スポーツカー受難の時代?単に、自動車メーカーの市場把握乖離だョ!

自動車マスコミは、状況をキチンと把握して記事を書いているのか?政治家や官僚に忖度して記事を書くマスコミの如く、自動車メーカーに忖度して書いているのか?

80年代終わりから、自動車メーカーは思い上がった。バブルに任せて、基本は5ナンバーのクルマでも、3ナンバーのクルマでも、確かに売れた。だから、今後も、大きくても機能の良いクルマを出せば売れると勘違いした。

クルマは規格商品だ。規格に合わせて税制も違うし、大抵のやや古い日本の家の車庫や駐車場は5ナンバーサイズを基準に土地やスペースを割り付けている。屋外型の駐車場なら、出入りが苦しくなる程度で済んだかも知れない。しかし、屋内の車庫ではドアを満足に開けられないコトにもなりかねない。また、田舎の畦道や都会の細い道でも5ナンバーや軽自動車がいっぱいいっぱいの場所もある。自動車メーカーの企画も開発も、甘く見ていたのだ。

インテグラも4代目になり、車幅1.7mをハミ出した。外国なら問題なかったが、日本では税制も繰り上がる。元々、1.7m超しても良いヒトは、バブル期に3ナンバー車を買っているのだ。それでは不便なヒトが5ナンバーや軽自動車を買ってる。それなのに、ホンダも同じ愚を犯し、自らの首を絞めた。

Z33は、単にカルロス・ゴーンのバルーンとして復活した。ゴーンにとっては、バルーンとして押し出し強いクルマなら、実際に速くなくてもカッコ悪くても何でも良かった。中村にやらせたのはあくまで繋ぎ、水野にGT-Rをやらせるから。目先の小変更で変わり映えするクルマ、拡幅して排気量増やしただけ、平面に貼り紙しただけのデザイン。

RX8、マツダとして何がしたかったのか?この排気量の2ローターなら5ナンバー規格内なのに、FDに続き車幅でハミ出した。ターボもやめた。観音開きドアによるクーペルックスのアイディアは良かったが、車高も高くレースの土台にも使われなかった。軽くコンパクトにシンプルにという、開発の基本を踏まなかった。ポテンシャルを感じなければ、ファンは付かない。

どれも、自動車メーカーや技術者が、クルマ作りを甘く見た結果でしかない。

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スポーツカーにとって受難の時代にあえてデビュー!? 2000年代初頭に登場した高性能車3選
12/17(金) 16:10 Yahoo!ニュース
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高性能車が一気に消えた後に登場したスポーツカーを振り返る
 日本の自動車市場では、これまで何度も大きな転換期を迎えてきました。なかでもクルマ好きにとって衝撃的だったのが2000年代の初頭の出来事です。

【画像】カッコよすぎる! 2000年代になって登場した高性能車を見る(23枚)

 
2000年代初頭という高性能車には冬時代に誕生したスポーツカーたち
 この時代には排出ガス規制の強化や衝突安全基準の改正などがあり、その影響から日産「R34型 スカイラインGT-R」や「S15型 シルビア」、トヨタ「A80型 スープラ」、三菱「GTO」などの伝説的なスポーツカーが次々と生産を終えることになりました。

 さらに、ニーズの変化から販売台数が低迷していたことも、フルモデルチェンジされなかった理由のひとつと考えられます。

 しかし、この逆境の時期に産声を上げたスポーツカーも存在。

 そこで、21世紀のはじめにあえてデビューを飾った次世代のスポーツカーを、3車種ピックアップして紹介します。

●ホンダ「インテグラ

 
シリーズの集大成ともいうべき進化を遂げた4代目「インテグラ
 ホンダのアメリカ法人は2021年11月11日に、アキュラブランドの新型「インテグラ」プロトタイプを世界初公開しました。発売は2022年前半の予定で、インテグラの名が復活するとあって注目されています。

 このインテグラは、2001年に4代目が登場しました。グレードはスタンダードモデルの「iS」と、高度にチューニングされた「タイプR」の2タイプと、シンプルなラインナップでした。

 ボディは3代目が3ドアハッチバックと4ドアハードトップセダンだったのに対し、4代目は3ドアハッチバックのみに整理されました。

 パワートレインは、iSに実用域のトルクを重視した最高出力160馬力の2リッター直列4気筒i-VTECに、トランスミッションは5速MTと5速ATを設定。

 タイプRにはiSと同型の2リッターi-VTECエンジンながら最高出力220馬力を誇り、トランスミッションは6速MTのみです。

 足まわりはフロントにストラット、リアにダブルウイッシュボーンを採用した4輪独立懸架で、iSでも優れたコーナリング性能を発揮しましたが、タイプRではサーキット走行を想定したハードなセッティングが図られており、FFスポーツカー最速と評されました。

 かなり完成度が高かった4代目インテグラですが、クーペ人気の低迷から以前ほどの人気を得られず、2007年に生産を終了。

 そして前述のとおり、15年ぶりに復活を果たすことになりました。

●日産「フェアレディZ

 
まさに日産リバイバルプランの象徴だったモデル「Z33フェアレディZ
 今や日産のみならず、日本を代表するスポーツカーに君臨しているのが「フェアレディZ」です。

 すでに北米仕様の7代目「Z」が発表されていますが、日本でも2022年に正式発表されるとみられています。

 フェアレディZは1996年に誕生して以来、途絶えることなく代を重ねましたが、2000年に4代目の「Z32型」をもって、一旦は生産を終えてラインナップから消滅してしまいました。

 しかし、2002年に「日産リバイバルプラン」を象徴するかのように、5代目の「Z33型」が発売されました。

 ボディは初代を思わせるフォルムの2シーター専用となり、エンジンも全車最高出力280馬力を発揮する3.5リッターV型6気筒自然吸気となり、Z32型にはあったターボエンジンを廃止。

 すべてを一新して、まさに新時代にふさわしいスポーツカーといえました。

 その後、2008年にはZ33型からキープコンセプトとした6代目の「Z34型」が登場。13年ものロングセラーとなり、2022年にZ32型以来となるツインターボエンジンを搭載した新型へバトンタッチされます。

マツダRX-8

 
最後のロータリーエンジン搭載車でありユニークなコンセプトの「RX-8
 マツダが誇るスポーツカーというと、現行モデルにもある「ロードスター」そして、2003年に生産を終えた「RX-7」が挙げられます。

 ハイパワーなロータリーターボエンジンを搭載したピュアスポーツカーとして、最終モデルの「FD3S型」RX-7は、走り好きから絶大な支持を得ていましたが、環境性能の対応が困難なことから消滅しました。

 しかし、同年にはRX-7からスイッチされるかたちで、新時代の4シータースポーツカーである「RX-8」が誕生。

 RX-8は大人4人がゆとりをもって搭乗できる室内スペースを確保するレイアウトで、観音開きの4ドア「フリースタイルドア」の採用が斬新でした。

 また、エンジンもRX-7から大きく変わって新開発の654cc×2の自然吸気ロータリーエンジンを搭載。トップグレードの6速MT車では最高出力250馬力を発揮し、レッドゾーンを9000rpmに設定する高回転型ユニットでした。

 優れた走りと高い実用性を兼ね備えたRX-8は一定の人気を獲得しましたが、やはり徐々に販売台数の低迷もあり、2012年に生産を終了。

 RX-8が最後のロータリーエンジン搭載車となりましたが、近い将来にEVのレンジエクステンダーとして、ロータリーエンジンの復活がアナウンスされています。

※ ※ ※

 ここにきて、2代目となるトヨタ「GR 86」とスバル「BRZ」が発売され、さらに前述の新型フェアレディZやホンダ新型「シビック タイプR」も2022年に発表される予定となっているなど、スポーツカーは今後も続々と登場します。

 また、誕生から14年を経て日産「GT-R」も改良されるなど、クルマ好きには朗報といえる状況です。

 しかし、ピュアなガソリンエンジン車はどのモデルも最後になると予想されており、次世代のモデルはEV化するのか、そもそも歴史に幕を下ろすのかは不明です。

 いずれにしても、高性能なガソリン車を手に入れるのに残された時間は、そう長くないかもしれません。
くるまのニュース編集部

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