90年代の国産スポーツカー

90年代、80年代後半からのバブルによる売上増を勘違いした自動車メーカー、特に企画/開発関係者はクルマ作りの方向を勘違いした。最初から3ナンバーのシーマや、通常5ナンバーサイズのノーマルスカイラインに対する3ナンバー専用サイズのGT-Rの需要を見て、良い機能のクルマを作れば、売れると勘違いした。

1つは、クルマが規格商品であるコトを忘れてしまったコト。クルマの機能たる、走る止まる曲がるを追求するあまりか、5ナンバー枠を平気で踏みハズすクルマが増えた。プロレスで言えば、ジュニアヘビーかヘビーかの階級の問題だ。

1つは、クルマを売るために最低限必要な要素を勘違いしたコト。安さ、車庫、乗員は、家庭や企業が車両購入する上では、最低限必要な要素だ。専用部品や売上減による対象数量が減ると、原価がハネ上がるのだ。

RX7はFC⇒FDで車幅拡大された。FCは5ナンバーだったが、FDは車幅のせいで3ナンバーになったハズ。

NSXやGT-Rやスープラらはエンジンから3ナンバー規格なのだから、無差別級対応で排気量アップやパワーアップやサイズアップも徹底的にやれば良かった。でなければ、5ナンバー規格厳守の方法論でも良かったのだ。

例えば、ニッサンがR31GTS-R的に、R32でもRB20DETTで5ナンバーサイズ遵守しても良かった。グループAは台数出れば認められるから、GT-Rだけサイズアップしたが、レギュレーションのイタズラと混同してしまった。ニッサンがそうしていたら、トヨタも80スープラを市販から3SGTEやって、ホンダもNSXを直4ターボ横置で作っていたかも知れない。ホンダがNSXを直4ターボで作っていたら、トヨタがMR2でデキていたのだから、あのバカなアルミ作りしなくて良かったかも知れないし、縦置ミドシップしたかも知れない。

ワタシ個人が90年代で最高のスポーツカーを挙げるなら、SW20のMR2だ。当初、足回りの品質や仕上げの粗さを責められていたが、セリカ系やED系らと共用すると思えば最初からいいモノ使っても原価維持デキてる可能性はあった。

フェラーリディノ246GTやランチアストラトスはV6横置だったのを、後継037らは横置直4ターボになったのを考えても、モノコックミドシップやるなら250~350馬力、それなら2リッター直4ターボで十分じゃん!って、感じに思えた。

それを、トヨタは煮詰めず、MRSで茶化した。排気量1.8リッターに下げ、遊びクルマとしてオープンにしてしまった。

惜しいクルマだった。

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【1990年代の国産スポーツカー】人気ランキングNo.1が決定! 第2位は日産 スカイラインGT-R
11/3(水) 14:00 Yahoo!ニュース
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画像は「Amazon.co.jp」より引用
 10月16日から10月22日までの間、ねとらぼ調査隊では「『1990年代の国産スポーツカー』であなたが一番好きなのはどれ?」というアンケートを実施していました。

【画像:ランキング29位~1位を見る】

 投票対象は1990年代に発売されたクーペを中心とするスポーツカー・スポーティカー全29車種。好きな車種が投票項目にない場合は「その他」に投票していただき、コメントで車種を教えてもらいました。

 今回の投票では、1万9483票もの投票をいただきました。ありがとうございます! それでは結果を見ていきましょう。

 (調査期間:2021年10月16日 ~ 10月22日、有効回答数:1万9483票、質問:「1990年代の国産スポーツカー」であなたが一番好きなのはどれ?)

●第3位:ホンダ NSX
 第3位は「ホンダ NSX」で、得票数1594票でした。ホンダのフラッグシップスポーツカーとして1990年に登場。エンジンを運転席後方にレイアウトし、後輪を駆動するミッドシップエンジン・リアドライブ方式で、量産車として世界初の「オールアルミ・モノコックボディー」を採用したことも話題になりました。

●第2位:日産 スカイラインGT-R
 第2位は「日産 スカイラインGT-R」で、得票数は2291票でした。KPGC110型の生産終了から、16年ぶりに復活したスカイラインGT-R。全日本ツーリングカー選手権で勝つことを目標に開発されたBNR32型をはじめ、1990年代にはBCNR33型とBNR34型が登場しました。世代を超えて愛されている人気車種です。

●第1位:マツダ RX-7
 第1位は「マツダ RX-7」で、得票数は2810票でした。1985年から1992年にかけて2代目「FC」、1991年から2003年にかけて3代目「FD」を展開。FDは流線型を際立たせたデザインとなり、「サバンナ」の呼称が外されディーラーの名を冠した「アンフィニRX-7」と呼ばれていましたが、後に「RX-7」が正式名称となりました。
hiro.

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