日本シリーズ第6戦のカギ

第5戦まで、明らかに流れはヤクルトにある。オリックスの外人中継2人のハズれっぷりと、懲りずに複数回起用してせっかくの流れを戻してしまう中嶋監督が原因だ。先発投手の決定に於ても、25年ぶりの日本シリーズを制覇する明確な意思を感じられない。単に、シーズンからCS経て日本シリーズまで、ローテーションを淡々と組み回しただけだ。第5戦後の勝利監督インタビューで、"熱が上がらなければ"山本由だと言っていた。カレは体調崩していたのか?

ヤクルトは高津監督以前にも、真中監督でも日本シリーズに出ている。原巨人でも2年間勝てなかったソフトバンクに、山田のホームラン3発で1勝している。野村イズムが生きているなら、第5戦に奥川でトドメを刺しに行って然るべきだった。奥川なら、夏の甲子園決勝に敗れただけに、意味をわかるハズだし、全力で向かってくれるハズ。

しかし、オリックス山本由もヤクルト奥川も、第6・7戦まで2度目の登板はなかった。両監督の"今日、勝つ!"という意思表示を感じない。どちらも、"コレで勝てないなら、仕方ないョ。"という意思しか見えない。

オリックス、今日勝ってもタイにしかならない。こんな試合に山本由を登板させて、バックや寒い屋外神戸球場のファンが熱くなると思うか?万が一、山本由の体調不良がホントで、ヤクルトに先取点取られたら、ドッチラケで終わる可能性すらある。

第6戦のキーは、オリックス山本由伸しかない。ヤクルトを牛耳る圧倒的ピッチングをしてシャットアウトできれば、流れをスクエア以上に持って行ける。1-0が、何-0になるかで、第7戦の流れが違う。そうならなければ、流れはあまり変わらない。

ヤクルト、今日も奥川は放らないみたい。ある意味、今日明日どちらか、勝てる方で勝てば良いのだ。流れはヤクルトだ。変な負け方をしなければ、良いだけだ。意外に、流れの読みといい、元ヤクルト⇒西武⇒ロッテ広岡監督的だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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日本S第6戦以降のキーマンは? 専門家が分析するヤクルトとオリックスの鍵
11/27(土) 13:13 Yahoo!ニュース
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オリックスは山本、宮城の先発が予想され「ヤクルトは先発が役割重大」
 
オリックス・山本由伸、宮城大弥、ヤクルト・奥川恭伸、高梨裕稔(左から時計回り)【写真:荒川祐史】
SMBC日本シリーズ2021」はヤクルトが3勝2敗でオリックスをリードし、27日からは、舞台をほっともっとフィールド神戸に移して行われる。史上稀に見る大激戦となっている今年の日本シリーズ。日本一の行方を左右しそうな両チームのキーマンは誰か。現役時代にヤクルト、日本ハムなど4球団で捕手として活躍した野球評論家・野口寿浩氏が分析した。

【写真】オリックス吉田正の妻は「ばり美人」 新妻ゆり香さんらとのスリーショット

 オリックス中嶋聡監督は25日に行われた第5戦の試合後に、お立ち台で第6戦の先発をエースの山本由伸投手と明言した。野口氏は「山本も、第7戦先発が予想される宮城も、相手打線にとっては点を取ることがなかなか難しい投手。だからこそヤクルトは、投手陣の踏ん張りが鍵になる。特に先発投手の役割は重大です」と指摘した。

 ヤクルトは21日の第1戦に先発し、7回1失点と好投した奥川恭伸投手が中心となるが、シーズン中は最短でも中9日以上の間隔を空けて先発してきた。第6戦に先発するとすれば中6日、第7戦だとしても中7日となり、未知の領域となる。22日の第2戦で5安打完封を成し遂げた高橋奎二投手も、プロ入り後最多の133球を投げており、回復度合いは未知数と言える。

「第6戦の先発にはシリーズ初登板となる高梨裕稔投手をあて、奥川を第7戦にスタンバイさせる可能性が高い。高梨は好調時でも手痛い1発を食らうことがあるところ(今季は12試合で被本塁打11)が不安材料ではあります。短い間隔での先発となる奥川は対応力が試されます」と野口氏は語っている。

 一方のオリックスはどうか。「2番を打つ宗が当たっている(今シリーズ打率.311)。3番の吉田正も打率こそ、いまひとつ(同.227)だけれど、ここぞのチャンスでは強い。4番の杉本も好調(同.300)。となると、8、9、1番あたりでいかにチャンスを作り、宗以下へと繋げるかが鍵だと思います。早めに点を取って山本、宮城を楽に投げさせたいところでしょう」と同氏は読む。

 25日の第5戦では、33歳のベテラン安達了一内野手に代わって、高卒3年目・20歳の太田椋内野手を「8番・二塁」に抜擢した中嶋監督。7回に勝ち越し適時三塁打を放つなど2安打1打点とこの起用が見事に的中した。野口氏は「指名打者制が採用される第6戦は、太田か捕手の若月が9番に入ると思うが、1番にいかに繋げるかは結構重要です」と強調した。第5戦までは全て2点差以内で決着。最後の最後まで、一瞬たりとも見逃せないシリーズとなりそうだ。
宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki

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