福岡国際マラソン、最後なら・・・。

福岡国際マラソン、何で最後かわからないが、敷居を上げ過ぎたせいではないの?

福岡育ちのワタシにとって、旭化成の宗兄弟以降の選手が参加した九州一周駅伝と、別大毎日マラソンと、福岡国際マラソンは年中行事だった。

実質五輪選考レースの最後でもあったから、記録よりも勝負としての意識だった。

子供の頃、別大毎日マラソンで宗兄がサラザールに次ぐ世界歴代2位の2時間9分12秒を出したハズ。サラザールは2時間8分ちょいだった。(後に、取り消されたが。)その翌年の福岡、宗兄が前半を世界新更新のハイペースでブッちぎった。当時、早大学生の瀬古が35キロ過ぎで抜き去り、優勝した。その翌年は宗兄弟と瀬古が平和台競技場での勝負にもつれ、瀬古がラストスパートで優勝、モスクワ代表3人の1-2-3ゴールだった。途中には、有名になる前のR・キャステラも福岡を制し、ヘルシンキ世界陸上チャンピオンになった。

日本男子マラソン、モスクワ不参加、ロス惨敗後、ダイエー中山が出たのも福岡だった。そして、日本陸連選考矛盾の物議を醸したのも福岡だった。中山や児玉や森下らとの正面対決を、瀬古が回避した。超大雨の中、中山が超ハイペースでブッちぎった。途中に中山を妨害した通行人がいて、記録も妨げられた。

福岡という日本屈指の政令指定都市での開催、海辺で風などの条件が悪く、季節メリットを殺していた。昔は、五輪マラソン2連勝のチェルピンスキーや、有名になる前のR・キャステラらも来たが、敷居を上げ過ぎたら、極東たる日本、福岡なんかに来るメリットは、外人ランナーにもないだろう。

最後なら、いっそ、シューズフリーにしてくれたら良いのに。アクティブギアのファウルラン、誰か使って走ってくれないかな?

 

 

 

 

 

 

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福岡!明日で歴史に幕【シューズヒストリー】
12/4(土) 14:05 Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラム
牧野仁 
ラソン完走請負人/ランニングトレーナー
 
|1947年昭和22年に歴史のスタート
 金栗賞朝日マラソンとして、昭和22年の1947年に幕を開け、数々の名選手が走り続けた。大会も明日で、その歴史の幕を閉じることとなりました。今回はシューズの歴史を振り返り紹介します。

 
|カナグリタビから歴史がスタート
 マラソンシューズの原点は、ハリマヤ「カナグリタビ」(上記の写真の左上)で、ヘルシンキにも出場した「山田敬蔵選手」などが履き優勝を飾っています。

 
|1960代以降はマジックランナー
 今のアシックスである。オニズカタイガー「マジックレーサー」が1960年のランナーをサポート。つま先にベンチレーションを入れ通気性を上げ、快適性もあげています。あのアベベ選手の世界記録を塗り替えた「寺澤徹選手」などが履き優勝をし、その真価が現在の「ソーティーマジック」に受け継がれ、フランクショーターから宗兄弟、瀬古選手など多くのレジェンドへと引き継がれました。

|2010ではadidasなどが
 2000年に入り、最後に連破したのが、世界記録も持っていた「パトリックマカウ選手(ケニア)」。彼の足にはadidas「adizeroJapan2」と時代が大きく変わりつつありました。

 
|現在は厚底シューズへ
 近年はNikeヴィパーフライやアルファフライに代表される。カーボン内蔵の厚底シューズが席巻。大きくシェアを広げました。

 そして明日は、アシックス「メタスピードスカイ」アディダス「adiospro2」などどのようなシューズでラストランを走るのか明日の号砲が待たれます。


Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
 有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行(旅RUNの名付け親)や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書;楽して走ろうフルマラソンランナーズ)。フルマラソンスタートBOOK(エイ出版)。目からウロコのフルマラソン完走新常識(実業之日本社)など多数。
テレビ;「ラン×スマ(NHK BS)」「ソレダメ(テレビ東京)」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌;Tarzan(マガジンハウス)ランニングスタイル(エイ出版)MONOQLO(晋遊舎)など、監修
YouTubeチャンネル:ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野
牧野仁

ラソン完走請負人/ランニングトレーナー
楽に、楽しくを走るをモットーに、2006年Japanマラソンクラブを立ち上げ、旅RUNなどをプロデュース、NHKBS「ラン×スマ」などテレビ出演や著書「楽して走ろうフルマラソンランナーズ)」著書多数

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