NA、パワーアップの期待はしないコト。

ターボ車ならマフラー交換やブーストアップ、そして吸気系交換でかなりのパワーアップが見込める。それは、バルブ開閉やタイミングが変わらないコトで回転特性が変わらなくても、ブースト向上によるトルクアップが見込まれ、パワーアップするからだ。

しかし、NAに於いては吸気も負圧に依るため、バルブ開閉やタイミングが変わらない限り、大して変わりようがない。吸気フィルターを透過性濾過特性よいモノに交換すると、過渡特性が少し良くなる程度なモノだ。マフラー交換もターボ車ほどの効果は期待デキない。吸気フィルター自体、割と安い。ワタシもFJ20E積んだS12シルビアRSに乗っていた時、HKSのフィルターに替えていた。それを、何ヵ月毎に洗浄して使っていた。

ブレーキ液やホースやパッドをグレードアップするのは、あくまでメンテナンス時期に合わせて行なう。現行のタッチを味わっていないと、交換の効果も味わえない。それは、吸気フィルターでも同じコトだ。

NAで意外に侮れないのが、ガンスパークやガソリン添加剤。シリンダーにほんの少し強い火花が飛ぶだけで、アレって感じがする。ガソリン添加剤もアリャって感じ程度。

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お金はない! でもクルマはイジりたい! 効果抜群な「安くて」「コスパに優れた」カスタム4つ
2022/02/12 15:02 Auto Messe Web10

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低コストはもちろん長く使い続けられるものもある!

 チューニングもコストに対して見返りの多いパーツがある。そこで、ここではチューニングの最初にオススメの費用対効果の高いパーツをピックアップしていこう。

アルファードのおすすめカスタムパーツとは?価格やカスタム例をご紹介

高効率エアクリーナーフィルターへの交換

 まず有権者の皆さんにオススメしたいのは高効率エアクリーナーフィルターであります!! 純正のエンジンエアフィルターをもっともっと効率の良いものに交換するというチューニングだ。コスト的には3000~4000円ほどで、HKSやTRUSTなど有名メーカーのフィルターから発売されている。

 現代のクルマでは排気系パーツでの大幅パワーアップは厳しい。それでもマフラーや触媒を交換すれば、数字上のパワーよりもレスポンス面でかなりの効果はあるが、それ相応のコストも掛かる。ところがエアフィルターは投資が少ない割にエンジンレスポンスの向上と、数馬力の向上が望めることが多い。

 もちろん、汚れた純正フィルターからのリフレッシュ効果もあるし、高効率フィルターで抵抗が減る分の向上効果もある。ちょっとしたチューニングとして、まずオススメしたいのがエアクリーナーフィルターの交換だ。

ECUデータの書き換えで手軽にパワーアップ

 とにもかくにも現代チューニングにおいて、その根幹はECUチューンである。ECUの書き換えによってパワーもレスポンスも変えることができる。費用は国産車で10~15万円くらい。輸入車ではその倍くらいもすることがある。しかし、なんだかんだとコスパは良い。NA車で5~10%のパワーアップが可能で、ターボ車なら10~20%の向上も可能だ。

 また、アクセルレスポンスは各社で調整しており、より自然なフィーリングで走れる。この部分のメリットも大きい。コスパよくパワー系で仕上げるなら、エアクリーナーフィルターとECUでまとめるか、そこにマフラー交換まで含むかといったところ。スポーツ触媒までセットすればほぼ完成形である。

スポーツシートでホールド性をアップ

 シートは重要な部分だが、あまりにも乗り手の体型が異なることから、純正シートですべてに対応する性能を兼ね備えるのは不可能である。骨格の大きさとか、手足の長さによって座る姿勢も変わるし、力の入る部分も変わる。そのため、ぜひ自分のカラダに合ったモデルを体感してもらいたい。

 カラダを支えてくれるシートになれば、ステアリング操作に集中できるし、ペダル操作もより高い精度で可能になる。スーパーフォーミュラなどのレースでは、座った状態で発泡ウレタンを流し込んでマイシートを作り、シーズン中にシートが痩せてくると作り直したり、とにかくシートにこだわるという。

 市販車向けシートだと本体が10~20万円。シートレールが2万円ほど。決して安いものではないが、シートは次のクルマでも使える。シートレールさえ購入すれば、大抵のクルマでまた同じスポーツシートは使えるので、ある意味コスパの良いチューニングパーツでもある。

メッシュブレーキホースで意のままに止める

 ブレーキは思い通りに止まれることが大切。サーキットでは意のままに止まれればもっとブレーキを詰められるし、街乗りでも扱いやすいブレーキは安心感と、日々のドライビングプレジャーに直結する。そこでオススメはメッシュホースへの交換だ。

 ブレーキ踏力がゴムホースの弾力で逃げてしまうのを防ぎ、ソリッドで硬めのペダルタッチになることでブレーキがシャープに扱いやすくなる。メッシュホース自体は2~3万円で工賃も2万円程度。

 加えてブレーキフルードもスポーツモデルにすると、よりペダルタッチが洗練できる。スポーツフルードでも1台分で1万円程度あれば十分。合計5万円くらいでペダルタッチが激変できるのだ。パッド交換はもちろんスポーティな走りには必須だが、ブレーキホース交換もぜひオススメしたいチューニングだ。

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