アルテガ、見たコトあるけど・・・

ワタシが以前見たアルテガ、ランボルギーニのマーク付いてた。サイズ的にV8やV12が入っているワケはなく、慌てて調べたのを覚えてる。

しかし、バカ高いクルマの例に漏れずカーボン多用、年500台は頑張っている方かも知れないが、こういうチューナー/ビルダーって、フォーミュラーカーコンストラクターの猿真似をしなくてはならないのか?鉄フレームないしはアルミフレームを量産できれば、遥かに大量生産できるハズではない?年間5,000台はムリでも、年1,000台生産できたら半額近くに落とせるのではない?

トヨタがSW20型MR2でデキたコトを、他メーカー/チューナー/ビルダーがデキないとは思わないのだが。

 

 

 

 

 


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アルテガ GTは、年間生産がおおよそ500台の激レア ハンドメイドスポーツカーだった【10年ひと昔の新車】
2022/07/09 07:00 Webモーターマガジン1

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「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、アルテガ GTだ。

アルテガ GT(2011年:ニューモデル)
「アルテガ」の名を知っている人は、かなりのスポーツカー マニアといえるだろう。ドイツの小さなスポーツカー メーカーだが、オリジナルのシャシにフォルクスワーゲン製のパワーユニットを搭載したミッドシップ スポーツ、アルテガ GTを製造している。今秋(編集部註:2011年秋)日本デビューを果たしたばかりのスタイリッシュなGTを、さっそく走らせてみた。

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このアルテガ GTを製造しているアルテガ オートモービル社は、ドイツの電子システムサプライヤー「パラゴン」を経営するドイツ人のクラウス・ディーター・フレールス氏が、2006年にドイツ西部のヴェストファーレン州デルブュリックという街に設立した。ここでアルテガ GTは車体および各部パーツの生産から組み付けまでが行われており、年間最大500台の規模で、ほぼ手作りで生みだされている。

世界デビューは2007年のジュネーブ モーターショー。現在はアルテガ GTの1車種のみしか生産していないが、今年(編集部註:2011年)の同ショーで、EVスポーツの「アルテガ SE」が発表され、2012年4月から販売予定とのこと。今後の展開も楽しみだ。

さて、このいかにもスポーツカーという注目度満点のスタイリングは、BMW Z8やアストンマーティン DB9などのデザインを手がけたヘンリック・フィスカーが手がけたものだ。後方視界は少し悪いものの、カッコ良さは満点だ。給油口がアルミ削り出しになっているなど、細かいところまで凝っている。

反面、インテリアの質感はもうひとつ。液晶メーターや操作パネルに、アナログなストップウオッチなど、コンセプトはユニークだし、操作系もスマホ的で使いやすいのだが、全体的な仕上げ感が今後の改良に期待がかかるところ。もっとも、これらは現在改善中で、近々ブラッシュアップされるというから安心していいだろう。

軽量化のための素材を積極的に採用している
アルテガ GTが目指したのは、この強烈なデザインとともに、スポーツカーとしての機能性というだけあって、軽量化にはかなり力が注がれている。単体重量100kg以下というアルミニウム製スペースフレームを採用し、ボディも世界初のカーボンファイバーにより補強されたポリウレタンを採用している。ボンネットはさらなる軽量化を図るため、オールカーボンファイバー製だ。このおかげで、車両重量は1132kgに抑えられている。

走り出していちばん最初に感じたのは、このボディの軽さだ。しかもパワートレーンは、先代フォルクスワーゲン パサートR36に搭載されていた、直噴V6の3.6Lエンジン+6速DSG(DCT)なのだから、文句なしに速い! 最高出力300ps、最大トルク350Nmというパワースペックは、パサートR36のユニットからチューンされずに搭載しているが、パサートR36よりも600kg以上も軽いのが功を奏し、0→100km/h加速も4.8秒と1秒ほど上回っている。

エンジンサウンドの質感は、いわゆるスーパーカーには及ばないものの、勝手知ったるフォルクスワーゲンのパワートレーン+ブレンボのブレーキということで、なんとなく安心感があるのもいい。

そして、いちばん感動したのはハンドリングの良さだ。まず予想以上に真っ直ぐ走ることに驚き、またライントレース性が高くコーナリング性もいいのには感服した。電子制御式ステアリングが採用されているのだが、手ごたえ感のコントロールがうまく、気持ち良くコーナリングを楽しめる。

シフトゲートの節度感が足りないなど細かい調整は必要だろうが、ドイツではフォルクスワーゲンのディーラーで購入が可能だというだけあって、信頼性は高い。

EU総合燃費も10.9km/Lと、この手のクルマにしてはかなりいいから普段使いもOKの範疇にある。スーパーカーまでは手が出ないけれど、ちょっと目立てるスポーツカーで、ちゃんと使えて、見ても乗っても楽しいクルマを探しているなら、このアルテガ GT、選択肢のひとつとしてアリだと思う。(編集部註:アルテガ オートモービル社は2012年に倒産したが、現在もEVメーカーとして存続している)

■アルテガ GT 主要諸元
●全長×全幅×全高:4015×1882×1180mm
ホイールベース:2460mm
●車両重量:1132kg
●エンジン:V6 DOHC
●総排気量:3597cc
●最高出力:220kW(300ps)/6600rpm
●最大トルク:350Nm(35.7kgm)/2400-3500rpm
トランスミッション:6速DCT
●駆動方式:横置きミッドシップRWD
●燃料・タンク容量:プレミアム・68L
EU総合燃費:10.9km/L
●タイヤサイズ:前235/35ZR19、後285/30ZR19
●当時の車両価格(税込):1189万円

[ アルバム : アルテガ GT はオリジナルサイトでご覧ください ]

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