木下隆之サン、御指摘は・・・二輪も四輪も安直になったョ!

木下隆之サン、御指摘の件、ホンダのクルマ、ホントにヤンチャか?パワー数字や派手なエアロなど、見かけのキャッチーな部分だけに眼を奪われて、そう言ってるんじゃないの?今のホンダのクルマ、何を以て買いたいと思う?FFというだけでも考えないし、スタイリングもフツ~になった。

ホンダのオートバイは、元々、二輪のトヨタだ。広いラインアップがあり、その上でヤマハやスズキやカワサキらに対抗するモノも作っていた。

本田宗一郎が亡くなったのは91年だっけ?アレ以降、F1のスタンスも変わり、オートバイの技術フィードバックも落ちた。オートバイでは、2サイクル250を90年型を93年までキャリーオーバーし、94年型はGP系オートバイの装備と違うガッカリ商品だった。GP250の右側片持ちプロアーム&右側チェーンも倒立フロントフォークもなかった。日立マクセルのエントリーカードなど、要らなかった。

90年代終わりに、2サイクルを辞めた。本田宗一郎生きていたら、オイル含めた排ガス問題を克服しつつ作れと指示したろう。

二輪も四輪も、安直なモノ作りに変わった。

 

 

 

 

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ホンダのクルマはヤンチャ、バイクは優等生? ~木下隆之の、またがっちゃいましたVol.138~
2022/04/21 17:00 バイクのニュース 27

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 新型ホンダ・シビックが熱い。2021年デビューの新型に搭載される直列4気筒1.5リッターターボは、本体の骨格から徹底的に見直され、内燃機関として素晴らしい完成度に達した。6速マニュアルとの組み合わせもあり受注は好調だ。

 追加となったハイブリッドは、まるでガソリン車と疑いたくなるほど刺激的な走りを披露する。電気モーターの出力状態を表示するパワーメーターは、まるでタコメーターであるかのように激しく弾ける。サウンドもアグレッシブにチューニングされている。獰猛に吠えるのである。しかも、まだ真打「タイプR」が控えている。ホンダはヤンチャで熱い。良い意味で想像を裏切って見せる。ライバルと同じことはやらない。それがホンダのDNAである。

ホンダ「CB500F」新型モデル登場 スケールダウン版の400ccモデル日本導入はありえる?

 一方、同じホンダでもバイクは正統派である。期待を裏切るよりも、きっちり期待に応える道を選んでいるように思う。品揃えも充実しており、排気量50ccの原付バイクからリッタークラスのスーパースポーツまで、どのユーザーも取りこぼさないという安定した姿勢を感じることができるのだ。

 いま、僕(筆者:木下隆之)は「CB1300 SUPER FOUR(スーパーフォア)」にまたがっちゃう日々を過ごしているのだが、搭載される排気量1300ccの直列4気筒エンジンは、低回転域から高回転域まで、どの回転域からも力強いトルクが溢れる。

 コーナーリングも上質で、確かな直進性が確保されているのに、体重移動すれば素直に旋回を始める。どこにも乗り辛さがない。優等生的な完成度なのだ。

 いやはや、同じホンダが作る乗り物でも、クルマかバイクかでこれほどまでキャラクターが異なる例も珍しい。BMWもスズキも、どこかでDNAに共通項ができるというのに、これが同じ本田宗一郎を祖とするメーカーとは思えないのだ。

 四輪界でのホンダを二輪界に置き換えれば、それはカワサキのような存在である。ヤンチャの塊なのだ。でも二輪界のホンダは……成績優秀な生徒会長のよう。

 四輪界に身を置き、バイクも好きな僕のアタマの中で、本田宗一郎イズムが分からなくなってきた……。

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