僕が芦田さんを見ていてすごいなと思うのは、全部を楽しむんだよ。急に映画大学とか連れていかれても、話を聴きながら大事なところを色分けしてノートをとってくれる。(中略)よくわからない状況に置かれてもちゃんとそれを楽しもうとするというのが、たぶん小さいときから身についている姿勢なんだろうなと》と証言している(※3)。

 芦田は1年に100冊は読むという読書家としても知られる。幼い頃から読んできた本について振り返った著書『まなの本棚』には、森鷗外の『舞姫』、樋口一葉の『たけくらべ』など、大人にもハードルが高い本も多々挙げられているが、《森鷗外の文章はすごく知的だと思います。読む人に「ついてこい!」と言わんばかりのちょっと上から目線な雰囲気もあって(笑い)》、《『たけくらべ』は、少女まんがにもなりそうなストーリーですよね》といった具合に感想をつづり、いずれも楽しんで読んだことが伝わってくる(※4)。

ダンテの『神曲』は難しくて挫折…しかし
 そんな彼女も、ダンテの『神曲』に挑戦したものの、難しくて途中で挫折したと明かしているのを読むと、ちょっと安心する。ただ、《そんな自分が恥ずかしくて。背伸びしすぎたかなと》とも述べ(※5)、悔しさを隠さないところに、読書を通して常に向上しようとする姿勢をうかがわせる。

 読書で身につけた知識や教養は、現在出演中で、さまざまな分野から大人顔負けの知識を持った子供たちが登場するバラエティ番組『サンドウィッチマン芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日系)などにも活かされている。俳優業でも活躍は続き、昨年公開の映画『星の子』(大森立嗣監督)では主人公の中学生を演じ、“あやしい宗教”にのめり込んだ両親など、周囲の大人たちの言動に揺れ動く感情の機微を丁寧に表現していたのが印象深い。

「誰かのために進んで動ける人はかっこいいなと思っていました」
 同作の公開を前にしたインタビューでは、小さい頃の夢を訊かれ、《夢というほどのことではないんですけど、人が見てないところで努力できる人だったり、誰かのために進んで動ける人はかっこいいなと思っていました。自分自身もそういう人になれたらいいなと思います》と答えていた(※6)。これだけ表舞台で活躍している彼女が、見えないところで努力したり動けたりできる人物でありたいと理想を抱いていることに驚かされる。

 巷間では、将来はニュースキャスターになるのではないかという声もあるようだが、本人は《いろんなことに興味を持って視野を広げていきたいので、「どれか一つ」ということじゃなくて、たとえば医学とか宇宙とか報道とか、常にいろんなことに興味を持っていたいです》と語っている(※7)。どんな道に進むにせよ、まだ17歳。来年4月の民法改正にともない、1年後には18歳で成人に達するとはいえ、今後の進路について考える時間はまだたっぷりある。

“俳優・芦田愛菜”が秘める無限の可能性
 それでも、筆者としては、別に仕事を持つとしても、やはり俳優業は続けてほしいところではある。それというのも、彼女が著書のなかで、ドラマ『Mother』を中学生になって見返したところ、ストーリーをわかっているつもりだったのが、自分の思っていた話とはずいぶん違うと気づき驚いたと書いていたからだ(※4)。

 演技もまた、どんな天才子役でも、脚本を十分に理解できるようになってからではまったく違ってくるのは当然である。たとえば今後、彼女が徹底的につくりこまれた作品を精読した上で役づくりしたのなら、どんな演技を見せてくれるのか。あるいは自分で希望する作品を、映像化なり舞台化なりしたのなら、どう展開するのか。そう考えると、俳優としての芦田愛菜はまだまだ多くの可能性を秘めている。

※1 『AERA』2011年8月22日号
※2 『女性セブン』2019年10月17日号
※3 『ユリイカ』2017年8月臨時増刊号「総特集 山田孝之
※4 芦田愛菜『まなの本棚』(小学館、2019年)
※5 『婦人公論』2020年4月14日号
※6 『MEN'S NON-NO』2020年11月号
※7 『週刊朝日』2019年8月30日号
近藤 正高

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