ホンダNSX、本田宗一郎退陣でネジ曲がったクルマ作り!

いくら、ifを用いても、戻るモノなど何もない。しかし、誤った解釈が美化され何度も報じられるなら、何度でも言わなくてはならない。

初代ホンダNSX、クルマ作り破綻の象徴だ!

第2期F1の成功した時期、ホンダは創業者本田宗一郎を経営から隔離した。生きてる限り名を利用しつつ、良いイメージを利用しつつ、自分達の好き放題を始めた。

NSXらしきドンガラをA・セナや中嶋悟らを使って走らせ、ファンの眼に触れさせた。そして、'87年までのホンダ総監督桜井淑敏サンを市販車開発に異動させた。コレらは"F1イメージ技術の市販フィードバック"を予感させるに十分だった。当時のF1やF3000エンジンのイメージを受け継ぐ、V6ツインターボやV8やV10やV12を思い描いた。桜井淑敏サンは赴任早々「ホンダがやれば、フェラーリやポルシェをブッちぎる!」と宣言した。

しかし、ソレらはまやかしに過ぎなかった。桜井淑敏サンは、すぐにホンダを辞めた。イヤな予感が走った。出て来たクルマは、レジェンドのエンジンをDOHC-VTEC化したレベルの3リッターV6NAを横置ミドシップ。開発時、比較対照にしていたフェラーリ308/328GTBのリファイン、当のフェラーリは縦置V8&横置ミッションの348tbを出すのに、時代遅れも甚だしかった。パワー数値で勝っても、実質トルクでは値段1/3くらいの2リッター直4ターボのトヨタSW20型MR2にも劣る。

オールアルミ?自らがハマり込んだだけでなく、以後の世界中の自動車メーカーをミスリードした。ホンダはオートバイもやっている。横置ミドシップユニットを制震するのに、ペラペラモノコックではダメであるコトをオートバイ側はわかっていたろう。制震でも成形技術でも、オートバイ工場の鋼管フレームないしはアルミフレーム技術を使えば、もっと大パワーにも耐え得る車体を安価に量産デキた。しかし、クルマ側は自らのアルミ工場を作らせるバカさ!本田宗一郎が関わっていたら、許さなかったろう。その採算悪化から、本田宗一郎死去を良いコトに、92年限りでのF1撤退を発表した。

NSXに続き、ビートや4代目プレリュードやデルソルやS2000など、関心を引き掻き立てつつ裏切るクルマ作りは繰り返された。

 

 

 

 

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世界でも類を見ないオールアルミニウムのモノコックボディを採用した、初代「ホンダ NSX」【スーパーカークロニクル/050】
7/5(水) 19:02 Yahoo!ニュース
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ホンダ NSX<初代>(HONDA NSX:1990-2006)
 
1960年代の名車、トヨタ 2000GT以来の本格的な国産スポーツカーとして登場した。
1970年代の後半に大ブームが起き、今もなお人々を魅了してやまないスーパーカーたち。そんな懐かしいモデルから現代のハイパースポーツまでを紹介していく、スーパーカークロニクル。今回は、ホンダ NSX(初代)だ。

【写真はこちら】当時のF1ドライバーである中嶋悟アイルトン・セナも、ニュルでの走り込みに参加した(全6枚)

元号が昭和から平成に改まった1989年。ホンダは今までにないミッドシップスポーツカーのプロトタイプ「NS-X」を発表した。そして翌1990年の9月、そのプロトタイプは車名を「NSX」と改めて発売される。1960年代の名車、トヨタ 2000GT以来の本格的な国産スポーツカーの誕生の瞬間だった。

NSXが発売された当時の日本は、バブル景気のまっ只中。前年の1989年はR32 日産スカイラインGT-Rをはじめ、ユーノス ロードスタートヨタ セルシオ、スバル レガシィ(いずれも初代)が発表され、「日本車のヴィンテージイヤー」といわれた年だった。

NSXはスポーツカーとして理想的なミッドシップとする一方で、当時の市販車としては世界でも類をみないオールアルミニウムのモノコックボディを採用するなど、常識にとらわれないクルマでもあった。その車両価格は、当時の国産車最高となる800万円(ATは60万円高)、その価格帯からもNSXは日本のスーパーカーと認識されるようになった。

NSXの開発にあたっては、ドイツのニュルブルクリンクなどでテスト走行が行われ、当時のF1ドライバーである中嶋悟アイルトン・セナも参加している。開発当初はボディ剛性が足りずに苦労したというが、走り込みと造り込みを繰り返し行うことで、軽量かつ高剛性なオールアルミニウムのボディを完成させた。

最終的には3.2L NAで自主規制値いっぱいに
搭載されたエンジンは、フラッグシップ セダンのレジェンド用の2.7L V6 SOHCをベースに、排気量を3Lに拡大し4バルブDOHCヘッドにVTECを組み込んだC30A型。自然吸気ながら最高出力は自主規制値の280ps(AT仕様は265ps)、最大トルクは30.0kgmを発生した。

1997年には、MT仕様車に排気量を3.2Lに拡大したC32B型エンジンを搭載。2001年にはビッグマイナーチェンジが行われ、ヘッドランプがリトラクタブル式から固定式に変更されている。また、サーキット走行に特化した「タイプR」やタルガトップの「タイプT」なども追加され、2005年末までに15年以上にわたり2万台近くが生産された。

■ホンダ NSX(初代) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4430×1810×1170mm
ホイールベース:2530mm
●車両重量:1350kg
●エンジン種類:60度V6 DOHC
●総排気量:2977cc
●最高出力:280ps/7300rpm
●最大トルク:30.0kgm/5400rpm
●燃料・タンク容量:無鉛プレミアム・70L
トランスミッション:5速MT
●駆動方式:横置きミッドシップRWD
●タイヤサイズ:前205/50ZR16、後225/50ZR16
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