三菱GTO、スタリオン同様過剰重量!

モデルとしては、スタリオンの後継車種だったハズ。後継らしく、重量過剰もそのまんま引き継いだ。このクルマを三菱のイメージリーダーと位置付けたいなら、相応の扱いが必要だったのではないの?

ランエボをやったメーカーなのだ。ランエボをグレードアップしたクルマとして、作り続け改善続けていれば、ニッサンR35GT-Rを先食いできたのではないの?FRをスタリオン、4WDをGTOにすれば良かったし。

三菱とニッサン、グループになったのなら、GTOとGT-Rを共用、スタリオンとZとシルビアを共用、ランエボとパルサーを共用したら良いのではないの?

 

 

 

 

 

 

 

************************************

1代限りで消滅した三菱GTOは何が凄かったのか? バブルが生んだハイテク・クーペに迫る!
6/10(金) 20:40 Yahoo!ニュース
  71 
三菱GTOは1990年にデビュー。日本仕様は全車4WDだったが、北米仕様にはFWD(前輪駆動)も用意された。
1970年~1990年代に販売された“ちょっと、古い、クルマ”に焦点を合わせ、クルマをこよなく愛する俳優・永山絢斗が当時の車両の正体を暴く“探偵”に扮します。永山探偵をサポートする“物知り少年”は自動車評論家の小川フミオ(少年O)と『GQ JAPAN』編集部のイナガキ(少年I)のふたり。今回取り上げるのは、1代限りで消滅した三菱の2ドア・クーペ「GTO」だ。

【写真を見る】令和に残る美しき三菱GTO(21枚)超希少なグラストップ仕様に迫る!

当時最先端のメカニズムをふんだんに採用!
少年O:今回、探偵団が採り上げるのは、ハイテクのかたまりともいえるスポーティクーペ、三菱「GTO」! 今では考えられないほど勢いのあった当時の三菱自動車を代表するモデルです。

少年I:私が少年時代に、カッコいいなぁと思っていたモデルです。前後輪すべてを使って駆動、操舵、制動をおこなうという「オール・ホイール・コントロール」の理念に基づき開発されたそうで、ビスカスカップリング式フルタイム4WDシステムなど、当時最先端のメカニズムが数多く採用されました。

少年O:GTOは1990年に、「スタリオン」の後継として発表された2ドア・クーペですね。新世代の4WDスポーツカーを標榜していたものの、4ドアの高級セダン「ディアマンテ」と基本シャシーを共用していました。

探偵:GTOっていう響きは今聴いてもカッコいいですね! なぜでしょうか。

少年O:1970年に発売された「ギャランGTO」っていう走りがよかった2ドア・ハードトップ車から継承した名称ってことでしたね。そもそもGTOとは、レースに出られる認定をとったスポーツカーを意味するイタリア語で、フェラーリが「250GTO」(1962年)で広めて、1964年にGM系のポンティアックが「GTO」という高性能セダンを発売したことによって、日本でも知られるようになりました。後者は、ジョン・デロリアンが開発に関与したことでも知られています。日本でも熱心なファンがいますね。

探偵:私にとってのGTOは、どちらかといえば、フェラーリ1984年に発表した「288GTO」です。生まれる前のクルマですけど(笑)。

少年O:今回取材する三菱GTOは全幅が1840mmもあって、当時としてはかなり迫力あるボディでしたね。少年Iが述べた通り、テクノロジーの塊でした。印象的な装備のひとつが「アクティブ・エアロ。システム」という前後のスポイラーが電動で動く機構ですね。フルタイム4WD、4輪操舵システム、3段階で減衰力が変えられる電子制御ダンパー……さらにV型6気筒エンジンには、ツインインタークーラーツインターボと、三菱お得意だった電子制御可変吸気システム「MIVEC(マイベック)」を備えた高性能仕様もありました。このツインターボモデルには、ドイツ・ゲトラク社のマニュアル変速機が用意されていました。

探偵:2001年までのモデルライフのあいだに、これでもかとばかり改良がほどこされたし、フロントマスクをはじめとするエクステリアのデザインも変わったそうですね。でも私はやっぱり、今回取材する初代の印象が強いですが。

少年O:それはきっとモデル初期がいちばん売れたからでしょうね。登場した1990年といえば、まだまだ景気の良い時代で、GTOをはじめトヨタソアラ」や日産「スカイラインGT-R」などの高価な2ドア・クーペが、今では信じられないほど売れていましたから。

小学生の頃からGTOのパーツを買い集めていた!?
少年I:今回のモデルは1992年型のツインターボ・モデルです。神奈川県在住の大澤龍生さん(21)がオーナーです。

探偵:若いですね。驚きです。

少年I:そもそもは、大澤さんのおじいさん(71歳)が、自分の楽しみ用に2008年に買い求めたもので、ふたりで部品を集めたりしながら、現在の状態にまでもってきたといいます。最初は共同所有でしたが、最近、譲り受けたんだそうです。

探偵:欧米ではそういう話を聞きますが、日本でもあるんですねえ。いい話ですね。

少年I:大澤さんのおじいさんは、かつて新車のGTOが欲しかったそうですが、そのとき、大澤さんの父親がミニバイクに夢中で、そっちにお金を注ぎ込んでいて買えなかったとか。

探偵:父親っていうことは……。

少年I:いま41歳とのことなので、GTOがデビューした1990年は9歳だったということになりますね。

探偵:親子3代ですてきなモータリングライフを送っているんですね。

少年I:おどろくのは、大澤さんが小学生のときから、お小遣いを貯めてGTOのパーツを買い集めていたことです。現在、自宅の1室は買い集めたパーツの置き場になっているとか。

少年O:小学生が「トランスファーシャフト、ください」とかってショップに入ってきたら、ちょっとビックリしますよね。いや、私が店主だったら、嬉しくなってしまうかもしれません。

少年I:大澤さんにとって、GTOの魅力とは、スタイリングにくわえて、トルキーな走りとエンジン音だそうです。好きな仲間とオフ会を開いて、交換部品のこととか情報をやりとりするのが楽しくてしようがないとのことです。

驚くほど乗りやすい!
少年O:当時の三菱は、東京モーターショーのたびに、新技術満載のコンセプトカーを発表していたのが印象的です。たとえば、1987年に出品された「HSR」。295psのターボエンジン、フルタイム4WD、4WS(四輪操舵)、4IS(四輪独立懸架システム)、4ABS、アクティブESCなどを統合した「アクティブ。・フットワーク・システム」、それに300km/hからの制動を前提にした油圧稼動のエアブレーキ……。

探偵:夢のあるクルマですね。

少年O:1989年には、「HSK」が発表されます。これが1990年のGTOの原型です。夢の部分は少ししぼみましたが、さきに述べたとおり、三菱のもつ技術のオンパレードで、派手な印象を受けました。北米でも1990年から販売され、1991年には、当時の三菱と資本提携関係にあったクライスラーのブランド、ダッジから「ステルス」としても販売されました。

探偵:北米が主市場だったのですね。たしかに、シボレー「カマロ」やフォード「マスタング」と似た印象を抱きました。

少年I:じつは、大澤さんのおじいさんは1994年のGTO、いわゆる“中期型”も所有しているそうです。ふたりで、いろいろ手を入れるのが楽しいとのこと。

少年O:GTO愛が溢れていますね。運転した印象はどうですか?

探偵:じっさいに乗ると、同時代のホンダ「NSX」がわりとスパルタンな仕上がりだったので、GTOも多少の慣れが必要かな?と、思っていたのですが、乗りやすいんでビックリしました。クラッチも軽いですし、エアコンもよく効きますし。大澤さんがおっしゃっているように、トルクがたっぷりあって、扱いやすいんです。

少年I:ベースがディアマンテですからね。スポーツカーというよりかは、ロングツーリングを得意とするGT(グランツーリスモ)的な要素が強いです。

探偵:たしかにロングドライブしたくなりますね。運転した印象もさることながら、大澤さんの語るGTOへの愛が深すぎて、そちらの印象のほうが強く残りました(笑)。

少年O:ツインターボ車は42.5kgm(当時の表記)もの最大トルクが2500rpmで発生する設定です。大トルクゆえに、ドライブトレインのメインテナンスが必要になってくるというのもわかりますね。

探偵:インテリアの仕上げからも、大澤さんと、おじいさんとの愛情がひしひしと伝わってきました。

少年O:直線番長でなく、ハンドリングもいいので、飽きがこないんでしょうね。

探偵:これからも、おふたりで楽しいGTOライフを送っていただきたいものです。

【プロフィール】 俳優・永山絢斗(ながやまけんと)
1989年3月7日生まれ。東京都出身。2007年『おじいさん先生』(日本テレビ系列)で俳優デビュー。連続テレビ小説『おひさま』や『べっぴんさん』(NHK総合)、『ドクターX~外科医・大門未知子~ 第5シリーズ』(テレビ朝日系列)、そして2021年には『俺の家の話』(TBS系列)に出演。映画では2010年の『ソフトボーイ』で第34回日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞。

<出演情報>
・ドラマ「インビジブル」(TBS系列)
・映画『冬薔薇』2022年6月3日(金)全国ロードショー
・ドラマ『WOWOWオリジナルドラマ ダブル』6月4日(土)22時30分より放送・配信スタート
・映画『峠 最後のサムライ』2022年6月17日(金)全国ロードショー
・映画『LOVE LIFE』2022年秋 全国ロードショー


【衣装】
ジャケット/2万6400円
シャツ/9790円
パンツ/1万890円(すべてTRAMPOT)
その他スタイリスト私物。

問い合わせ先:
TRAMPOT:東京都目黒区鷹番3-18-18 ロフティ学芸大1F
03-5773-4210


まとめ・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.) スタイリスト・Babymix ヘア&メイク・新宮利彦 撮影協力・二子玉川エクセルホテル東急

************************************